「人魚の眠る家」 堤幸彦監督 ◯ ☆ 松竹
東野圭吾原作のヒューマン小説を実写映画化しました。
播磨薫子(篠原涼子)と和昌(西島秀俊)の夫婦には二人の子どもがいましたが、娘の小学校受験後に離婚することになっていました。そんな折、娘はプールの事故で脳死状態になるのでした。
ロボット研究の会社を経営する和昌は脳死状態の娘を科学の力でなんとかできないものかと部下の星野(坂口健太郎)に相談するのでした。はたして、科学は生命を操作することができるのでしょうか、それはしてもいいことなのでしょうか・・・。
脳死、臓器移植、生命科学、人工知能、そして家族のそれぞれの愛の形といったさまざまなテーマを包括した作品です。篠原はこの作品が彼女の代表作となるであろう名演をしています。しかしながら、この作品も子役たちにしてやられたと思わざるをえない名演技をしています。子どもたちの演技を引き出した監督の手腕でしょう。(☆)
タバコは、なし。無煙です。