Good News Ministry

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テキサス州バプテスト教会 礼拝中に銃乱射 26人死亡

2017年11月06日 | 社会問題
「人々が血まみれで叫び声を上げ、地獄だった」。米南部テキサス州で起きた乱射事件は、日曜礼拝の教会を惨劇の場に変えた。州内の乱射事件として史上最悪の26人が死亡。10月には西部ネバダ州ラスベガスで58人が死亡する乱射事件が起きたばかり。抜本的な銃規制が進まない中、また銃による悲劇が起きた。

事件はテキサス州サンアントニオの南東約50キロにある人口約650人のサザーランドスプリングスで起きた。教会のフェイスブックにはハロウィーンの仮装とみられる衣装を着た白人の子供たちの写真が投稿されている。小さな町で「みんなが顔見知り」だという。アリーナ・ベルランガさんはAP通信に「人々のつながりが密接で、誰もが事件の影響を受けるだろう」と語った。ジョセフ・シルバさん(49)はヒューストン・クロニクル紙に「町にはガソリンスタンドが一つと郵便局があるだけだ」と明かし、「人々は泣いていて、愛する人に何が起きたか知りたがっていた」と語った。

事件当時、教会には約50人がいたとみられる。ガソリンスタンドの店員はCNNに「午前11時半ごろ発砲音が20発以上聞こえた」と明かした。幼い子どもも被害に遭った。サンディー・ワードさんは同紙に、3人の孫が撃たれ、このうちの5歳児には4発も撃ち込まれ手術を受けていると明かした。捜査当局によると、近くのガソリンスタンドで、午前11時20分ごろ、黒装束をまとった容疑者の男が目撃されていた。男が教会でライフルを乱射後に外に出た時、住民の1人が自分のライフルを持って立ち向かったため、男はライフルを落として逃走した。

訪日中のトランプ米大統領は6日早朝、乱射事件についてツイッターに投稿したが、銃規制については触れなかった。米議会ではラスベガスの乱射事件を受けて殺傷力を高める装置の規制を求める法案が出されたが、進展していない。(11/06/2017 毎日新聞)


■礼拝中の家族連れも被害 人口400人の町に衝撃
日曜日の昼間に行われていた礼拝の会場が突如、惨劇の場となった。米テキサス州の教会に男が侵入し、銃を乱射した事件。礼拝に出席していた家族連れが巻き込まれ、子供も犠牲になった。付近住民は「この町でこんな事件が起こるとは」と絶句した。

米メディアによると、事件の起きたサザーランドスプリングズは人口400人弱の小さな町で、住民同士の大半が顔見知りの間柄という。米メディアは「住民の7%が犠牲になったことになる」と報じている。AFP通信などによると、捜査当局者は銃を乱射した男は「全身を黒い服で包み、防弾ベストを着用していた」と話した。男は教会の外で発砲を開始し、教会に侵入した。

義理の娘と孫3人が撃たれたというサンディ・ワードさんはニューヨーク・タイムズ紙(電子版)に、孫の5歳の男児は4回撃たれて、手術を受けていると述べた。一方、教会近くに住む女性は地元メディアに対し、「パン、パン、パン」という音が断続的に続いたと証言。近くのガソリンスタンドで働く別の女性も「半自動小銃の銃声」を聞いたと説明した。「こういう事件は大きな町で起きることで、ここで起きるなんて思いもしなかった」と語った。(11/06/2017 時事通信)