はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

上町線(阪堺線)を乗り鉄・撮り鉄

2016-05-07 22:37:18 | 大阪のまちをぶらり
阪堺線(はんかいせん)はその名の通り、大阪市と堺市を結ぶ路線です。チンチン電車として昔から親しまれてきました。今回は天王寺駅前から出ている、「上町線」に乗車しました。

 (ハルカスに向かって走るチンチン電車)

「天王寺駅前」駅は、なんと道路上にあります。ここは昔から変わらない風景ですと言いたいところですが、横には超高層ビル「ハルカス」が聳えています。新旧の取り合わせがおもしろいところです。(横では、新しい駅を造る工事が進んでいるようです)

 (天王寺駅前駅)

とりあえず、天王寺駅前からチンチン電車に乗り込んで南に向かいます。(終点の「浜寺公園」まで行っても210円なんですよ!)
今回は「姫松」までの旅にしました。(10分ほどですが)

 (「姫松」駅)

この路線は1900年に馬車鉄道としてスタートしたそうです。駅舎(待合室?)も大正の香りがします。

 (姫松駅とチンチン電車)

私が幼少の頃は、大阪市内にも市電が走っていましたが、(トローリーバスもですよ)今、大阪で唯一路面電車が走っているのが阪堺線になったようです。江ノ電や嵐電のような景色は望めませんが、大阪らしい風景の中を走り抜けていく電車だと思います。

 (北畠付近にて)

 (北畠駅にて)

この上町線ですが、最初は道路上を走っていましたが、松虫あたりから専用軌道を走り、北畠手前から再び道路上を走っています。

 (北畠付近の専用軌道)

古い車両もあるようですが、今回は出会えませんでした。その代わり新しい車両には出会えました。「堺トラム」というそうです。

 (左が「堺トラム」)

路面電車に揺られていると(本当によく揺れますが)のんびりした気分になりますね。そこが路面電車のいいところなんでしょうね。
今でも、住吉さんにお参りの時にはやっぱり上町線に乗ってしまいます。
そうそう、通天閣の聳える「恵美須町」から出ている路線もなかなディープな大阪を味わうことができますよ。