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迷歩録 文房

2019-11-29 13:07:56 | 日記
  冬晴れに  温もり戻り  畑仕事  耕しならし  来る春を待つ


                                    ひのひら  ろくべえ



    昨日と打って変わって、青空多き冬晴れである。昨日の寒さも今日は無くなり小春日

   の一日となりそうである。すっきりとした晴れ空の下で、久方の畑仕事、微かに汗をか

   くほどの暖かさ、気持ちよく畑仕事に夢中となる。

    畑仕事とは関係ないような文房という話、文房とは書斎のことである。この書斎を持

   つのが昔からの夢であったが、その夢はいまだに実現はしていない。自分の部屋すら持

   てない者が、書斎などもってのほかなのかもしれない。

    一生に一度でいいから書斎というものを持って見たいものである。この書斎で使うさ

   まざまな道具が文房具である。昔は鉛筆、消しゴム、定規などであったが、今はパソコン

   スマホなど電子機器に始まり、机や椅子は当たり前、自分の部屋など持たされない時代に

   生きた、高齢者の人にとっては羨ましい限りの今の状況、先日新しくできた文房具店を覗

   いてびっくりした、その種類の豊富さである。

    学生時代にほしかったもの、こんなものがあればと思ったもの等、その種類は数えきれ

   ない程である。時代というものはここまで変わるかという事と、戦争という悲惨さを改め

   て感じた。

    文房と貧乏はつながりのあることなのかもしれない。経済格差が広がれば広がるほど、

   学習能力が変わってくる、文房具の最新なものをつかえるか使えないかは大きな問題であ

   る。平和な世の中だからこそ、格差が少なくなるような配慮も必ようではないだろうか。

迷歩録 とりかじ

2019-11-28 12:30:15 | 日記
  寒さ来て  紅葉色づく  大隅湖  雨に打たれて  色や輝く


                                 ひのひら  ろくべえ



    一日中、夜明けのような暗い一日である。雨がしとしと、肌寒く冬の憂鬱な一日といった感じの

   南九州である。舵を切って明るいほうに向かいたいが、舵を切ることはできない。気候なんだから

    日本の国の流れは面舵(右)にきれ過ぎではないだろうか。政治というものは大衆のための利益

   を第一義に進むものであるが、今の政治は面舵ばかりを取っているような気がする。

    時には「とりかじ」(左)を取って、中間を航行できるように船長はしなければ、いずれ何かに

   日本丸はぶつかることとなる。面舵であれ、取り舵であれ、その中間を操作して平和な航海をする

   ことに意味があるのではないあろうか。

    いずれにしても、時代という海原を進む船は、その操舵責任者である船長に全責任はある。しか

   し日本丸の船長は、言いわけや隠し事に夢中となっていて、面舵を強行に進めている。この状況が

   今後も進むならば、日本丸は何かに激突、消失という事になりかねないのでは、ないだろうか。

    時代と言う大海原で、平和という安全で穏やかな航海を実行するためには、迷いなく正しい判断と

   決断が求められるのではないだろうか。

    平和であり続けたいと、誰もが思う事の実行が大切なのかもしれない。


迷歩録 疑心暗鬼

2019-11-27 13:36:17 | 日記
  雨の前  時を告げるや  柱時計  前へ前へと  振り子を揺らす


                                  ひのひら  ろくべえ



    雨の前、薄暗く雲は垂れこめ、どことなく肌寒い、活動意欲を無くしてしまうそんな天気の

   南九州である。外は静まり返り、農業の機械音も聴こえてこない。冬まっただ中と言った感じ

   の一日である。

    人間の心はいつもハレバレではなく、こんな感じの日が多いのではないだろうか。
  
   そのため、ほんのちょつとしたことで、信頼関係を失い、疑心暗鬼の状態に陥る。いったん

   疑心暗鬼となれば、そのことを信頼関係へと戻すには時間がかかる。

    今の日本と隣国の関係を見れば、よくわかる。つまり人間関係も同じこと、疑うという心理

