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残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

多彩なモミジ

2010年11月29日 | Weblog
今日は、12月1日。今年も、あと残すところ一ヶ月になってしまった。
我が家の川を隔てた向かい側にモミジの苗圃がある。いま、その苗圃のモミジが一斉に紅葉しているが、その色合いは、まさに多彩、色んな色使いをしている様はまことに見事である。綾錦

モミジ・楓(かえで)科。
・学名 Acer palmatum(いろはもみじ)
Acer : カエデ属
palmatum : 掌(手のひら)状の
Acer は「裂ける」という意味のラテン語に由来。
 切れ込んだ葉っぱの形から。

・秋の紅葉(こうよう)がすばらしい。
・300種もの園芸品種が江戸時代から作り出されている。
・楓(かえで)と紅葉(もみじ)は植物分類上は同じだが、
楓のなかで特に紅葉の美しい種類を「もみじ」と呼ぶ説が
ある。また、盆栽や造園業の世界では、葉の切れ込みの数、
切れ込み具合によって両者を呼び分けているらしい。

(例)【造園】かえで → 葉の切れ込み(谷)が浅い
もみじ → 葉の切れ込み(谷)が深い

英語では「かえで」「もみじ」とも「メープル」と呼び、
カナダ産の「かえで」の樹液からとったものに
「メープルシロップ」がある。


・楓科の代表種はイロハ紅葉(もみじ)。写真もイロハ紅葉。
・楓(かえで)の語源は「蛙手(かえるで)」から転じた。
水かきのように切れ込みの浅い葉のものを楓という。
紅葉(もみじ)の語源は、
秋に赤や黄に変わる様子を昔、「紅葉づ(もみづ)」
といったことにもとづく。
(色が揉み出ず(もみいず)、からきたとの説も)。
切れ込みの深い楓を紅葉(もみじ)という。
なお、「イロハ紅葉」の名は、掌状に5~7裂する葉の先を
「いろはにほへと」と数えたことから。


★葉っぱが色づくわけ
<簡単説明>
秋になり日光が弱くなり、
気温が低くなると(朝の最低気温が5℃前後)、
葉っぱのつけねのところに壁ができてきて、
葉っぱから枝の方に養分が流れなくなり、
そのため赤や黄色に変わっていく。
<複雑な説明>
木々は冬に近づくと、葉を落とす準備のために
葉と枝との間にしきり(離層)を作り、そのため、
葉っぱのところで光合成でできた糖分は枝に回らずに
葉の中にたまっていく。
一方、気温が低くなると葉の緑色の色素(クロロフィル)
が壊れてきて、その下に隠れていた黄色の色素
(カロチノイド)が表面に出てくる。
公孫樹(いちょう)などがこの種類に該当する。
また葉に取り残された糖分は赤色の色素(アントシアン)
に変わっていき、それが目立つのがこの楓やモミジなどの
種類である。
公孫樹(いちょう)など
緑(クロロフィル) → 黄(カロチノイド)
カエデ、モミジなど
緑(クロロフィル) → 赤(アントシアン)
カエデ、モミジは、葉にできた糖分が多いほど葉っぱは
真っ赤に染まるらしいので、
日中は暖かく夜冷えるような日が続いた場合は、
そのあと真っ赤な紅葉が楽しめる。

  (季節の花 300から引用)

  
  今日の誕生日の花:エラチオールベゴニア   花言葉:高貴

  今日の一句:棚吊ればすぐ物が載り十二月     岡本差知子

  (NHKラジオ深夜便から引用)