横浜トリエンナーレに出品していて気になっていたコノ人の2005年の映画作品。
その時は金沢21世紀美術館で公開されて、そのあと、ヴェネチア映画祭で絶賛されたというモノ。
ストーリーはない。テーマとか、コンセプトとか、主義主張とか、、そういうものもない。ひたすらゲイジュツ。
舞台は日本の漁村、というか造船所のある小さな町から船に乗って最後は南氷洋まで。基本的には小さな漁船から乗り移った捕鯨船「日新丸」の中でいろいろなことが起こる。マシュー・バーニーさん本人と、妻?で音楽家のビョークさんが捕鯨船の中の茶室で愛に燃える、というか、愛に燃えてお互いの体を切り刻んで、最後には下半身が巨大な二枚貝の貝柱のようになってゆらゆら水の中で揺れ動きながら、つまり泳ぎながら相手の首筋を愛撫しあう。
二人が日新丸に乗り込むと和服のオネーサンがお世話をしてくれる。マシュー・バーニーさんは居眠りをしている間に頭の毛を剃られて??ビョークさんは柚子の浮かんだ風呂に入って身を清めたかと思ったら毛皮の婚礼衣装を着せられる。
で、そのあと茶室に入ってテシガワラさんみたいな人が出てきて貝の茶碗でお茶をケッコウまじめに飲む。そして嵐になって、さっきのオネーサンは船酔いしてベッドで横になって口からセメント???を吐き出して、それはあとで日新丸の方々がお昼に食べたエビの殻を骨材にしたモルタルになる。もーーー意味不明。
まあそんな感じで愛がテーマかもしれないという気持ちはするが、嵐で船が浸水して半分水に浸かりながらエビの殻をむくように、下半身から貝柱が現れる、というわけ。もうコレくらいでいいかしら。。
楕円に長方形を重ね合わせた図形=「フィールド」がいろんな形でたびたび現れる。その長方形が拘束を意味していて、拘束が取り除かれる瞬間は感動的ですらある。
この映画の撮影中を撮影した映画も現在公開されている。そっちは『拘束なし』だって。
2005年、アメリカ映画
渋谷・シネマライズにて。今週金曜日まで。
その時は金沢21世紀美術館で公開されて、そのあと、ヴェネチア映画祭で絶賛されたというモノ。
ストーリーはない。テーマとか、コンセプトとか、主義主張とか、、そういうものもない。ひたすらゲイジュツ。
舞台は日本の漁村、というか造船所のある小さな町から船に乗って最後は南氷洋まで。基本的には小さな漁船から乗り移った捕鯨船「日新丸」の中でいろいろなことが起こる。マシュー・バーニーさん本人と、妻?で音楽家のビョークさんが捕鯨船の中の茶室で愛に燃える、というか、愛に燃えてお互いの体を切り刻んで、最後には下半身が巨大な二枚貝の貝柱のようになってゆらゆら水の中で揺れ動きながら、つまり泳ぎながら相手の首筋を愛撫しあう。
二人が日新丸に乗り込むと和服のオネーサンがお世話をしてくれる。マシュー・バーニーさんは居眠りをしている間に頭の毛を剃られて??ビョークさんは柚子の浮かんだ風呂に入って身を清めたかと思ったら毛皮の婚礼衣装を着せられる。
で、そのあと茶室に入ってテシガワラさんみたいな人が出てきて貝の茶碗でお茶をケッコウまじめに飲む。そして嵐になって、さっきのオネーサンは船酔いしてベッドで横になって口からセメント???を吐き出して、それはあとで日新丸の方々がお昼に食べたエビの殻を骨材にしたモルタルになる。もーーー意味不明。
まあそんな感じで愛がテーマかもしれないという気持ちはするが、嵐で船が浸水して半分水に浸かりながらエビの殻をむくように、下半身から貝柱が現れる、というわけ。もうコレくらいでいいかしら。。
楕円に長方形を重ね合わせた図形=「フィールド」がいろんな形でたびたび現れる。その長方形が拘束を意味していて、拘束が取り除かれる瞬間は感動的ですらある。
この映画の撮影中を撮影した映画も現在公開されている。そっちは『拘束なし』だって。
2005年、アメリカ映画
渋谷・シネマライズにて。今週金曜日まで。