こんばんは、白黒茶々です。
前回からの続きで、私・たつぴ・箔・波の2人と2頭は、ワンコイベントのDOG!フェスタの会場となる、キラメッセぬまづに来ています。 その会場では、スピ仲間との顔合わせの合間をぬって、いくつかの参加型のイベントにも挑んでいました。今回は、それらの様子をメインにしてお伝えします。
まずは、せっかくDOG!フェスタに来たのだから、毎回参加している「来場者記念撮影」をやっておきましょう。 それはどんな撮影かというと、沼津やその周辺の輸入車ディーラーの高価な展示車をバックにして、プロのカメラマンが愛犬の写真を撮ってくれるというものです。もちろん、ワンコの飼い主もそれに便乗して、自分のカメラで写してもいいのですよ。
しかし、モデルの箔と波は撮影には非協力的で、カメラのほうになかなか顔を向けてくれませんでした。
「よし、撮れた」
そうしているうちに、カメラマンさんはわずかなチャンスを逃さずに、納得のいく絵をカメラに納めることができたみたいです。私のほうは、まだいい写真が撮れていないというのに。 しかし、彼がそう言ったからには、私は泣く泣くここで打ち切るしかありません。
また、同じブースでは「愛犬ドライバー認定」というのもおこなわれていました。飼い主は、愛犬と一緒にドライブに出掛ける機会が増えつつある今日この頃。 その際、飼い主はドライブ中の愛犬の安全にどれくらい気を付けているのか?またその際にワンコのほうは、飼い主の指示に従って冷静に行動ができるか?ということで、Wonderful Styleも協力して、ワンコと飼い主が安心・安全にドライブできるように、ドライブマナーをチェックするというものです。それから、この検定にはブロンズ、シルバー、ゴールドの3つのクラスがあって、段階を一つずつ踏んで上を目指していくシステムとなっています。
ちなみに私たちは、前回のDOG!フェスタでシルバーを獲得したので、今回はいよいよゴールドに挑むことになりました。
まずは、荷室にクレートが据え置かれた車を前にして、ワンコが「おすわり」の状態で待ち、次にその中に嫌がらずに入れるかどうかを試されました。最初に箔が挑んだら、そこまでは難なくクリア さらにクレートと荷室のドアが閉められ、その状態のまま30秒間鳴いたり叫んだりしなければOKなのですけど、果たして……… 彼は車でのお出掛けの際にはいつもクレートに入れられていて、すっかり慣れていることから、それらの試練(?)を突破することができました。
そうしたら、同じことを波にもやってもらいますよ 彼女は、クレートに入るところまでは、順調にいきました。あとは、封鎖されてから辛抱するだけなのですけど……… 実は彼女だけは、クレートを介したドライブ中にグジュることが、しばしばあるのですよ。 その悪癖が、どうかこの場面で出ませんように~~~ と願いつつ、待ち続けた結果……… なんと、彼女もその難問(?)をクリアすることができたのです
しかし、それだけで終わりだと思ってはいけませんよ 彼らの努力に報いるためにも、最終段階として今度は飼い主の私が筆記試験に挑むことになっていました。 そのテストは選択型の5問で、ゴールドに合格するためには全問に正解しなければならないのです。その結果………
やった、やりました なんとかゴールドクラスに合格することができましたよ テストの内容をバラすことはできないのですけど、ドライブ中のワンコの立場になって考えれば、自ずから答えが出てくると思います。
ゴールドの獲得はとても嬉しいのですけど、これ以上受けられないなんて、少し寂しくもあります。
