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異路同帰

2014-10-31 16:24:27 | 日記
緩やかに  雲広がりて  薄暗く  雨乞い歌う  雀のふたり
                           ひのひら  ろくべえ



   
   道は異なれど、到達するところ同じ、という意味の言葉、
 
  対人援助職ではよくチームワークというものが、議論される。

  チームワークとは何ぞや、チームワークとは集団行進ではなく

  個々の行進を尊重し合いながらも、その目標到達は同じという

  信頼関係で成り立っているのであろう。このようなものの基本

  となるものは理念という考え方なのである。この理念さえしっ

  かりと互いに理解されていれば、理念を基本に、個々が道筋を

  考え、到達点にたどり着くことを考え実行していく。その時の

  スピード感などは問題ではない。如何に同じ考え理念で、目標

  達成に尽力しているかが大切なのではないだろうか。

   まさにチームワークとは異路同帰であろう。このチームワーク

  の良し悪しで、対人援助の質も決まってくるのではないだろうか。

  チームメイトを尊重することから始まるのだが、対人援助の職場

  では、なかなか我慢できる人は少ない、すぐに他者非難という行動

  になることがあるので注意したいものである。他者を尊重するとは

  言葉ほど簡単ではない。他者尊重をまずは自分のものにできるよう

 
  言動をつくれるようになる修行から始めたいものである。

浮石沈木

2014-10-30 16:26:45 | 日記
夕暮れに  虹の架け橋  鱗雲  寒さ近づき  服を重ねる
                          ひのひら  ろくべえ






  自由民主主義の社会では、世論というものがとても大切であり

 大きな威力を持つ、それ故自分たちの社会の方向性は、自分たち

 一人一人が責任をもって判断し、実行する必要がある。しかしま

 だまだ、そこのところは未熟で、大きな意見に流れたり、目の前

 の、損得に流れたりする判断をしかねない。大衆の無責任な言論

 行動が思わぬ将来をつくることにもなりかねない。地球、日本と

 いう国は今、生きている者だけのものではない。永遠に生まれ来

 る、禽獣草木のものである。誤解をしてはならない、今が良けれ

 ば将来はどのようになってもいいというものではないはずであろ

 う。今の世の中はベストなものであっても、将来は苦しむ結果に

 なってしまう。日本も多くの公害を体験してきた。いまだに苦し

 み、その土地や、その場所に住めない立ち入れないなどの所も

 あると聞く。今、生きてる者の地球ではない、そんな将来にわ

 たって、地球という星を存続させるためにも、浮石沈木の言動

 行動は慎みたいものである。

  大切なのは一人一人の責任ある言動ではないだろうか。人間

 の成長と常にかかわる対人援助職としては、このような大規模

 な視点をもってかかわることも大切であろう。

辛苦

2014-10-29 16:29:29 | 日記
  緩やかに  雲が流れる  秋の空  あなたを想う  辛苦の胸や
                             ひのひら ろくべえ




  人間生きてる限り、辛苦というものはついて回る。逆に言えば生きてる証

 でもある。生きてるという事のありがたさを感じるのも辛苦があればこそ。
 
 

 また、幸福感や、喜びなどを感じれるのも辛苦があればこそではないだろうか。

 辛いこと苦しいことは確かに胸が押し付けられるような重たい感覚を持つが

 そのことに押しつぶされそうになることもある。しかし、一生続くわけではな

 い、その経験をしたからこそ、達成感や幸福感を感じとることができる。
 

  辛苦というものは人間本来の姿で、その姿から成長をして行くから、人生に

 充実感なども持てるのではないだろうか。生まれた時から辛苦なしに育つ人が

 もしあるとすれば、その人には幸福感もないのではないだろうか。いずれにし

 ても、今辛苦を感じている人は、近い将来は幸福感を感じられるという事も言

 えるのであろう。そう考えると辛苦もありがたいものという事になる。

 マイナスな思考にばかり捉われないで、自分の精神性を見直すのも、秋の夜長

 はぴったりなのかも知れない。

冬まじか

2014-10-28 16:02:23 | 日記
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 暖かき  陽射し歓喜  陸蓮根(オクラ) 過ぎゆく秋を  名残り惜しむ
                            ひのひら  ろくべえ




   各地から冬の便りが届くようになった。雪が降った、木枯らしが吹いた
  様々な冬の気候現象がニュースとして伝わってくる。しかしまだまだ、畑
  に秋桜が咲き乱れている所もある。日本列島の紅葉前線は北から南へ、下
  降を辿っている。素晴らしき日本の四季現象である。日本にはまだまだ世
  界に誇れるものが沢山ある。今回和紙も話題となっている。高度経済成長
  の時代、スピード手軽安価と求めた来たものが見直されつつある。当然と
  言えば当然だが、この本物志向は、商品や売買される物の価値だけではな
  く、人間観までも波及するであろう。私は30、40年前から伝えてきた、今
  は、時代で手軽なものが重宝されているが、やがて本物が重宝される時が
  日本にも来る。その時を目標に自分の人間性を成長させることが大切と、
  ことあるごとに、伝えてきた。時代はその通りになってきている。まだま
  だ日本には素晴らしい技術や価値観がある。そんな価値観を学ぶのも、対
  人援助者としては大切なことなのであろう。日本建築大工さんや、陶器職
  人、日本酒つくり、あげればきりがない、日本酒などはジャニーズワイン
  として、米ワインとしての世界戦略も夢ではないであろう。本物のアルコ
  ール飲料なのだから、自信をもって地域から世界へ飛び出すことも可能な
  時代、本物を今以上にグローバル化することが大切なのかもしれない。
   人も品物だけではなく人間として世界に誇れる人種を目指したいもの、
  そのためには、対人援助職従事者が先頭に立って人間を追求し、幸せな
  社会の実現に向かう必要があるのではないだろうか。
   冬まじか、冬はこもって考えてみたいものである