かぶれの世界(新)

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アラブの春をぶち壊した犯人(訂正)

2015-06-08 11:21:54 | ニュース
舌の根も乾かぬうちに訂正しなければならなくなった。7日のトルコ総選挙で与党(AKP)が大勝し、エルドアン大統領が独裁色を強める恐れがあると昨日投稿した。今朝入ったニュース速報によれば大方の予想に反し与党は過半数を割り、エルドアン大統領は憲法改正の野望が破れ影響力低下は免れられないと報じられた。私のニュース・ソースはエルドアン体制の独裁化を恐れるあまり、的確な形勢判定が出来なかったようだ。

大逆転の立役者は少数民族のクルド人だという。エルドアン大統領がシリアのアサド大統領打倒を優先し、イスラム過激派ISがトルコからシリアへの流入を見逃すなどの甘い対応に反発したクルド人が危機感を持った為とされる。エルドアンに過度な権力が集中するのを嫌った結果というが、私には後付け感がある。大方の事前予測がクルド人の反乱を見逃し、私もそれに引っ張られたということだろう。不明を恥じて訂正します。

一方、今日の日本経済新聞はエジプトの軍人出身のシシ大統領が就任1周年を迎え、エジプトは政情安定し地域大国の存在感を回復しつつあると報じた。これに対し、記事は続けて「国際社会は批判勢力の長期拘束や死刑判決に懸念を示しながらも「中東安定のカギを握る大国」として関係再構築を図って来た」という。私なら皮肉っぽくこう言う、「カモン、中国では批判勢力の拘束や死刑は日常茶飯事だけど、世界は批判するどころか尻尾を振って取引を増やそうとしてる、エジプトも同じだろう」と。これが現実だ。寂しい現実だ。■
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