参加型のイベントは、このあとにもありました。いや、そちらのほうが私たちにとってはメインだったのですけど。気になるそのイベントとは……… 『待てっ!』ゲームのことであります。 私は波とともに過去3回、その勝負に挑戦したことがあるのですよ。しかし、3回目となる昨秋に浜松でおこなわれたDOG!フェスタでは、予選の同じ組にその道に長けたワンコが参加していたこともあって、あえなく惨敗。 彼(彼女?)はおすわりのプロといえるほどのレベルで、教室に通っていたか、もしくは専門の指導者の手ほどきを受けていたと思われます。一方の私はド素人で、その躾しか受けていない波のほうにも限界がありました。 勝って当然のプロが、私や波を含めた素人集団の対決に参戦したら、シラけてしまうのでは?いや、彼らにも参加する権利は平等にあり、何も間違っていることはしていないので、決して拒絶してはいけません。だが、しかし………
完膚なきまでに叩きのめされた私は、「絶対に敵いっこない」と沈みこみ、今後の『待てっ!』ゲームへの参加は諦めようとも思うようになりました。そうはいっても、それ以後はそのことについてずっと考え続けました。
『待てっ!』ゲームのことは、キライになってしまったのか?「いや、DOG!フェスタのなかでは最も面白い企画だと思っている」じゃあ、もう出なくてもいい?「そんなことはない、また波と一緒に出たい」勝ち負けはこの際、こだわらないことにします。それでも、できるだけのことをしてから挑むようにしよう。ということで、再び出場する決意をしました。
そして、今回のDOG!フェスタを前にして出場ワンコの事前募集が始まり、私は波と一緒に申請。その結果、今回もなんとかエントリーすることができました。
決戦が近付いた頃から、私は波と「まて」の特訓を始めました。とはいっても、どのようにしたらうまく鍛えられるのか分からないかったので、ほぼ独学でしたけど。
まずは散歩の途中で、ある程度スペースがあって車の往来が少ない場所に波を連れていき、そこで彼女に「まて」をさせました。散歩中は常にグイグイ引っ張っていくのですけど、その指示が出てからは、波はおとなしくその場に留まってくれました。 それができたら、私と箔は1歩2歩……… と、彼女から離れました。それでも大丈夫なようなら、今度は座っている彼女のまわりをぐるりと1周して……… 前回の『待てっ!』ゲームでは、この段階で動いてアウトとなってしまったのですよね。なかには彼女のノリが悪くて訓練がうまくいかない日もあったのですけど、そのような日はムリをさせないで早めに切り上げるようにしました。それから、雨の日はさすがにやらなかった……… というよりは、波の散歩そのものが中止でしたけど。
家に帰ってからも、波にとっての試練は続きました。そうしたら今度は、ご飯を前にして「まて」をできるだけ引き延ばしますよぉ~ その際には、今回出場予定のない箔も道連れに……… いや、付き合ってもらいました。しかし、彼のまわりのほうが先にヨダレの海となってしまいました。
そのような日々を私たちは送っていき、いよいよ『待てっ!』ゲームの対決の舞台となる、DOG!フェスタの会場のメインステージの上に立つことになりました。 そのイベントに参加するのは、5組に振り分けられた各5頭、合計25頭のワンコたち。それぞれの組ごとに予選をおこない、最後まで残った各組の1頭が決勝に進出することになっていました。ちなみに波が組み込まれたのは、3組目。前の組のほうは棄権犬が1頭出て、4頭で争うことに。「競争率が減って、いいなぁ~」なんて言っていたら、波の組はそれを上回る棄権があって、3頭がステージに上がりました。 なかにはおすわりしてくれなくて、なかなかスタートできないワンコもいましたけど、いよいよその戦いの火蓋が切って落とされました。
まず私は、おすわりした波の前に立ち、その距離をしだいに広げていきました。ここまでは、難なくクリア。 次に、私が彼女のまわりを1周するのですけど、彼女はちょっと不安な様子で、視線で私を追っていました。そんな彼女に対して、私は「何も心配しなくていいから、そこでジッとしていなさい」というメッセージを目で送りました。その効果があったからなのか?波はなんとか持ち堪えてくれました。 この時点で、残っているワンコは2頭だけです。
「まだ決着がつきませんね。そうしたら、今度は飼い主さんはワンちゃんの前でまわれ右をして、背中を向けてください」
