「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・読書感想、独り言などを織り交ぜてつれづれなるままに書き記したブログです。

「柳の下の二匹目のどじょう」を狙う

2016年08月25日 | オーディオ談義

「柳の下の二匹目のドジョウ」という言葉がある。

ご存知の方も多いと思うが、辞典によると「一度柳の木の下でドジョウを捕まえたからといって、いつも柳の木の下にドジョウがいるとは限らないことから、たまたま幸運なことがあったからといって、いつも同じようにそれを得られるわけではないということ。 」

ところが、その「二匹目のドジョウ」が居たんですよねえ、しかももっと上質なドジョウが!(笑)

以下、経緯を記してみよう。

このたびのスーパーツィーター騒動も前々回の記事のように「フルレンジ+高音域の味付け」でようやく「自然な佇まい」となって一段落をみたわけだが、あまりの上出来ぶりに味をしめてこのやり方だと別系統のシステム「AXIOM300+ワーフェデールのコーン型ツィーター」にも、適用できるかもしれないと気が付いた。

思い立ったが吉日、すぐに行動にとりかかった。

        

左の画像が元のシステムで、右が新しいシステム。

な~に、SPボックスの上に載せているツィーターを「ワーフェデールのコーン型ツィーター」から「JBL075ツィーター」(以下、「075」)に取り換えただけだが、その鳴らし方となると月とスッポンほど違う。

元のシステムでは、ディバイディング・ネットワークを使ってクロスオーヴァー4000ヘルツ(12db/oct)で中低音域と高音域を2分割していたのだが、今回のケースでは「AXIOM300をフルレンジとして使い、075は味付け程度に使う」という、まさに「スーパーツィーター」のときの二番煎じだが、「グッドマン+JBL」の意外な組み合わせに誰もが眉を顰めるに違いない。しかし、結果は大いにGOOD(笑)。

50年近くなるオーディオに飽きない理由の一つ、それは自由奔放さにあると秘かに睨んでいる。

それにしてもワーフェデールの音も気に入っていたのだが「もっといい音にならないか」という欲の深さと移り気には自分ながら呆れてしまうが、むやみやたらにやっているわけではなく「シンプル イズ ベスト」でディバイディング・ネットワークを使わない共通のメリットはやはり無視できない。

075をローカットするマイカコンデンサーには「スーパーツィーター」のときの残りの2個を使って「0.1+0.075=0.175」でバッチリだった。なにせ075はジャズのシンバルの再生にはたいへんな威力を発揮するがクラシックとなると弦の響きが人工的になってはなはだよろしくないが、こういう味付け程度の使い方だとだとまったく気にならない。それに能率が108dbもあってメチャ高いのでスーパーツィーター代わりにも十分使えるのが心強い。

また、何よりも「AXIOM300」をフルレンジで使えることのメリットは大きかった。音を聴くのではなく、音楽を聴くのならやっぱりグッドマンのアルニコ・マグネット型に尽きるようで渋くて品のいい弦の響きは惚れ惚れするほどで他のユニットの追随を許さない。また、公称の周波数帯域が12000ヘルツまで伸びてはいるものの単なる味付け程度でもツィーターがあるのとないのとでは大違い。

本来の使い方であればグッドマンの専用ツィーター「トレバックス」を使うといいのだろうが、稀少品とあって滅多に出てこないし、こういう音が出てくれればトレバックスは別に欲しくもない。

それにしてもスーパーツィーターの導入のおかげで巡り巡ってグッドマンがうまく鳴ってくれたわけで、むしろ目的以上の効果をもたらしてくれて非常にヨカッタ!

