わが社の素材在庫量は、ここ1~2年は大よそ販売量の二ヶ月分で推移しています。この販売量には自社加工の使用分も含まれています。在庫する厚板は、素材メーカーに先物として契約するのが基本です。自社在庫で販売量を全てまかなっている訳ではありませんので、不足品については都度同業他社より現物を調達しますし、また市況の先行きによってはこの在庫率は高めたり低めたりもします。
しかしここにきて、在庫の持ち方について、わが社は大きな局面を迎えています。それは、わが社の素材販売事業と加工溶断事業の自社と取り巻く環境の変化と変遷によるものであり、過去の状態にはもう戻らない可能性もあります。
過去の素材販売においては、半年や一年の売れ筋を基にメーカーに発注して在庫すれば、それなりに売れました。売れ残った鋼種やサイズも、次のサイクルのようなものがあり、しばらくすればその波がやって来て、また在庫ははけていきました。
この素材販売のマーケットが明らかに縮小・複雑化しています。一部素材メーカーが自ら在庫をして我々と同じ機能を持ったり、メーカーとユーザーが我々中間流通を飛ばして直に取引をしたり、我々の仕入先にあたる商社がプロジェクト物件を追って、益々我々の市場は小ロット・短納期化している現象が確実になってきました。
ご存知のようにわが社は加工溶断については後発で、13年前となります。これまでの販路は紆余曲折があり、量を追っていた時代もありました。最近は多くはありませんが鋼材の完成品に近い、所謂エンドユーザーからの発注があます。そこからの仕事は、ほぼ加工する素材の厚みや鋼種は決まっています。
素材販売にしても加工溶断にしてもわが社の現在の販売先を分類すれば、同業他社つまり仲間的な存在、仲間的な先でもユーザーを掴んでいる存在、ユーザー的な存在、と主に三つになります。例えば一番目の先に、来月や再来月どんな鋼種やサイズが出るのかをヒヤリングしたとしても、特に近年その情報収取が難しくなっています。
“在庫を持てば売れる”から“売れる在庫を持つ”への大変革を、わが社は迫られています。従って、極論すればわが社の活動もユーザー開拓に傾注しなくてはならないことになりますが、簡単に一朝一夕に出来るわけでもありません。
素材販売と加工溶断は、わが社内でも互恵関係にあります。しかし営業活動のウエイトは、自ずと加工溶断になり、13年以前に比べてその選択肢があることに感謝しています。
しかしここにきて、在庫の持ち方について、わが社は大きな局面を迎えています。それは、わが社の素材販売事業と加工溶断事業の自社と取り巻く環境の変化と変遷によるものであり、過去の状態にはもう戻らない可能性もあります。
過去の素材販売においては、半年や一年の売れ筋を基にメーカーに発注して在庫すれば、それなりに売れました。売れ残った鋼種やサイズも、次のサイクルのようなものがあり、しばらくすればその波がやって来て、また在庫ははけていきました。
この素材販売のマーケットが明らかに縮小・複雑化しています。一部素材メーカーが自ら在庫をして我々と同じ機能を持ったり、メーカーとユーザーが我々中間流通を飛ばして直に取引をしたり、我々の仕入先にあたる商社がプロジェクト物件を追って、益々我々の市場は小ロット・短納期化している現象が確実になってきました。
ご存知のようにわが社は加工溶断については後発で、13年前となります。これまでの販路は紆余曲折があり、量を追っていた時代もありました。最近は多くはありませんが鋼材の完成品に近い、所謂エンドユーザーからの発注があます。そこからの仕事は、ほぼ加工する素材の厚みや鋼種は決まっています。
素材販売にしても加工溶断にしてもわが社の現在の販売先を分類すれば、同業他社つまり仲間的な存在、仲間的な先でもユーザーを掴んでいる存在、ユーザー的な存在、と主に三つになります。例えば一番目の先に、来月や再来月どんな鋼種やサイズが出るのかをヒヤリングしたとしても、特に近年その情報収取が難しくなっています。
“在庫を持てば売れる”から“売れる在庫を持つ”への大変革を、わが社は迫られています。従って、極論すればわが社の活動もユーザー開拓に傾注しなくてはならないことになりますが、簡単に一朝一夕に出来るわけでもありません。
素材販売と加工溶断は、わが社内でも互恵関係にあります。しかし営業活動のウエイトは、自ずと加工溶断になり、13年以前に比べてその選択肢があることに感謝しています。