うわっ、ここまで持つとは思ってもいなかったから、それ以上の訓練はしていないよぉ。 と言いつつも、私は言われた通りにしたのですけど……… 波がどのような表情でどうしているのか全く見えませんし、この指示は飼い主にとっては、かなりキツいです。 そうしているうちに、「ああっ、ついに動いちゃいましたね」決着がついたみたいです。果たして、勝者は………
「おめでとうございます 決勝に進出したのは、波ちゃんです」
「おおおおぉ~ やった、やったぞ、波ちゃ 」
これまで、決勝進出を目標にして頑張ってきたのですけど、思っていた以上に嬉しいですね。 もうここまで来られたら、充分です。ここから先はいつ負けてもいいので、気楽に挑んでみることにします。そして、残り2組の代表犬が出そろうのを待ってから、いよいよ夢にまで見た決勝戦が始まりました。
おすわりさせたあと、ワンコから距離を広げ、さらにそのまわりを1周。 この段階で脱落者が出たかも知れませんけど、私は波とのことで手一杯でした。次には、回れ右の試練が待ち構えていました。「いつ負けてもいい」なんてカッコいいことを言ってしまいましたけど、やっぱりこれはキツいですね。 それでも、波はまだ動かずにその場に留まっていてくれました。
「ワンちゃん、頑張っていますね。なかなか決着がつかないので、飼い主さんはステージから降りてください」
この段階で残っているワンコは、波も含めてわずか2頭。これにて、準優勝以上は確定しました。 それでも、波は頑張っていました。一騎討ちの対戦となったのは、日本スピッツの波と、シェットランドシープドッグ(シェルティー)のシェリーちゃん。この組み合わせには、シェルティ&スピッツさんが喜ばれるかも知れません。
「ワンちゃん、スゴいです そうしたら、飼い主さんはワンちゃんから見えないところまで行ってください」
え~っ また見えない試練をやるのですか。こうなったからには、遠いところから波を信じて祈るしかありません。しかし、ここまできても彼女は粘っていました。もう、私が課した修業を圧倒的に超えていますよ。………というよりは、本当に波ちゃ?
「ここまでもつれたら、最終兵器を使わせていただきますよ。ワンちゃんの前で、私がボールをコロコロさせてみます」
それからしばらくして、「あっ、動いちゃいました」という声が聞こえてきました。ついに決着がついたみたいですね。果たして、波は………
「シェリーちゃんの優勝です シェリーちゃん、おめでとう」
波は、ボールコロコロの誘惑に負けてしまったみたいです。それでも、ここまでよく頑張ってくれました。「なみぃ~ エライぞ、よくやった」私は泣きながら彼女を抱きしめたかったのですけど、大勢の観衆の前だったので、泣くところだけはやめておきました。
親バカを承知で言わせていただきますけど、『待てっ!』ゲームで波は素人の域を超えるところまで頑張ってくれました。 準優勝とはいっても、最後まで善戦してくれて優勝に等しい、さらには私にとっては忘れられない勝負となりました。 ステージの下で、カメラを片手に箔と一緒に応援していたたつぴも、興奮しまくりでしたし。これは、私が思っていた以上に波との間に信頼関係が築けていたからかも知れません。その機会を用意してくださった、Wonderful Styleのスタッフの皆さん、それから私たちのことを暖かく見守りつつ、応援してくださった来場者の皆さん、ありがとうございました。
「そういえば、ゆるキャラとの『あっち向いてホイ!』対決も準優勝だったね」という方は、こちらに投票してやってください。
前回からの続きで、私・たつぴ・箔・波の2人と2頭は、ワンコイベントのDOG!フェスタの会場となる、キラメッセぬまづに来ています。 その会場では、スピ仲間との顔合わせの合間をぬって、いくつかの参加型のイベントにも挑んでいました。今回は、それらの様子をメインにしてお伝えします。
まずは、せっかくDOG!フェスタに来たのだから、毎回参加している「来場者記念撮影」をやっておきましょう。 それはどんな撮影かというと、沼津やその周辺の輸入車ディーラーの高価な展示車をバックにして、プロのカメラマンが愛犬の写真を撮ってくれるというものです。もちろん、ワンコの飼い主もそれに便乗して、自分のカメラで写してもいいのですよ。