スピーカー周りの作業がひととおり終えると次は組み合わせるアンプの物色に移った。スピーカーが変わったのだからその能力に応じてもっと相性のいいアンプがきっと出てくるはず。

2日がかりの実験の結果、予想に違わずこれまでダメだったアンプが見事に息を吹き返したんですよねえ。

以下、続く。

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高値を呼ぶオーディオ機器

2016年08月23日 | オーディオ談義

日曜日(21日)の朝方のことだった。

オーディオ仲間のSさん(福岡)から連絡があって、
開口一番「オークションに出品されたPP5/400がペアで25万円もの高値を呼んでますよ。お気付きでしたか?」

           

「はい、PP5/400は我が家のエース級なのでちゃんとチエックしてウォッチリストに入れてますけど、たしか昨日までは8万円前後だったと記憶してます。そんなに値上がりしましたか!これはあまり評判のよろしくない後期版でしたよね。最初期版ならともかく、25万円にも高騰するとはちょっと意外ですね。」

たいへん音が良いよされる直熱三極管のうちでもアメリカの「WE300B」(1950年代以前のオールド)と並んで双璧とされるイギリスの「PP5/400」(英国マツダ)だが、これにも前期製造分と後期製造分とがあって両者の間には微妙な音の差があるとされ後期分は若干値が下がるのが普通である。これまでのオークション相場ではせいぜい20万円もいけば上出来といったところだろう。

するとSさんが「そうなんですよ。いかにも脇に元箱みたいなのが映ってますが、純正箱ではもっと大きくて分厚い土気色のような箱のはずです。どこがいいのやら・・・・。後期分は新品を4ペア持ってますので買うつもりはありませんが、こう値上がりするとうれしいような悲しいような気持ちです。実は初期分が1ペアしか持ってないので欲しいんですけど、こうなるともう高嶺の花ですかね~。」と嘆かれる。

鵜の目鷹の目、生き馬の目を抜くオークションといってもどうもよくわからないところがあって、台風みたいに瞬間風速がときどき吹き荒れることがあって始末に負えないが、これは中国の景気動向に左右されるのも一因のような気がする。

むしろ景気が悪いときに基軸通貨「元」を信用しない中国の富裕層が万一のときに備えて、「元」を貴金属や絵画などに代えて保管する話をよく聞くが、オーディオ機器だって名門ウェスタンなどのヴィンテージ物はその傾向にあるという。

このPP5/400だってその資格は十分にあるので、今後も要注意だ。

結局、冒頭のPP5/400は一昨日(日)の夜「入札54件:266000円」で落札された。高っ!

ちなみに、当方が初期物の「PP5/400」(新品同様のペア)をこれのほぼ半値近い格安で落札したのは2014年の12月31日の大晦日だった。今でも覚えているが珍しく昼間に落札時刻が設定されていたのでタイミングが良かったのだろう。

誰もが忙しい年末のどさくさに紛れて掴んだ幸運だったが、仲間うちでのルール「先に発見した者が優先」に沿って落札したものの今でもSさんからその時の悔やみごとを聞かされる(笑)。

もう一つ高値を呼んでいる機器をSさんから教えてもらった。

THORENS REFERENCE レコードプレイヤー  トーレンス

          

見るからに超弩級ですねえ。

現時点(2016.8.23 早朝)で入札件数68件、3、001,000円。

今さらながら巷には熱心なオーディオ愛好家が居ることに感心するが、前述したとおり背後に中国系の匂いもしないでもない(笑)。

「やたらに調整箇所が多くて使いこなすのが大変だそうです。少し弄っただけで音が激変するそうですからね。しかしアームが3本付けられるのは便利です。カートリッジをMC型、MM型、モノラル型に分けておくとどんなレコードもOKですから。」と、Sさん。

「名にし負うS財閥でしょうから購入資格はあると思いますが、どうされますか?」

Sさん曰く「現在使っているEMTで十分だと思ってます。ちなみに現在レコードとCDを聴く割合の比率は9:1くらいです。レコードに聴き慣れると、CDの中音域の薄さには我慢できなくなります。〇〇さんもそろそろレコードに代えたらいかがですか」

