静寂の 弥生末日 雨の朝 雑学あさり 雨読楽しむ
ひのひら ろくべえ
朝から春雨、禽獣草木静まり返り、雉も鶯もどこへ行ったやら、小雨だが冷たい雨となった。
春雨じゃ濡れてまいろう言うには少し肌寒い、花冷えといった感じである。
大相撲貴景勝関の大関昇進は素晴らしい出来事だが、本人も言ってた通りまだまだ通過点と
のこと。目標の達成は素晴らしいことではあるが、そのことが満足する達成点ではないことは
誰も同じことではないだろうか。
目標を達成できたからとその時点で満足してしまえばそれまで、しかしさらに高みを望み成長
を続けることが人間としては大切なのであろう。
つまり、通過点としての達成はあっても、終点としての達成はあり得ないのではないだろうか。
その事があるとするならば、満足な死ということではないだろうか。
しかし、満足な死などと言うものは人間にはあり得ないのかもしれない。もしあるとしても極々
少数の人ということではないだろうか。
いずれにしても、目標達成できたからと満足するのは通過点と刻むことが更なる成長をつかみ取
ることになるのではないだろうか。
肉体を通してつかみ取る一時的な達成感も、精神的達成感もどちらも一時的な通過点、その時点
を通過できる自分の能力には感謝しなければならないのであろう。
物事の目標達成は通過点と捉えることの素晴らしさを貴景勝は教えてくれた。