しかし、モデルの箔と波は撮影には非協力的で、カメラのほうになかなか顔を向けてくれませんでした。
「よし、撮れた」
そうしているうちに、カメラマンさんはわずかなチャンスを逃さずに、納得のいく絵をカメラに納めることができたみたいです。私のほうは、まだいい写真が撮れていないというのに。 しかし、彼がそう言ったからには、私は泣く泣くここで打ち切るしかありません。
また、同じブースでは「愛犬ドライバー認定」というのもおこなわれていました。飼い主は、愛犬と一緒にドライブに出掛ける機会が増えつつある今日この頃。 その際、飼い主はドライブ中の愛犬の安全にどれくらい気を付けているのか?またその際にワンコのほうは、飼い主の指示に従って冷静に行動ができるか?ということで、Wonderful Styleも協力して、ワンコと飼い主が安心・安全にドライブできるように、ドライブマナーをチェックするというものです。それから、この検定にはブロンズ、シルバー、ゴールドの3つのクラスがあって、段階を一つずつ踏んで上を目指していくシステムとなっています。
ちなみに私たちは、前回のDOG!フェスタでシルバーを獲得したので、今回はいよいよゴールドに挑むことになりました。
まずは、荷室にクレートが据え置かれた車を前にして、ワンコが「おすわり」の状態で待ち、次にその中に嫌がらずに入れるかどうかを試されました。最初に箔が挑んだら、そこまでは難なくクリア さらにクレートと荷室のドアが閉められ、その状態のまま30秒間鳴いたり叫んだりしなければOKなのですけど、果たして……… 彼は車でのお出掛けの際にはいつもクレートに入れられていて、すっかり慣れていることから、それらの試練(?)を突破することができました。
そうしたら、同じことを波にもやってもらいますよ 彼女は、クレートに入るところまでは、順調にいきました。あとは、封鎖されてから辛抱するだけなのですけど……… 実は彼女だけは、クレートを介したドライブ中にグジュることが、しばしばあるのですよ。 その悪癖が、どうかこの場面で出ませんように~~~ と願いつつ、待ち続けた結果……… なんと、彼女もその難問(?)をクリアすることができたのです
しかし、それだけで終わりだと思ってはいけませんよ 彼らの努力に報いるためにも、最終段階として今度は飼い主の私が筆記試験に挑むことになっていました。 そのテストは選択型の5問で、ゴールドに合格するためには全問に正解しなければならないのです。その結果………
やった、やりました なんとかゴールドクラスに合格することができましたよ テストの内容をバラすことはできないのですけど、ドライブ中のワンコの立場になって考えれば、自ずから答えが出てくると思います。
ゴールドの獲得はとても嬉しいのですけど、これ以上受けられないなんて、少し寂しくもあります。
参加型のイベントは、このあとにもありました。いや、そちらのほうが私たちにとってはメインだったのですけど。気になるそのイベントとは……… 『待てっ!』ゲームのことであります。 私は波とともに過去3回、その勝負に挑戦したことがあるのですよ。しかし、3回目となる昨秋に浜松でおこなわれたDOG!フェスタでは、予選の同じ組にその道に長けたワンコが参加していたこともあって、あえなく惨敗。 彼(彼女?)はおすわりのプロといえるほどのレベルで、教室に通っていたか、もしくは専門の指導者の手ほどきを受けていたと思われます。一方の私はド素人で、その躾しか受けていない波のほうにも限界がありました。 勝って当然のプロが、私や波を含めた素人集団の対決に参戦したら、シラけてしまうのでは?いや、彼らにも参加する権利は平等にあり、何も間違っていることはしていないので、決して拒絶してはいけません。だが、しかし………
