寒い朝 明るさ遠く 曇り空 白菜縮み 美味さを溜める
ひのひら ろくべえ
昨日の好天は一夜を過ぎれば、曇り空太陽が顔を出す時間が遅く、寒さ倍増である。
冬野菜の代表である白菜も丸く、丸く身を縮め、美味さを蓄え越冬の備えをしている
キャベツも葱も同じこと、鍋の材料となる野菜たちは寒さの中で旨味を倍増させて、人
間を喜ばせる。
冬という季節は表面的には何も動きがない様に感じるが、その実は内部では様々な
活動が起きて、来るべき春に備えていることが良くわかる。これが自然という事なの
であろう。このことを尊重した行動が必要な事なのだが、近年はそのことに逆らうこ
とが勇敢であったり、素晴らしい事と勘違いをしている人も多いのではないだろうか。
勘違いは、時間がたてばとんでもないことに発展する。とんでもない事とは人類に
とって危機を与えるという事であろう。プラチックの発見が今や地球上の問題となっ
ているように、発見時は称賛されてもそのことが永遠に称賛されるわけではない。そ
のことを見越した対応が望ましいのであろう。来る年何を求めるかは一人一人の感性
に委ねられている。