「レコードまで手を広げたらもう身の破滅です。第一、忙しくて時間が足りません。CDを何とか工夫して好みの音にするので精一杯ですよ。」

非常に危険な誘惑を一言のもとにはねのけた。この歳になっての深入りは禁物(笑)。

50分ほどとりとめのない話をしたわけだが最後に九州地方と東北地方のオーディオ愛好家の気質の違いに触れた話を紹介しておこう。単なるひとつの断片をあたかも全体現象のようにとらえるのは危険な話だが、あくまでも「傾向として」という意味なので念のため。

当方の知り合いに、非常に珍しくて貴重な古典管を大量に収集され保管されているマニアがいる。全国の真空管愛好家から問い合わせがひっきりなしに舞い込む状況だが、その方の言によると地方によって傾向が違うとのこと。

たとえば九州地方では、猫も杓子もといっていいくらいウェスタンやJBL、アルテックのスピーカーが多いせいかアメリカ系の真空管の問い合わせが多いそうで、その一方、東北地方からはクラシック向けともいえるヨーロッパ系の珍しい真空管の問い合わせが多いそうだ。

前者が「明るめの音=ジャズ=躁(そう)気質」とすると、後者は「暗めの音=クラシック=鬱(うつ)気質」とも言えるわけで、この狭い日本の中でも地方によってそういう傾向があるというのはたいへん興味深かった。素人考えだが、ひとえに気候すなわち雪深さとか日照時間の差が影響しているような気がしてならない。

そういえば、このブログを通じてメールをいただくのは圧倒的ともいえるほど東北の方が多い。10年近くブログをやっているが、九州管内の見知らぬ方からメールをいただいたことはこれまで一度もない。

自分はどうも九州では異質の存在で、どちらかといえば東北向きの気質なのかもしれないと思う今日この頃です~(笑)。

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スーパーツィーターの魅力を引き出そう~その4~

2016年08月20日 | オーディオ談義

「スーパーツィーター」を導入してからおよそ3週間、これまで培ってきたノウハウを動員して何とかその魅力を発揮させようと躍起になっているが、なかなか思うようにいかない。とうとうシリーズ4回まで引っ張ってしまった。

そもそも大したノウハウではないんだから仕方がないかな、ヤレヤレ(笑)。

しかし猛暑にもめげずに、あれこれやっているとどうにかトンネルの出口の光が見えてきたのはありがたい。

以下、第3回からの続きになるが、結果論からいくと実験的に真空管アンプを2台使った2ウェイ・マルチ・チャンネル方式はうまくいかなかった。どうしても音質に違和感がつきまとうのである。

聴いたすぐは「思い入れ」が増幅作用の役割をしてくれるせいか「よし、これでいい!」となるのだが、1~2日間よく聴きこんでみると、「どうもしっくりこないなあ~」(笑)。


何といってもツィーターは「生かさず 殺さず」が一番よろしいが、せっかくクロス4000ヘルツからクロス9000ヘルツへ変更したにもかかわらずどうも(我が家の「スーパーツィーター」は)自己主張が過ぎるのである。

2台の真空管アンプのボリューム調整をいろいろやってもダメだし、そもそも低音用と高音用の2台のアンプの音色の違いが気になる。もしマルチ・チャンネル方式にするのなら使うアンプも同じ型番じゃないと無理のような気がする。ただし、これは真空管アンプを使う場合に限っての話だが。

そこで、とうとう行き詰まってしまい「原点回帰」でメル友からアドバイスをいただいたとおりにしてみた。

「スーパーツィーターは本来1万ヘルツ以上で味付けに使うものかと思います。例えば、1~0.5μFのマイカコンデンサーを直列に入れて、現行のツィーターと並列にして味付けしてみてはいかがでしょうか?」

さあ、ここでいよいよマイカコンデンサーの出番ですぞ!

