kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

リード役不在

2022-06-28 04:39:50 | 日記
27日の米国株高の支援を受け2万7000円手前の2万6871円まで上昇して終わりました。
大幅反発の背景にあるのは米長期金利は23日に一時3.00%程度まで低下したことで成
長株の高いバリュエーションが許容されやすくなるという期待です。急激な金融引き
締めで景気悪化懸念から債券も株も同時に売られる局面から投資資金が債券市場に戻
ってきたことがグロース株の反発に繋がりました。

もっとも7月のCPIが再び高い数字になる可能性もありその場合再び金利上昇→グロー
ス株売りといういつか来た道に戻ることも考えられます。一方的な株価下落にひとまず
歯止めがかかったこと喜ばしいことですが、まだ投資家は半信半疑です。

金利上昇は峠を越えたのか、米国景気は大丈夫なのかが市場の先行きを決める大きな
材料です。今は落ち着いている中国のコロナ感染者が再び増加してロックダウンがまた
行われることがあるのか。株価がある程度回復して市場に安心ムードが出た時が一番
注意しなければならない時です。

まだ市場には警戒感を持つ投資家は多く、すぐに崩れることはないかもしれません。
もっとも市場の物色の流れは猫の目のように目まぐるしいようです。昨日はグロース
株上昇が目立った半面、経済再開銘柄の動きは芳しくありませんでした。

今月大きく崩れた海運、商社、エネルギー、重機株、半導体銘柄の27日反発しました
が、これまでの下落に比べれば戻りは鈍いままです。まだ売られ過ぎの反動での戻り
に過ぎないようです。本格回復に戻るには1か月後の決算発表で業績に陰りが無いこ
とを証明しなければなりません。今の相場はリード役が見当たらないところが戻りの
限界になりそうです。
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