迷歩録 花の命

　　　フリージア　　寒さに耐えて　　花さかす　　花冷えの朝　　庭の片隅に


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ


　　　　　花冷えの南九州、雲多く太陽覗かず春雲り、一日雨が降ったり止んだり行動を抑制

　　　　運動不足、夏野菜の準備も一休み、晴耕雨寝そんな日中を過ごす事となる。

　　　　　桜は満開だが花見に行ける天気でも無い、花散らしの雨となる。花絨毯になるであろう

　　　　花の命は短くて苦しき事のみ多かりき　　林芙美子の一句を思い出す。

迷歩録 心のオアシス

　　　　　鶯の声　　夜明けを告げる　　ホーホケキョ　　空は曇天　　下り坂かな


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ


　　　　春風に桜散る花吹雪、花の命は短い、もう散りゆく運命、華やかな短い時期を過ぎて葉桜と

　　　なりにけり、そんな言葉が浮かんでしまう。週末の雨は花散らしの雨となりそうである。雨や

　　　風は必要なものだが、花を散らすのも事実、花絨毯、花筏など花に関する言葉をつくり出す。

　　　花は心のオアシス、花を愛でて命の洗濯、花の力を借りて命の洗濯、春の花との出会いを大

　　　切にしたいものである。

迷歩録 一考

　　　　　　月に雲　　花に風　　新芽に雨　　必要だが必要で無い　　あって良し無くて良し


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ



　　　　　　　人間の住む世界は様々な事に包まれた環境の中で生きている。今だけでは無く今から先を予想する

　　　　　　力を発揮しながら生きている。そういう意味では不必要なものは無い、風であっても雨であっても、

　　　　　　その存在が意味をなす人間もまた同じであろう。人の必要性を活かす人事を行う事が大切なのだが

　　　　　　個人的な好みや、個人的理由で行われることが多い、そうでは無く大局的な視点を持った人事が必

　　　　　　要であろう。中小企業、中小機関だからこそ大局的な視点が求められるのでは無いだろうか。

　　　　　　　桜が満開、桜を眺めて考えてみるのも一考であろう。

迷歩録 我慢

　　　　　雨上がり　　夜明けに聞こえる　　雉の声　　桃の花咲いて　　結実への道


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ




　　　　　　昨日は好天に恵まれ、トウモロコシの苗の移植を１００本植えた、春が来れば夏野菜の植え付けや

　　　　　移植と行った作業が多くなる。暖かさに誘われるように、苗を販売する店には所狭しと様々な苗が

　　　　　並んでいる。新聞折り込みにもチラシが入る。家庭菜園を行うものにとっては苗を育ててくれる業

　　　　　者があることは、嬉しい、値段も安い、農家の厳しさを知ることができる。値上げされていない苗

　　　　　嬉しい、農家の援助も国は考えてほしいものである。我慢する農家+

迷歩録 桜島

　　　　　　　　　雲多く　　雨粒下がり　　さくら咲く　　南の郷に　　雉の鳴き声


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ


　　　　昨日は小雨模様だったが、満開の桜を求めて桜島一周してきた。まだまだ満開の所は無く

　　　どこも咲き始め二分咲き三分咲きの状態、山桜は満開である。そんな山を眺めながら桜島を

　　　一周してきた。久しぶりの桜島、溶岩の後や爆発の痕跡など眺めながらドライブ、観光客も

　　　バスで来ていた、賑わいを見せる観光地となっていた。嬉しい悲鳴の渋滞もあったようだ

　　　観光客ももどり、賑わいもどる春のドライブであった。