その前に念のために「マイカコンデンサーって何?」に答えておこう。 

マイカコンデンサーとは、誘電体に天然の鉱物であるマイカ(雲母)を用いたコンデンサーのこと。雲母の薄くはがれる性質を利用したものだが、その性格上、誘電体の厚さを極端に薄くすることが出来ない。そのため外形が大きくなり、加えて高価である。ただし、容量温度係数が小さく一定で、容量の精度も高いうえ誘電正接や誘電体損失は非常に小さく、高周波特性も良い。(ネットから)

真空管オーディオの世界では「マイカコンデンサーを要所、要所に使うと音が良くなる」という伝説が流布されている。これはプロ級の人たちからも何度も聞かされた。ただし、伝説は独り歩きするし「聴感と電気特性の相関は実証されていない」ので、こればかりは自分の耳で実際に聞いて確かめるしかない。

したがって、これは実際に使ってみての感想だが普通のコンデンサーに比べるとまるっきり音の透明感が違う。物凄い威力を発揮するが、天然の雲母を使う以上、容量の大きなモノが作れないため、やむなく(容量が)小さくても使用できるカップリング・コンデンサー用や高音域のネットワーク用として使用されることが圧倒的に多い。

その昔、JBL075ツィーターで散々実験を繰り返したので手元にはマイカコンデンサーが12個あるものの惜しいことに容量が小さいものばかり。

内訳は、0.1μF(マイクロ ファラッド)が2個、0.075μFが8個、0.0375μFが2個。

とうとう、これらをパラレルに組み合わせて2日がかりの実験と相成った。

その結果、「スーパーツィーター」に組み合わせるのは片チャンネルに「0.075μF×3+0.0375×1≒0.25μF」を繋ぐのがベストだった。意外に小さな値で済んだので助かった。この余ったマイカコンデンサーが後々、大きな意味を持つことになるわけだがそのときは知る由もなかった(笑)。

それにしても、「フルレンジ+高音域の味付け」でいろんなテスト盤が過不足なく「自然な佇まい」で聴けるようになったのは大助かり!

           

ちなみに接続の状況は次のとおり。

真空管プリアンプ1号機 → パワーアンプ「真空管71Aプッシュプル」 → ここから2本のSPコードに分けて、

フルレンジ → SPコードにムンドルフの0.15mhのコイルを挿入(6db/oct) → 「フィリップスのユニット」

高音域(味付け)→ SPコードにマイカコンデンサーの0.25μFを挿入(6db/oct) → 「スーパーツィーター」

なお、マイカコンデンサーの0.25μF使用時のクロスオーヴァー周波数を公式により計算してみるとおよそ8万ヘルツになる。理論上では、人間の聴力がはるかに及ばない範囲だが、実際に音が出ているのがはっきり判るのででこうなるともう計算外の話でマイカコンデンサーが単なるボリューム代わりの役割を果たしていることが分かる。

とにかく小難しい話は抜きにして、聴感上違和感がなければそれでいいのだ(笑)!これで満足度の自己採点では90点は上げられるだろう。

そしてこの実験結果により思わぬ余波がグッドマンの「AXIOM300」(アルニコ・マグネット型)システムに及んだことを次回に記述しよう。

我が家に試聴にお見えになったKさん(福岡)が「グッドマンはやっぱり最高のスピーカーですね!」と絶句される一幕も・・・。

以下続く。
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真夏の独り言

2016年08月19日 | 独り言

お盆休みで帰省した娘に付き合わされてクルマで15分ほどの公園をウォーキングしていたら、ふと目についたのが「百日紅」(別名:サルスベリ)。真夏の猛暑にもめげず、こんな鮮やかな花を咲かせるなんて~、感心!