完膚なきまでに叩きのめされた私は、「絶対に敵いっこない」と沈みこみ、今後の『待てっ!』ゲームへの参加は諦めようとも思うようになりました。そうはいっても、それ以後はそのことについてずっと考え続けました。
『待てっ!』ゲームのことは、キライになってしまったのか?「いや、DOG!フェスタのなかでは最も面白い企画だと思っている」じゃあ、もう出なくてもいい?「そんなことはない、また波と一緒に出たい」勝ち負けはこの際、こだわらないことにします。それでも、できるだけのことをしてから挑むようにしよう。ということで、再び出場する決意をしました。
そして、今回のDOG!フェスタを前にして出場ワンコの事前募集が始まり、私は波と一緒に申請。その結果、今回もなんとかエントリーすることができました。
決戦が近付いた頃から、私は波と「まて」の特訓を始めました。とはいっても、どのようにしたらうまく鍛えられるのか分からないかったので、ほぼ独学でしたけど。
まずは散歩の途中で、ある程度スペースがあって車の往来が少ない場所に波を連れていき、そこで彼女に「まて」をさせました。散歩中は常にグイグイ引っ張っていくのですけど、その指示が出てからは、波はおとなしくその場に留まってくれました。 それができたら、私と箔は1歩2歩……… と、彼女から離れました。それでも大丈夫なようなら、今度は座っている彼女のまわりをぐるりと1周して……… 前回の『待てっ!』ゲームでは、この段階で動いてアウトとなってしまったのですよね。なかには彼女のノリが悪くて訓練がうまくいかない日もあったのですけど、そのような日はムリをさせないで早めに切り上げるようにしました。それから、雨の日はさすがにやらなかった……… というよりは、波の散歩そのものが中止でしたけど。
家に帰ってからも、波にとっての試練は続きました。そうしたら今度は、ご飯を前にして「まて」をできるだけ引き延ばしますよぉ~ その際には、今回出場予定のない箔も道連れに……… いや、付き合ってもらいました。しかし、彼のまわりのほうが先にヨダレの海となってしまいました。
そのような日々を私たちは送っていき、いよいよ『待てっ!』ゲームの対決の舞台となる、DOG!フェスタの会場のメインステージの上に立つことになりました。 そのイベントに参加するのは、5組に振り分けられた各5頭、合計25頭のワンコたち。それぞれの組ごとに予選をおこない、最後まで残った各組の1頭が決勝に進出することになっていました。ちなみに波が組み込まれたのは、3組目。前の組のほうは棄権犬が1頭出て、4頭で争うことに。「競争率が減って、いいなぁ~」なんて言っていたら、波の組はそれを上回る棄権があって、3頭がステージに上がりました。 なかにはおすわりしてくれなくて、なかなかスタートできないワンコもいましたけど、いよいよその戦いの火蓋が切って落とされました。
まず私は、おすわりした波の前に立ち、その距離をしだいに広げていきました。ここまでは、難なくクリア。 次に、私が彼女のまわりを1周するのですけど、彼女はちょっと不安な様子で、視線で私を追っていました。そんな彼女に対して、私は「何も心配しなくていいから、そこでジッとしていなさい」というメッセージを目で送りました。その効果があったからなのか?波はなんとか持ち堪えてくれました。 この時点で、残っているワンコは2頭だけです。
「まだ決着がつきませんね。そうしたら、今度は飼い主さんはワンちゃんの前でまわれ右をして、背中を向けてください」
うわっ、ここまで持つとは思ってもいなかったから、それ以上の訓練はしていないよぉ。 と言いつつも、私は言われた通りにしたのですけど……… 波がどのような表情でどうしているのか全く見えませんし、この指示は飼い主にとっては、かなりキツいです。 そうしているうちに、「ああっ、ついに動いちゃいましたね」決着がついたみたいです。果たして、勝者は………
「おめでとうございます 決勝に進出したのは、波ちゃんです」
「おおおおぉ~ やった、やったぞ、波ちゃ 」
