春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

今日のいろいろ
ことばのYa!ちまた
ことばの知恵の輪
春庭ブックスタンド
春庭@アート散歩

ぽかぽか春庭「思い思いに体育の日」

2016-10-20 00:00:01 | エッセイ、コラム
20161020
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2016十六夜さまよい日記10月(4)思い思いに体育の日 in 代々木公園

 10月10日、マジェンバそばと有田の地ビールで腹ごしらえができたので、橋を渡って、代々木公園の芝生広場へ。
 休日を思い思いにすごす人々を見ることができて、眺めているだけで平和な気分になれます。



外国人の集まり


 フリスビーのような円盤を投げ合っているふたり。「その投げ方は、ふつうのフリスビーとは違うんですか」と、質問してみました。「これは、フリースタイルという投げ方です」と答えてくれました。代々木公園には、フリスビーやフリースタイルのサークルがいくつもあるみたいです。

 犬の散歩ともだち、のような人々もたくさんいましたが、珍しかったのは、ミーアキャット散歩友達のグループ。
 ミーアキャットをペットにしている人たち、寄り集まって散歩して、最後はカフェで飼育方法とかしつけとか語り合っているらしい。熊を飼育していた人たちが、熊に噛まれてなくなったというニュースあったけれど、ミーアキャットなら噛まれて死ぬまでには至らないだろうし。
 みな、かわいい、かわいいと言いながら見ていたけれど、顔は野性味たっぷりでした。私にはちょい怖い顔におもえたけれど、飼い主には世界一かわいく見えるのだとは思います。



 ディズニーの曲が聞こえてきたので、そばに寄ってみました。外国人親子が何組か演奏を聴いていました。東京ヘブンアーティスト、というグループではなく、facebookに活動をのせるために、演奏のようすをビデオ録画することになり、代々木公園でビデオ撮りしている、ということでした。世田谷区民センターなどで練習に集まれるメンバーを、facebookでお知らせして仲間になった、ということで、ディズニー曲発表会などの活動をしているそうです。



 写真掲載の場合、目は黒塗りしてほしいけれど、グループ名を出すのはOK,という許可をもらいました。ところが、忘れん坊の春庭、肝心のグループ名を忘れてしまいました。「名前聞いても、ボケ脳で忘れちゃうから、紙に書いてくれないかな」と、頼んで書いてもらったのに、メモしてくれた紙をどこかにしまって忘れてしまって、いつものボケです。

 いろんなキーワードで検索して、だめだったのですが、シンプルにディズニー曲 世田谷で、ようやく何番目かに名前が出てきました。
 楽団名、Magical Harmonyです。
 facebookは、https://www.facebook.com/1magicalharmony/

 マジカルハーモニーの演奏、楽しかったです。
 楽譜がなかったので、暗譜演奏できる曲だけで、聞くことができた曲数はすくなかったけれど、公演では、たくさんのレパートリーを披露してくれるのだと思います。2016年のコンサートは、6月28日、八王子市芸術文化会館いちょうホールで行った、ということでした。今は来年の発表目指して練習中、というので、機会があったら、来年のコンサート、聞いてみたいです。




 この平和で安穏な公園の人々を守っていける社会であってほしいけれど、それは絶対に、かの首相が演説し、それに迎合した与党議員がいっせいに拍手したという、海上保安庁、警察、自衛隊の力だけでは無いはず。

 首相が言う。「現場では夜を徹して、今この瞬間も、海上保安庁、警察、自衛隊員の諸君が任務に当たっています」「彼らに対し、今この場所から、心からの敬意を示そうではありませんか」と述べ、自ら演説を中断して拍手を始めた。すると、自民党議員も起立して手をたたき、演説は20秒近く「中断」した。と、いうニュース。
 大政翼賛会かと思った。