        

サルスベリは中国南部を原産とする夏を代表する花木の一つで、冬は落葉します。日本にやってきた正確な時代は不明ですが、大和本草(1708年)に載っているところから、それ以前だと考えられます。

春に伸びた枝の先端に夏から秋にかけて花を咲かせます。花色は白、ピンク、紅、紅紫などがあります。花びらは6枚でフチが強く波打ちます。満開時期の姿はよく目立ちます。花後に球形や楕円形の果実をつけ、熟すとはじけてタネが散ります。タネには薄い羽のような翼(よく)が付いています。

樹皮は褐色で所々はがれて白い肌があらわれ、縞模様になります。樹皮のはがれた部分はつるつるしているところから、「猿も滑って落ちる→猿滑り」というのが、名前の由来とされています。漢字では「百日紅」という漢字を当てますが、これは開花期間が長いところにちなみます。(ネットの解説)

真夏のトレーニングは冷房の利いた「運動ジム」ときめているが、こういう目の保養を味わえるとなると少々暑くても一考せざるを得ない(笑)。

60分ウォーキングが済むと、これまた付き合わされて本屋に立ち寄り興味を惹かれた雑誌とオーディオ関係の本を購入。

           

滅多に買わない週刊誌だが、このところ新聞の見出し広告で「医者不信」のタイトルをよく見かけるようになった。きっと売れ行きもいいに違いない。

群馬大附属病院の手術ミスによる18人もの大量死がきっかけかもしれないが、権威のある国立大学の附属病院がこんな体たらくだから、患者側も自己の症状と照らし合わせて自衛手段を講じざるを得ない風潮になってきたのだろう。

卑近な例だが自分のかかりつけの医者もあまり感心できない。やたらに薬をどんどん出す。副作用らしき症状を訴えても、薬を代えるだけでその後の症状を詳しく訊くわけでもなくホッタラカシ。

「患者のことを親身になって考えてくれるのが、ほんとうのいい医者です」と、いつぞやのテレビで高名な医師が言っていたが、いい医者に出会うのも難しくなった。

それはそれとして、週刊誌情報を鵜呑みにするわけにもいかないのでやや斜めに構えてザット目を通したが、巷には危険な薬、危険な手術がワンサと氾濫しており、これからはあえて「薬を飲まない」「手術をしない」ことも治療の有力な選択肢の一つとして考えざるを得ない状況のようだ。

さらにこの週刊誌には132頁に興味のあるインタビュー記事が載っていた。

「元東大総長による問題作。開けっぴろげなエロスと次々繰り出される謎に、読者も奇妙な世界に誘われる」。

「犬が人間を噛んでもニュースにはならないが、人間が犬を噛むとニュースになる」という言い伝えがあるが、「ポルノ作家がポルノ小説を書いても記事にならないが、元東大総長がポルノ小説を書いたらニュースになる」とはこれいかに~(笑)。

このほど「三島由紀夫賞」を受賞した「伯爵夫人」という作品。作家は「蓮實 重彦」(はすみ しげひこ)氏(80歳)。1997~2001年にかけて第26代東大総長を務めた仏文学者である。

「本作では二朗(主人公)が伯爵夫人に射精させられたり、“金玉潰しのお龍”や“魔羅切のお仙”が登場したりとポルノ的な場面が頻出します。しかし、彼女たちの口からあふれ出る露骨に猥褻な言葉はカラッとしており、思わず笑ってしまうシーンもたくさんありました」

作者の蓮實氏によると「笑劇として読んでいただけるとありがたいです」とのことで、なるほど、この歳になると「ポルノを笑い飛ばす」余裕と心境が分かるような気もするところ(笑)。

なお、同時に購入した「マイ オーディオライフ」~32名による私のリスニングルームの公開~は、じっくり目を通してから後日、内容をupすることにしよう。

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スーパーツィーターの魅力を引き出そう~第3回~

2016年08月17日 | オーディオ談義

前々回からの続きです。

スーパーツィーターが我が家にやってきてからおよそ3週間、何とかその魅力を引き出そうとあれこれやってみるのだが一歩前進かと思えば二歩後退したりと、なかなか手を焼いているのが実状だ~(笑)。

とうとうシリーズ前2回のアンプ対策を諦めて今度は方向転換してネットワーク側から攻めてみることにした。

読者の中には「ネットワーク」と聞いただけで思わず身を引きたくなる方がいるかもしれないが(笑)、な~に慣れてみると簡単そのものである。

パワーアンプとスピーカーを結ぶSPコードの間ににそれなりの道具を挿し込めばいいだけの話で、現在使用しているのはパイオニアの「DNー6」2ウェイ仕様のネットワーク。

