はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

五月の飛鳥をぶらり

2016-05-20 21:50:15 | カメラ紀行
あまりの天気の良さに誘われて、ついつい飛鳥に行ってしまいました。(5月18日)
今回は、稲渕の棚田を訪ねようと、高松塚古墳のある国営飛鳥歴史公園館から朝風峠を越えて行きました。

高松塚古墳は以前にも書いたので(2015.8.28「高松塚古墳あたりをぶらり」)詳しくはふれませんが、何回訪れても、すぐ側にある中尾山古墳(こちらが真の文武陵と考えられています)が気になるところです。

 (高松塚古墳)

 (同じく)

高松塚古墳に葬られた人物もはっきりわかっていませんが、天武・持統天皇陵から真っ直ぐに伸びる「聖なるライン」というのがあり、そこには高松塚古墳やキトラ古墳も重なっているそうです。したがって、そこに葬られている人物は天武に連なる人物ではないかという説もあるそうです。古代ロマンを感じる話ですね。

道端には、アザミやゼニアオイが咲いていました。(たかさんありがとう)






朝風峠に通じる旧道を歩いていると、やがて峠が見えてきました。まさに峠という景色です。

 (朝風峠)

朝風峠からは眼下に棚田が広がります。しかし、まだ早かったようです。やっぱりここは、秋の彼岸花と棚田という風景が似合います。



それにしても長閑な風景が広がります。ここまで歩いてきて良かったです。(暑かったですが)
せっかくなので、もう少し足をのばして、「飛鳥川の飛石」も訪れました。





万葉歌にもうたわれた石橋です。「明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも」 恋の歌ですね。


ゆっくりと時間が流れます。





のんびりとした景色の中を、ゆったりとした気分で歩くことができた飛鳥の午後でした。