   が芽生えたら、そのことを払拭するには相当の時間を必要とする。だからこそ信頼関係を大切に

   しなければならないのだが。そうもいかないのが人間関係である。

    人間関係をかけ引きや、自分有利ばかり考えていると、相手にはそのことが伝わり、疑心暗鬼

   の心理状態に陥らせてしまう。このことは家族間、であれ、友人間であれ、どのような人間関係

   にも当てはまる。

    それ故に、相手に疑心暗鬼となる心理を与えないことが大切であろう。という事はいつも正直

   であれ、必要以上の会話は慎重にせよという事なのかもしれない。

    いずれにしても疑心暗鬼の人間関係だけは持ちたくないものである。

迷歩録 しるべ

2019-11-26 12:55:42 | 日記
  雲多く  山茶花散って  道染める  襟立て歩く  街角散歩

             
                                  ひのひら  ろくべえ




     すっきりとしない冬の天気、曇り空である。鳥の群れが電線に並んでいる。その鳥たちだけが

    元気そうに見える。冬という気候の不思議さである。

     その鳥たちにも、「しるべ」はあるのだろう?いつも同じ場所の電線を利用している。電線は

    何処にもあるのだが、何故だか同じ場所に整列をして、騒いでいるように見える。何故だかわか

    らないのだが、ひろい空から何かの彼らなりの「しるべ」があって、間違わず同じ場所に来れる

    のではないだろうか。

     人間には解らない「しるべ」を持っているのであろう。このように地球上の禽獣草木は「しるべ」

    を頼りに日々の行動を組み立てている。勿論人間もである。この「しるべ」があるかないのかでは

    日々の行動が変わってくる。

     昔風来坊とか、フーテンなどと言う言葉がもてはやされた時代があった。つまり「しるべ」を持

    たず、その時々を生きるという事だが、それでも胸の奥深くには「しるべ」を持っていたのではない

    だろうか。風来坊として生きる「しるべ」を、という事は人間は「しるべ」を持たずに生きるという

    事は難しい。そうであれば積極的に持つほうがいいのではないだろうか。自分の「しるべ」を明らか

    にして堂々と生きる。そのことのほうが人生楽で愉しいのではないだろうか。

     いずれにしても自分の「しるべ」を知ることから、始めたいものである。

迷歩録 釘をさす

2019-11-22 13:14:58 | 日記
  雨の朝  冷たさ襲う  霜月や  そら豆伸びて  来る春を待


                                  ひのひら  ろくべえ



    未明から降りだした雨は、今の時間(13時19分)も降り続いている。しとしと降る雨冬の雨

   気温も上がらず、冬を実感する雨となっている。冬の長雨とならないことを祈るしかない。

    南の海上には台風もあるとのこと、その影響も心配である。冬の天気が必要以上に悪くなら

   ないよう「釘をさす」こともできない。何とも歯痒いことである。釘をさすと言えば、念を入

   れるというふうにも解釈できる。

    物事を進める時、その立場が明快であればあるほど、行動は慎重でなければならないのだが

   「釘をさす」人が周りにいなければ、失敗の連続となる。森友学園問題、加計学園問題、桜を

   見る会など多くの政府不信を招いている現政権には「釘をさす」人材がいないのかもしれない。

    いずれにしても、釘をさす役割の長老を大切にしない時代、その時代が招く問題はこれから

   も、多く出現してくるのかもしれない。

    何もかも言い訳や、嘘発言で国民を騙し、税金だけを値上げして、その金を国費なのに自分

   の政治活動費にしてしまう。なんとなく国民は寂しい思いをさせられている。そうならないた

   めにもご意見番、彦左衛門的存在が「釘をさす」ことが大切なのではないだろうか。

    如何なる組織もある程度の知識と経験を持つ、彦左衛門的立場の人材を、権限と権力を与え

   配置することが、組織の発展に不可欠であることに気づかなければならない。

    単に労働力とか賃金の問題だけでそのようなな貴重な人たちを失ってはならないのではないだ

   ろうか。高齢者に優秀な釘をさす人は隠れている。組織のためにも日本のためにもそのような

   人材の発掘に邁進してほしいものである。