           

この機器の仕様はクロスオーヴァー(以下「クロス」)が4000ヘルツ(12db/oct)となっている。つまり低音域と高音域の境界を周波数4000ヘルツで分けてそれぞれ別のSPユニットで鳴らすというやり方である。

その一方、スーパーツィーターの方は(カタログ仕様では)5000ヘルツ(12db/oct)以上から使用できるようになっているものの、12万ヘルツまで伸びているツィーターなのでせいぜい7000ヘルツ以上で使うのが妥当なところのような気がする。実際4000ヘルツもの周波数を入れるとどうも音が濁る、歪っぽくなる、そういう感じがした。

実は真空管オーディオのベテランのお二人さん(関西)からもメールで同じ趣旨のアドバイスをいただいた。

「スーパーツィーターは本来1万ヘルツ以上で味付けに使うものかと思います。例えば、1~0.5μFのマイカコンデンサーを直列に入れて、現行のツィーターと並列にして味付けしてみてはいかがでしょうか?」

そうなんですよねえ、これが王道なんでしょう!

このご提案はたいへんありがたく大切にとっておくことにして、実はその前にどうしても実験したいことがあった。

<実験活用その1>

4か月くらい前に購入したYL音響の3ウェイ用ネットワークを使う。

           

この高音域のクロスが9000ヘルツだ!この部分だけ流用させてもらうことにしよう、すると低音域はどうする?このYL音響製は低音域のハイカットが1100ヘルツなので使えない。

そこで窮余の一策としてSPコードをコイルに接続して周波数をハイカットするしかないが、これまた以前購入していたムンドルフの「ゼロ抵抗コイル」(0.15mh:ミリヘンリー)がある!これが<実験活用その2>

数年前、わざわざ3か月かけてドイツから取り寄せてもらったコイルの決定版である。ず~っと大切に保管してきたが、まさかここで出番がやってくるとは夢にも思わなかった。

                 
 

ここからやや専門的な話になるが、どうか最後まで付き合ってほしい(笑)。

「クロスオーヴァーネットワーク早見表」によると、スピーカーのインピーダンスが8Ωのときに、0.15mhではクロス8500ヘルツ前後(6db/oct)になる。

しかし、このスピーカーのインピーダンスというのがいい加減で、音声信号によって変化するし、信号を入れないときの実測値では概ね6~7Ω前後に収まるのが大半である。つまり、この辺の数値は大ざっぱに構えて神経質になる必要はない。

この場合、せいぜいクロス7000ヘルツ前後と勝手に仮定すると、スロープ特性は7000~14000ヘルツにかけて6db減衰することになる。

その一方、高音域のクロス9000ヘルツ(12db/oct)のスロープ特性となると9000~4500ヘルツにかけて12db減衰することになる。すると、9000ヘルツを境にして両者のスロープの重なり具合が丁度いい頃合いになりそうだ。

ほんとうに大雑把だが(苦笑)、ネットワークの設定はまず杓子定規にはいかないのが常識なので実際に試聴してみて違和感を感じなければそれでいいと思っている。

そして、実はこれを2ウェイマルチ方式でやってみたいのだ!

つまり、低音域と高音域のユニットをそれぞれ別のアンプで鳴らす方式。

低音域(~7000ヘルツ:6db/oct)  

プリアンプ1号機 → パワーアンプ「71APP」 → コイルの挿入(7000ヘルツでハイカット) → スピーカー「フィリップス」(口径30センチ:アルニコ型)

高音域(9000ヘルツ~ :12db/oct )

プリアンプ1号機 → パワーアンプ「171シングル) → YL音響ネットワークの挿入(9000ヘルツでローカット) → スピーカー「リボン型スーパーツィーター」

というわけで、いそいそと結線して胸を弾ませながら鳴らしてみた。ところが・・・。

以下続く。

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