 「市民の平和な生活を守る」という点に関してなら、消防署員だって命を張って社会を守っています。火事の現場で救急の現場で。「現場では夜を徹して今、この瞬間も」消防署員は救急車にのり消防車に乗っていると思います。だけど、首相の頭にあるのは「海上保安庁、警察、自衛隊」のみ。消防署員には気の毒なことでした。

 この違いは何か。消防署員は武器を携行していないのです。海上保安庁は、船から自動小銃を撃った。警察官は拳銃を保持できる。自衛隊はむろん。一方消防署員は武器は持たない。な~るほど。首相にとって、「国民を守る」は眼中になく、国を守る、とは「武器を持つこと」に限定されるのだな、、、、と、前からわかっていたけれど、よもやこんな大政翼賛会方式で表明するとは思わなかった。世も末じゃと言っているうちに、音楽の教科書に歌が載るだろう。歌わない子どもは道徳の成績が不可になる。

♫肩をならべて兄さんと 今日も学校へ行けるのは
海保さんのおかげです
お国のために お国のために戦った 海保さんのおかげです
♫ 夕べ楽しい御飯どき 家内そろつて語るのも
警察さんのおかげです
お国のために  お国のために傷ついた 警察さんのおかげです
♫ 淋しいけれど母さまと 今日もまどかに眠るのも
自衛隊さんのおかげです
お国のために お国のために戦死した 自衛隊さんのおかげです

 自衛隊派遣の南スーダンジュバでは、政府軍と反政府軍の間でドンパチと銃撃戦が行われている。しかし、ジュバにたったの7時間滞在しただけで、「自衛隊派遣しても安全な地域です」と言った稲田朋美防衛庁長官は、野党の質問に対して「戦闘地域とは、国と国との戦いの場面を言うのであって、南スーダンは内戦なので、戦闘地域とは言わない。これは衝突である」という答弁を繰り返しました。たまたまテレビをつけたら、国会中継だったので、いつから「戦闘」ということばの意味が変わったのかと、口をあんぐりしながら見ていました。

 ほほう、銃撃戦やっていても、それは「国と国との戦いじゃないから、戦闘ではない」ですと。「衝突」ですと。
 ジュバでは一般市民の死者も出ています。しかし、それは戦闘のとばっちりで死んだのではないんですね。稲田長官の言によれば、「衝突」の結果の死者です。
 稲田長官は「国を守るためには、血を流す覚悟を」と、過去にも発言しているので、国民としては、国会しばらく休んで、自衛隊といっしょにジュバに2年ほど居続けたらどうかと思います。戦闘ではない、衝突の中なのだから、血を流す覚悟を持つまでもないでしょう。

 こりゃ、神にでも仏にでも、世界平和をお願いしなきゃならぬと、明治神宮へ。
 特定の宗教を持たない私ですが、「祈り」は大事だと思っています。

 明治百年の森を久しぶりに見ておこうと、神宮の鳥居をくぐる。大勢の人が列を作って並んでいる。薪能の開催日でした。
 薪能は見ることできなかったけれど、宮司さんが能舞台のお祓いをしているところを見ることができました。




 能の公演、ふだんの公演では、謡を習っている人と仕舞を習っている人しか見にこないけれど、なぜか薪能だけは、どの地区の薪能も、チケット早々に完売ですと。要は能を見たいのではなく、イベントに参加したいのですね。

 明治神宮薪能は、建設会社の安藤ハザマが協賛奉納の催しのようで、往復はがき応募すると、どういう抽選かわからないけれど、500組千人が招待される。
 有名人招待と往復はがき応募招待の受付は、分かれていましたから、ハガキ応募は後ろの席だろうなあ、と見当がつく。
 
 神宮の森を見るつもりで来たのですが、木を見て森を見ざるごとく、森を見ず薪を見た。



 ついでと言ってはなんですが、パンパンと拍手して、家内安全健康長寿学業成就その他もろもろをお願いして原宿駅から帰りました。

<つづく>
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする