老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

ホン帰国

2012-01-16 01:04:34 | 風景
きょうは久しぶりの休み。10時半に床屋、というか、実はビヨー院なのだが、ソレの予約をしていて、だから朝早くに走ろうと思っていたらきのうからのショボい雨がまだ降り続いていたので二度寝して、8時までベッドの上で踏みつけられたヌレ落ち葉のように横たわって、そうこうしながらなんとか起きて10時に家を出て行った。
そしてビヨー院の椅子に座って鏡に映ったジブンの顔を見たら、オカダ副総理並みのヤツレタ姿。頬はくぼみ影となって、目の下は老婆のチブサのように垂れさがり、蛍光灯の白い光がソノまわりに薄青いスジを浮かび上がらせている。ソレにココロナシか全体に歪んでいるな。コリャいつまでもつかな、って、オカダ副総理、とか思いながら、いつものおジョーに髪を切ってもらいながらいろんな話題にハナが咲く。
で、あとから思うとなんとなく、いつもとちょっと違うなあ、みたいな感じはあったかな。話題が途切れた時にフッとあらわれる冷たい空気、みたいな。ほとんどサギョウが終わって最後にはさみでちょこちょこっと切ってるときにいきなりおジョーが言ったさ。アタシ、テトで本帰国するんです。って。一瞬エッ、みたいな沈黙。ホン帰国って意味が最初わからなかった。駐在員用語で一時帰国に対してホン帰国?、ってことは、帰るってことか。。
オヂサン的には、あ、そうなんだぁ、って言うしかない状況だったけど、、ま、ヒトサマのジンセイだからどうこう言っても仕方ないけど、、それにましてやインビなカンケイにあったとかそういうんでもないワケなんだけど、なんかサビシかったな。
シゴト絡みでメーカーのヒトとかが同じように、ワタシ今月いっぱいで帰りマス、みたいなコトはこれまで何度もあったけど、ほとんどすべて、あ、そーなんですか、くらいにしか思わなかった。相手は、いまジブンがホン帰国のことを切りだしたら、相手=ワタシはさびしいと思ってくれるに違いない、と思いながら、切り出していたんだろうけど、ま、ワタシはオヂサンには興味がないというのが、ハカラズも露呈したってことか。

店を出るときにおジョー、トモちゃんが、がんばってください、って言って、ナニをがんばればいいんだ、キミのいないこの町で、って言い返そうと思ったけど、思わずホロっときそうになっちゃったから振り返らずに店を出たさ。

新年

2012-01-01 10:59:05 | 風景


23日にニッポンに帰ってきて、3日間は芝居を見たりして遊んだりしたあとは3日間カイシャにカンキンされて、その間にいまだかつてない激しいゲリになって、ホントにもう、入院でもしなきゃなんないくらいハゲしくて、コレはきっと22日の夜のカイシャのパーティーで食べた半生の貝がアタったのかと思ったほど。いや、マジ。潜伏期間が3日として、25日の朝から調子が悪かったから、もしかりに潜伏期間が3日ならソレでぴったりなのだ。一番ひどかったの28~29日くらいで、、、。

いや、新年早々、ゲリの話はコレくらいにして、30日の朝には回復のキザシが見えて昨日はムスコと恒例の大みそか競馬に行けるまでになった。大井競馬場の古びたスタンドの下で焼きそばもラーメンもモツ煮、モツ串も食べたし、夜にはみんなで焼き肉屋にも行ったし、、ま、とにかくまた一つ免疫を身につけたから、もう半生だろうが完ナマだろうがこわくない。

ま、そんなワケで、あしたの朝ハノイに帰る。コノ寒さもあと一日のシンボウ。