こんばんは、白黒茶々です。
前回、私は箔や波とともに涼しくて楽しいところを求めて、奥浜名湖の観光名所の竜ヶ岩洞に行ってきました。 しかし気付いたら、そちらではほとんど私一人だけが美味しい想いをしてしまいました。 次に行くところは、箔や波にも喜んでもらえると思うから、だからね、ねっ。 ………と、彼らに弁明しながら、竜ヶ岩洞から車を走らせること20分ほどのところに………
………いや、正確には駐車場からさらに少しばかり歩いていったところに、奥山半僧坊の通称で知られている、奥浜名湖の名刹こと大本山方広寺はあります。 こちらのお寺は、建徳2年(1371年)に、後醍醐天皇の皇子の無文元選禅師によって開創されました。都会の喧騒から離れた静かな山里に伽藍を連ねていたのですけど、明治14年(1881年)に起こった山火事によって、それらのほとんどを焼失。 その後、順次整えられ、今に至ります。
そういえば、こちらの山門の脇の長い階段を上がっていったところに、宿坊というか、お寺の研修所がありましたね。私は高校時代に、そちらで2回ほど合宿したことがあるのですよ。 やはりお寺の施設ということで、朝の清掃や座禅、お坊さんの法話などがもれなく付いてきました。あと、ちょっと粗末な食事やその前に唱える「食事五観」、コンクリート打ちっぱなしの構造やおしゃべり禁止の浴場、向い合わせの洗面所の鏡、………などなど、その施設に関わることはよく覚えています。 実は、今でも私はその中の「食事五観」を唱えることができるのですよ。 私にとって思い出深いその研修所は、現在はどうなっているのでしょうか?
………うがっ そこに至る階段が封鎖されてる。しかも、すっかり荒れ果てているではありませんか。 そうしたら、研修所の建物は
箔と波も道連れにして、実際に確認しに行ったら、やはり跡形もなくなっていました。あの修行体験は、夢幻のごとく思えてしまいました。どうやらお寺の研修施設は、本堂近くに新たに造られたところに統廃合されたみたいです。
気を取り直して、山中に拓かれた境内を散策することにしましょう。 老松や古杉の下を通る道は、木陰となっているのに加えて沢風も吹いているので、夏でも涼しいです。
これなら、ワンコも快適に散歩できるでしょう。
もちろんこちらの境内は、ワンコ連れでも入ることができるのですよ。
まだまだグイグイいきますよ
※白黒茶々さん、「三候立ち去りの図」に4コマも使うのは、少し欲張りなのでは!?(編集部注)
その参道脇には、五百羅漢(らかん)と呼ばれる石像が無数に点在しています。
これらは表情が豊かで、見る人の心を和ませてくれます。 しかし、夜になるとザワザワと動きだし、その様子を見てしまった人は殺……… というのはウソですけど。 石橋の上には4体の羅漢さんが見えるのですけど、お寺から渡されたパンフレットの写真には、なんと5体も写っているではありませんか しかも、立っている羅漢さんの位置も違いますし。ひょっとしたら、夜に動き出すというウワサは本当かも知れませんね。 もしうっかり動いている彼らの姿を見てしまったら、石頭の頭突きを喰らわされるのでしょうか
………という恐ろしい(?)ことを想像しながら歩いていって、行き着いたところは………
つい勢いあまって、お寺の反対側の峰を登っていってしまいました。 そこには、大正12年(1923年)に寄進された三重の塔があるのですよ。
その高台からは、奥山方広寺の本堂を中心とした主要部を見渡すことができるのですよ。 そうしたら、今からそちらのほうに向かいます。
こちらは、開山円明大師の尊像を安置し、歴代天皇の尊牌を奉安している開山堂 ………の正面にある勅使門です。そのすぐ近くに………
こちらの本堂はあります。 明治38年(1905年)から13年ほどかけて建てられたもので、間口32m奥行27mもあります。それから、中央に掲げられている「深奥山」の額は、山岡鉄舟の書であります。そこで箔波写真を撮っていたら、お寺の受け付けのお坊さんとお姉さんがこちらに出てきて「スピッツなんて、珍しいですね」から始まり、いろいろと聞かれたり、箔や波を撫でてもらったりしました。
なんか羅漢さんのおかげで、前もって想定していたものとは違う涼しさを感じてしまいましたけど、奥山方広寺は杉林の中に堂塔が点在する静かな霊場で、ワンコと一緒に散策するのにはいいところです。 さらにもう少ししたら、その木々の間から蜩(ひぐらし)の声が聞こえてくるようになり、夏の風情をより感じることができますよ。 それから、その近くには広大なドッグランを有する奥山高原や、ジンギスカン鍋を味わうことのできるきじ亭もあるので、時間に余裕のある方はそれらも合わせてご訪問くださいませ。
食事五観を唱えてみたい方は、こちらに投票してやってください。
前回、私は箔や波とともに涼しくて楽しいところを求めて、奥浜名湖の観光名所の竜ヶ岩洞に行ってきました。 しかし気付いたら、そちらではほとんど私一人だけが美味しい想いをしてしまいました。 次に行くところは、箔や波にも喜んでもらえると思うから、だからね、ねっ。 ………と、彼らに弁明しながら、竜ヶ岩洞から車を走らせること20分ほどのところに………
………いや、正確には駐車場からさらに少しばかり歩いていったところに、奥山半僧坊の通称で知られている、奥浜名湖の名刹こと大本山方広寺はあります。 こちらのお寺は、建徳2年(1371年)に、後醍醐天皇の皇子の無文元選禅師によって開創されました。都会の喧騒から離れた静かな山里に伽藍を連ねていたのですけど、明治14年(1881年)に起こった山火事によって、それらのほとんどを焼失。 その後、順次整えられ、今に至ります。
そういえば、こちらの山門の脇の長い階段を上がっていったところに、宿坊というか、お寺の研修所がありましたね。私は高校時代に、そちらで2回ほど合宿したことがあるのですよ。 やはりお寺の施設ということで、朝の清掃や座禅、お坊さんの法話などがもれなく付いてきました。あと、ちょっと粗末な食事やその前に唱える「食事五観」、コンクリート打ちっぱなしの構造やおしゃべり禁止の浴場、向い合わせの洗面所の鏡、………などなど、その施設に関わることはよく覚えています。 実は、今でも私はその中の「食事五観」を唱えることができるのですよ。 私にとって思い出深いその研修所は、現在はどうなっているのでしょうか?
