花ごよみ

映画、本、写真など・

長谷川等伯展

2010-04-25 | 美術

京都国立博物館で開催されている
「長谷川等伯展」行ってきました。

「松に秋草図屏風」
 
狩野派と対立しながらも
絵筆による天下獲りを企てた等伯。
秀吉命によるこの絵によって、
ゆるがぬ地位と、
名声を得ることになる。
御用絵師になったんですね。

「松林図屏風」

墨の濃淡だけで表現された
謎に満ちた不思議な感覚の絵。

故郷七尾への望郷の念、
自分のための心象風景、
水墨画の最高峰といわれる絵、
一度見たら目に焼き付いて、
忘れられない絵です。

書かずに表している濃密な霧の存在、
湿った空気…とかなんとか…
説明がありました。

分かったような分からないような…。
奥が深いのですね。

人が多すぎてじっくりと全体像を
見渡せなかったのが心残りでした。

「仏涅槃図」

巨大涅槃図にはびっくり!
等伯の祈り、信仰が伺える作品。

聞きしに及ぶかなりの人気、
来館者の多いこと!!
とてもゆっくり鑑賞できる状態では
なかったです。


庭園では八重桜が満開











コメント (2)
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