今年5月千葉県公安委員会から、70歳から74歳までの運転免許の更新には高齢者講習を受講して下さい、との案内のハガキが届きました。私の免許の書き換えは、今年の誕生日の一カ月後までとなっていますが、それまでに、最寄りの指定自動車教習所で高齢者講習を受ける義務があるとのことです。この高齢者講習とは、具体的には実車指導を受けることでした。
高齢者の運転免許については近年法令が変わって、私にもしかるべき通知が来るとの認識はありましたが、この歳で自動車教習所に行くのだとの思いです。運転免許を18歳で私は取りました。以来運転は生活の一部となり、違反はありましたが事故を起こしたことはありません。最寄りの自動車教習所に予約して、6月の下旬高齢者講習を受けることにしました。
駐車場もあるとのことで、その日教習所には車で行きました。受講は午前9時から、受付は8時30分からです。教習所には7時45分に着きました。8時20分くらいになると、それらしき人が続々と車で来て駐車場に停めて事務所に入っていきます。遅れてはならないと、私も車から降り事務所に向かいました。受付で、講習手数料(6,450円)や持参したもの(お知らせのハガキや運転免許証)をまとめて袋に入れていたのを、カバンから出そうとしますが見当たりません。
車に戻り探すと運転席と助手席の間に落ちていました。慌てて降りたので、チャックが締まってなくカバンから落ちたのです。再度受付に戻り袋を取り出すと、手数料のコインがジャラジャラと子袋から音を立ててこぼれ落ちてしまいまいした。このような様子を見て、受付の人(女性)は口には出しませんが、やっぱり高齢者はこうなんだと思ったことでしょう。
その時間帯高齢者講習を受けに来たのは、私を含め6名でした。座学及び運転適性検査が60分と実車指導が60分、二時間の講習でした。二人の教官が対応し、6名を二手に分け、一方が座学・運転適性検査をやっている間にもう一方は実車指導でした。9時前に全員が揃っているので、年輩の教官がタメ口混じりで固くなっている我々をほぐしてくれます。教官と我々が雑談をしている中で、私が一番若いことを知ります。
講習がスタート。我々のグループは先に実車です。事務所の脇に置いてある教習車を教官が運転し、受講者が乗り込み、教習コースの一番端まで行きます。前方には段差があるところで、そこに乗り入れて、止まってから、バックして車を停める。模範を教官がやってみせます。後は教官が助手席に移動して、運転しない受講者二人は外に出て、一人がやってみることになります。
私が最初でした。前進しますが、緊張しているのか中々段差を乗り越えられません。ようやく乗り入れ停止してバックします。すると突然教官がブレーキを踏みます。後方確認をしていないとの指摘でした。昔の教習所の厳しい情景が蘇ります。次に二人が交代してそれぞれ行いますが、一人はスムーズに終わり、もう一人は何回もブレーキを踏まれていました。
それが終わり、教習コースを回りました。仮免スタイルで、先ず教官が手本を示し、交代し運転する受講者それを後部座席で見ている受講者、四人一緒に回ります。信号機交差点、踏切、一時停止、見通しがきかない十字路、直線で30キロ以上を出す個所等々、三人が一通り終わりました。私は教官にブレーキを一回踏まれました。一旦停止が甘く、完全にタイヤが止まっていないといわれました。
段差乗り入れ・バックでスムーズに終わった人は、コースでは特に注意されませんでした。この方は二種免許を持っていて、今でも臨時で観光バスを運転している人でした。もう一人は何回もブレーキを踏まれ、車を数分停められ教官からダメ出しをされていました。運転は普段あまりしていないようです。気になったのは、教官が声高で口調が厳しくなっていることでした(もっともその人は教官とのやり取りも少しピントがずれていたことも事実です)。
一時停止が甘かったことは深く認識し、改めなくてはなりません。長年の自分の運転に過信して、傲慢さが出ていたのかもしれません。そして教室に戻り、我々のグループは座学及び運転適性検査を受けることになりました。 ~次回に続く~
教本
高齢者の運転免許については近年法令が変わって、私にもしかるべき通知が来るとの認識はありましたが、この歳で自動車教習所に行くのだとの思いです。運転免許を18歳で私は取りました。以来運転は生活の一部となり、違反はありましたが事故を起こしたことはありません。最寄りの自動車教習所に予約して、6月の下旬高齢者講習を受けることにしました。
駐車場もあるとのことで、その日教習所には車で行きました。受講は午前9時から、受付は8時30分からです。教習所には7時45分に着きました。8時20分くらいになると、それらしき人が続々と車で来て駐車場に停めて事務所に入っていきます。遅れてはならないと、私も車から降り事務所に向かいました。受付で、講習手数料(6,450円)や持参したもの(お知らせのハガキや運転免許証)をまとめて袋に入れていたのを、カバンから出そうとしますが見当たりません。
車に戻り探すと運転席と助手席の間に落ちていました。慌てて降りたので、チャックが締まってなくカバンから落ちたのです。再度受付に戻り袋を取り出すと、手数料のコインがジャラジャラと子袋から音を立ててこぼれ落ちてしまいまいした。このような様子を見て、受付の人(女性)は口には出しませんが、やっぱり高齢者はこうなんだと思ったことでしょう。
その時間帯高齢者講習を受けに来たのは、私を含め6名でした。座学及び運転適性検査が60分と実車指導が60分、二時間の講習でした。二人の教官が対応し、6名を二手に分け、一方が座学・運転適性検査をやっている間にもう一方は実車指導でした。9時前に全員が揃っているので、年輩の教官がタメ口混じりで固くなっている我々をほぐしてくれます。教官と我々が雑談をしている中で、私が一番若いことを知ります。
講習がスタート。我々のグループは先に実車です。事務所の脇に置いてある教習車を教官が運転し、受講者が乗り込み、教習コースの一番端まで行きます。前方には段差があるところで、そこに乗り入れて、止まってから、バックして車を停める。模範を教官がやってみせます。後は教官が助手席に移動して、運転しない受講者二人は外に出て、一人がやってみることになります。
私が最初でした。前進しますが、緊張しているのか中々段差を乗り越えられません。ようやく乗り入れ停止してバックします。すると突然教官がブレーキを踏みます。後方確認をしていないとの指摘でした。昔の教習所の厳しい情景が蘇ります。次に二人が交代してそれぞれ行いますが、一人はスムーズに終わり、もう一人は何回もブレーキを踏まれていました。
それが終わり、教習コースを回りました。仮免スタイルで、先ず教官が手本を示し、交代し運転する受講者それを後部座席で見ている受講者、四人一緒に回ります。信号機交差点、踏切、一時停止、見通しがきかない十字路、直線で30キロ以上を出す個所等々、三人が一通り終わりました。私は教官にブレーキを一回踏まれました。一旦停止が甘く、完全にタイヤが止まっていないといわれました。
段差乗り入れ・バックでスムーズに終わった人は、コースでは特に注意されませんでした。この方は二種免許を持っていて、今でも臨時で観光バスを運転している人でした。もう一人は何回もブレーキを踏まれ、車を数分停められ教官からダメ出しをされていました。運転は普段あまりしていないようです。気になったのは、教官が声高で口調が厳しくなっていることでした(もっともその人は教官とのやり取りも少しピントがずれていたことも事実です)。
一時停止が甘かったことは深く認識し、改めなくてはなりません。長年の自分の運転に過信して、傲慢さが出ていたのかもしれません。そして教室に戻り、我々のグループは座学及び運転適性検査を受けることになりました。 ~次回に続く~
教本