………うがっ そこに至る階段が封鎖されてる。しかも、すっかり荒れ果てているではありませんか。 そうしたら、研修所の建物は
箔と波も道連れにして、実際に確認しに行ったら、やはり跡形もなくなっていました。あの修行体験は、夢幻のごとく思えてしまいました。どうやらお寺の研修施設は、本堂近くに新たに造られたところに統廃合されたみたいです。
気を取り直して、山中に拓かれた境内を散策することにしましょう。 老松や古杉の下を通る道は、木陰となっているのに加えて沢風も吹いているので、夏でも涼しいです。
これなら、ワンコも快適に散歩できるでしょう。
もちろんこちらの境内は、ワンコ連れでも入ることができるのですよ。
まだまだグイグイいきますよ
※白黒茶々さん、「三候立ち去りの図」に4コマも使うのは、少し欲張りなのでは!?(編集部注)
その参道脇には、五百羅漢(らかん)と呼ばれる石像が無数に点在しています。
これらは表情が豊かで、見る人の心を和ませてくれます。 しかし、夜になるとザワザワと動きだし、その様子を見てしまった人は殺……… というのはウソですけど。 石橋の上には4体の羅漢さんが見えるのですけど、お寺から渡されたパンフレットの写真には、なんと5体も写っているではありませんか しかも、立っている羅漢さんの位置も違いますし。ひょっとしたら、夜に動き出すというウワサは本当かも知れませんね。 もしうっかり動いている彼らの姿を見てしまったら、石頭の頭突きを喰らわされるのでしょうか
………という恐ろしい(?)ことを想像しながら歩いていって、行き着いたところは………
つい勢いあまって、お寺の反対側の峰を登っていってしまいました。 そこには、大正12年(1923年)に寄進された三重の塔があるのですよ。
その高台からは、奥山方広寺の本堂を中心とした主要部を見渡すことができるのですよ。 そうしたら、今からそちらのほうに向かいます。
こちらは、開山円明大師の尊像を安置し、歴代天皇の尊牌を奉安している開山堂 ………の正面にある勅使門です。そのすぐ近くに………
こちらの本堂はあります。 明治38年(1905年)から13年ほどかけて建てられたもので、間口32m奥行27mもあります。それから、中央に掲げられている「深奥山」の額は、山岡鉄舟の書であります。そこで箔波写真を撮っていたら、お寺の受け付けのお坊さんとお姉さんがこちらに出てきて「スピッツなんて、珍しいですね」から始まり、いろいろと聞かれたり、箔や波を撫でてもらったりしました。
なんか羅漢さんのおかげで、前もって想定していたものとは違う涼しさを感じてしまいましたけど、奥山方広寺は杉林の中に堂塔が点在する静かな霊場で、ワンコと一緒に散策するのにはいいところです。 さらにもう少ししたら、その木々の間から蜩(ひぐらし)の声が聞こえてくるようになり、夏の風情をより感じることができますよ。 それから、その近くには広大なドッグランを有する奥山高原や、ジンギスカン鍋を味わうことのできるきじ亭もあるので、時間に余裕のある方はそれらも合わせてご訪問くださいませ。
食事五観を唱えてみたい方は、こちらに投票してやってください。
涼しいのでしょうね~
羅漢さんには涼しさを通り越したものを頂けそうですが、私は夜は遠慮したいです
ただ、この道を私は歩き通せるのかしら・・・
体力と気力と健脚が必要ですね!
白黒茶々家のパワーを頂きたいです
その山道は確かに起伏があるのですけど、数年前に来たときのイメージで歩いていったら、すぐに本堂にたどり着いてしまいました。
けいママさんもこちらに来る機会があったら、ぜひ