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ヒポクラテスの誓い 中山七里

2016-10-04 | 本 な、は行(作家)

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)

舞台は大学の法医学教室。
医療ミステリーで、
5つの短編になっています。

主な登場人物は研修医の栂野真琴、
偏屈者の法医学の権威、光崎教授。
外国人准教授・キャシー。

医大の法医学教室に
「試用期間」として入った栂野真琴。

「既往症のある遺体が出たら教えろ」と
刑事に指示する光崎教授。
その光崎の感化を受け
おどおどしていた栂野真琴は
徐々にたくましくなってきます。

解剖することなしで
本当の死因が永遠に
闇になってしまうことって
かなりの数あるのかなと
思い巡らしてしまいます。

登場人物達それぞれの個性が際立っていて
分かりやすく読みやすい小説でした。

中山七里の得意技、
どんでん返しはなかったですが
結構楽しめました。

北川景子主役でWOWOWでドラマ化され
第一話がもう放映されました。
録画していてまだ見ていませんが…

本書の続編として
 「ヒポクラテスの憂鬱」という本も
刊行されています。





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2 コメント

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Unknown (しんちゃん)
2016-10-05 06:43:59
 解剖シーンの凄惨さを教授、キャシー、真琴の漫才(?)がうまく緩和していました(笑)
返信する
しんちゃんへ (kazu)
2016-10-05 20:55:10
こんばんは

解剖シーンの凄惨さ
あの三人の会話で
緩和されていましたね。
それでもやっぱり流れる空気は
淀んでいて気持ち悪いです(笑)
返信する

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