国民の不安を煽ることで自分たちの党勢を拡大する。まさしくスターリンやナチスが行った手法である。嘘を百回もいえば真実になるからだろう。民主党が六十万部もつくったパンフでは、コピーが「いつかは徴兵制?募る不安」である。明日ににでも日本が徴兵制になるとは書かずに、集団的自衛権の行使容認を憲法解釈の変更だと決めつけ、それを踏まえれば「解釈が変更される可能性も論理的には否定できないのです」と述べている。卑怯なのは、あくまでも可能性を論じているだけで、逃げられるような書き方をしていることだ。それでもイラストで兵隊に取られる若者が描かれており、かつての出征の時の光景をほうふつとさせる。民主党がまともでないことが明確である。嘘に嘘を重ねて、国民を騙そうとしているからだ。西修は徴兵制について、憲法の解釈上ばかりでなく、現代の兵器水準は無用としている。日米安保条約が有効に機能すれば、わざわざその必要がない、とも断言している。ありもしないことを言いふらし、感情的なデマゴギーをふりまく。そんなことが許されていいわけがない。しかも、国を実際に護っている自衛隊を屈辱していることになぜ気付かないのだろう。武器を持っているだけで軍国主義者扱いにし、人殺しと断言しているようなものである。その一方で独裁国家であり、東シナ海や南シナ海で軍事的な挑発を繰り返す中共に対しては、一言も批判しない。旧社会党に先祖返りした民主党は、もはやここまでくれば国民の敵なのである。
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