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百日紅(さるすべり)

2012年07月24日 | Weblog
これは、禊萩(みそはぎ)科、サルスベリ属の百日紅(さるすべり)である。この花のネーミングは、「約100日間、ピンクの花を咲かせる。」からという判り易いものである。でも、読み方は「サルスベリ」。猿も木から落ちるじゃなく、木の幹がツルツルして滑りやすいから猿も滑るだろうと「さるすべり」というのである。これは、なかなか面白い名前を付けたものだと思う。
百日紅(さるすべり)は、これからの季節、楽しませてくれる花である。ちなみに東京都調布市の花は、この百日紅(さるすべり)である。

<物語> 中国の伝説で、恋人と百日後に逢うことを約束した乙女が、約束の百日目の直前に他界、その死んだ日の後に咲いたという花.日本では元禄時代の園芸書「花譜」に、「紅花が100日間咲く」と説明があったので、”百日紅(ひゃくじつこう)”.
また、木の肌が滑らかなので、猿も滑ることから、”猿滑”とついた.木の肌を掻くとくすぐったそうなので”クスグリノキ”という別名もある.


百日紅(さるすべり)・禊萩(みそはぎ)科。
・学名 Lagerstroemia indica
Lagerstroemia : サルスベリ属
indica : インドの
Lagerstroemia(ラジェルストレミア)は、
18世紀のスウェーデンの生物学者で、
植物学者リンネの友人の「Lagerstroum さん」の名前にちなむ。

・開花時期は、 7/15頃~10/15頃。
・中国原産。
・「約100日間、ピンクの花を咲かせる。」のが名前の由来。
約3ヶ月間、夏から秋まで咲き続ける。
実際には、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて
花をつけるため、咲き続けているように見える。
花はしわしわの形。白い花もある。
・「猿滑」とも書く。
”幹がスベスベで、猿も登れない”ところから。
・秋になると、けっこう早めに落葉する。
・夾竹桃(きょうちくとう)と同じような時期に咲く。

・「百日紅 ややちりがての 小野寺」 与謝蕪村(よさぶそん)

「さるすべり 寺中おほかた 見えにけり」 炭太祇(たんたいぎ)

「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」 加賀千代女(かがのちよじょ)

「炎天の 地上花あり 百日紅」 高浜虚子(たかはまきょし)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ヒマワリ    花言葉:あなたはすばらしい、崇拝

  今日の一句:黒みつつ充実しつつ向日葵立つ    西東三鬼

  (NHKラジオ深夜便から引用)

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