このところ朝晩随分涼しくなってあの猛暑だった夏がまるでウソみたいな気がする。ちょっと気が早いが「読書の秋」ということで、「音楽とオーディオ」に関する評論について二題紹介してみよう。
☆ 五味康祐さん(1921~1980)の評論集
去る9月17日付で登載した「あの日、あの時、あの場所で聴いた音楽」の後半に登場した五味康祐さんに関して、さっそくメル友の「I」さん(東海地方)から反応があった。
「確かに五味康祐さんなら何と仰るでしょうか! <・・これ以上何を望むというのか>、 <・・その努力に、彼のその体を抱きしめたくなった> 等、名言が思い出されます(注:文言には記憶違いがあると思います)
それにしても五味さんは1980年に亡くなられているのですね。オーディオ全盛期に59歳で、惜しいです。氏はお顔も言葉も大人でしたね。」(抜粋)
まだ五味さんのことを覚えている方がいらっしゃって、ホッと一息(笑)。
我が「音楽&オーディオ」人生を振り返ってみると、この分野の論客としてまず思い浮かぶのは、この五味康祐さん、それから瀬川冬樹さん、菅原昭二さんあたりかな。
とりわけ五味康祐さんは亡くなられてからもう36年も経ち、はるか忘却の彼方にあるといってもいいが、その内容の奥深さからいくとこのまま葬り去るにはあまりにも惜しい方。
要らん世話かもしれないが、ネットで簡単に読めるのでその著作集を是非覗かれててみてはいかがでしょう。
五味康祐著作集(クリック可)
まだ五味さんのことを覚えている方がいらっしゃって、ホッと一息(笑)。
我が「音楽&オーディオ」人生を振り返ってみると、この分野の論客としてまず思い浮かぶのは、この五味康祐さん、それから瀬川冬樹さん、菅原昭二さんあたりかな。
とりわけ五味康祐さんは亡くなられてからもう36年も経ち、はるか忘却の彼方にあるといってもいいが、その内容の奥深さからいくとこのまま葬り去るにはあまりにも惜しい方。
要らん世話かもしれないが、ネットで簡単に読めるのでその著作集を是非覗かれててみてはいかがでしょう。
五味康祐著作集(クリック可)
☆ 「日本オーディオ史」
前述の「I」さんはこのほど「イシノラボ・チャンデバ」を導入されたそうで、その試聴結果が届いた。
イシノラボ・チャンデバ導入し約2週間経ちました。その試聴状況です。


CDP DENON DCDー1650SE
プリアンプ DENON PMA-2000AE(プリメインアンプ)のプリ部
チャンデバ イシノラボ CD-300M (12㏈/oct固定)
SPユニット・パワーアンプ・クロスオーバー周波数
低域 130A用 ラックス MQ68C ハイカット 700Hz
中域 LE85用 ヤマハ MX-1 ロウカット 800Hz ハイカット 10KHz
高域 2405用 ヤマハ MX-1 ロウカット 8kHz
クロスオーバー周波数は、以前のベリンガーでは800Hzと8kHzでしたが、今回は低中を少し離し、中高を少し重ねるように調整しました。
その結果は・・・いいです。「音が」ではなく「音楽」がとてもいいです。
ベリンガーでも大きな不満はありませんでした。ただ、なんとなく静的に過ぎる。換言すると、「音場再現性はあるが音像がやや平面的になる」ところが気にはなっていました。
イシノラボに入れ替えて、その部分が改善されました。結構大きな変化です。
今は時間があれば、ジャズとクラシックのCDを交互に聴いています。シュワルツコップ、バーバラ・ボニー、いいです。シュワルツコップはシューベルトとモーツアルトのリート集も借りてきました。こう言っていいのかわかりませんが、まるで女フィッシャー・ディースカウですね。ボニーちゃんは20年前の公演が中止になって聴けなかったのが本当に残念です。
普段敬遠気味のベートーベンも抵抗なく聴けました。クロイツェルソナタ(パールマン・アルゲリッチ)、ピアノソナタ30番から32番(バックハウス)です。素晴らしい。
今はオーディオ的な聴き方を意識しないで音楽を楽しく聴くことができます。このような状況はあまりやってこないでしょうから、しばらく、この感覚のまま行こうと思っています。
実はワーフェデールに大苦戦しているので、その反動かもしれませんが・・・・・。
以上のとおりだが、このイシノラボ・チャンデバのお値段を伺ってみると、何と87、480円(モノ×2台分)で超安いッ。昔のJBL愛好時代の自分なら即座に飛び付くのだが・・・。
ところで、この良心的なイシノラボ代表の平野さんという方はタムラ製作所やサンスイなどに勤務されオーディオ全盛時代の貴重な思い出を「日本オーディオ史」としてネットに投稿されている。
「歴史を忘れた民族に未来はない」と、やいのやいのとばかり責め立てるどこかの民族ではないが、オーディオの歴史を知ることも必要ですぞ(笑)。
拝読してみたが、とても面白いし参考になる。前述の五味康祐さん、瀬川冬樹さんも登場します。まだお読みでない方は是非お薦めです!
「日本オーディオ史」(クリック可)
以上のとおりだが、このイシノラボ・チャンデバのお値段を伺ってみると、何と87、480円(モノ×2台分)で超安いッ。昔のJBL愛好時代の自分なら即座に飛び付くのだが・・・。
ところで、この良心的なイシノラボ代表の平野さんという方はタムラ製作所やサンスイなどに勤務されオーディオ全盛時代の貴重な思い出を「日本オーディオ史」としてネットに投稿されている。
「歴史を忘れた民族に未来はない」と、やいのやいのとばかり責め立てるどこかの民族ではないが、オーディオの歴史を知ることも必要ですぞ(笑)。
拝読してみたが、とても面白いし参考になる。前述の五味康祐さん、瀬川冬樹さんも登場します。まだお読みでない方は是非お薦めです!
「日本オーディオ史」(クリック可)