相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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昭和戦前入幕、35%強が100kg未満

2017-01-05 20:56:59 | 日記
 いつからだったか、幕内力士の平均
体重が150kgを超過したのは…。やっ
ぱり昭和末期かなぁ?

 この度、『大相撲人物大事典』に拠って
昭和戦前に入幕した145名のうち、体重が
“三桁”に達していない割合を調査してみた。
〔但し、「99.5」は四捨五入して100…なので
該当しない。〕

 すると、意外に多く、52力士が100kg未満
で、全体の35.9%にもなる。

 殊に、90kg未満の軽量派を列記してみたい。
入幕順。

関脇 幡瀬川
前12 晴ノ海
関脇 両 國(←瓊ノ浦)
前5 吉野岩
前1 松前山(熊義)
小結 九州山(義雄)
前5 綾 若
前1 桂 川
前5 金 湊
前11 防長山
 〃 綾 錦(久五郎)
前6 若 潮
前5 大ノ森
小結 五ッ海
前4 緑 嶋(英三)

 以上、15力士であります。健闘を讃えたい。
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全敗が消えた星 その208

2017-01-05 13:19:15 | 日記
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 昭和三十三年夏場所、初日から六日目まで
星取表を真っ黒に塗り潰したのは3力士。
 翌七日目、3人とも白星を得て連敗脱出━幕
内全敗が消えている。

 後大関若羽黒。典型的な“あんこ”型の押し
相撲だったが、生来の稽古嫌いが祟って大関
で3場所不成績つづき陥落してしまった。

 元小結若葉山(貞雄=←岩平)は、173cm・94
kgの小兵・軽量だが、足取りが十八番。或る
とき彦山光三が「波枕」と決り手命名したら、
協会の在京理事が「素人にわかりづらい」と
いちゃもん…。

 後小結潮錦は、筋肉質タイプで投げ技が得意。
だから廻しが取れないと他愛なく負けた。

 若羽黒は短命だったが、あとの両者は元力士
として長寿を誇った。
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