これまで、決勝進出を目標にして頑張ってきたのですけど、思っていた以上に嬉しいですね。 もうここまで来られたら、充分です。ここから先はいつ負けてもいいので、気楽に挑んでみることにします。そして、残り2組の代表犬が出そろうのを待ってから、いよいよ夢にまで見た決勝戦が始まりました。
おすわりさせたあと、ワンコから距離を広げ、さらにそのまわりを1周。 この段階で脱落者が出たかも知れませんけど、私は波とのことで手一杯でした。次には、回れ右の試練が待ち構えていました。「いつ負けてもいい」なんてカッコいいことを言ってしまいましたけど、やっぱりこれはキツいですね。 それでも、波はまだ動かずにその場に留まっていてくれました。
「ワンちゃん、頑張っていますね。なかなか決着がつかないので、飼い主さんはステージから降りてください」
この段階で残っているワンコは、波も含めてわずか2頭。これにて、準優勝以上は確定しました。 それでも、波は頑張っていました。一騎討ちの対戦となったのは、日本スピッツの波と、シェットランドシープドッグ(シェルティー)のシェリーちゃん。この組み合わせには、シェルティ&スピッツさんが喜ばれるかも知れません。
「ワンちゃん、スゴいです そうしたら、飼い主さんはワンちゃんから見えないところまで行ってください」
え~っ また見えない試練をやるのですか。こうなったからには、遠いところから波を信じて祈るしかありません。しかし、ここまできても彼女は粘っていました。もう、私が課した修業を圧倒的に超えていますよ。………というよりは、本当に波ちゃ?
「ここまでもつれたら、最終兵器を使わせていただきますよ。ワンちゃんの前で、私がボールをコロコロさせてみます」
それからしばらくして、「あっ、動いちゃいました」という声が聞こえてきました。ついに決着がついたみたいですね。果たして、波は………
「シェリーちゃんの優勝です シェリーちゃん、おめでとう」
波は、ボールコロコロの誘惑に負けてしまったみたいです。それでも、ここまでよく頑張ってくれました。「なみぃ~ エライぞ、よくやった」私は泣きながら彼女を抱きしめたかったのですけど、大勢の観衆の前だったので、泣くところだけはやめておきました。
親バカを承知で言わせていただきますけど、『待てっ!』ゲームで波は素人の域を超えるところまで頑張ってくれました。 準優勝とはいっても、最後まで善戦してくれて優勝に等しい、さらには私にとっては忘れられない勝負となりました。 ステージの下で、カメラを片手に箔と一緒に応援していたたつぴも、興奮しまくりでしたし。これは、私が思っていた以上に波との間に信頼関係が築けていたからかも知れません。その機会を用意してくださった、Wonderful Styleのスタッフの皆さん、それから私たちのことを暖かく見守りつつ、応援してくださった来場者の皆さん、ありがとうございました。
「そういえば、ゆるキャラとの『あっち向いてホイ!』対決も準優勝だったね」という方は、こちらに投票してやってください。
楽しいドッグフェスタの様子に羨ましい~
スピちゃんたちの集合写真(前のブログ)もすごいけど・・・
波ちゃんの「待てゲーム」準優勝はスゴ~イ♪
本当にブログを読み進めるうちにワクワクドキドキ!
我が家のスピちゃんたちは到底無理ですよ
白黒茶々さんの日頃の訓練の賜物ですね(*´∀`*)
・・・私も密かに練習しようかな・・・ 「待て」 と「おいで」は何とか身につけさせたいのですが
根気が必要ですね~(私の!)
こんな楽しいイベント、もうちょっと近かったら覗いてみたいものですが~ 次回も楽しみにしてます
とっても、嬉しい~です
今回のDOG!フェスタは、内容だけではなく予想外に多くのお仲間と逢うことができて、とても楽しく充実していました。
波の『待てっ!』ゲームのレポート、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 今回は運も味方したのですけど、私の期待以上に波は頑張ってくれました。ゆめちゃんファミリー全員にもその素質はあると思いますよ。もちろん、心愛ちゃんにも。
DOG!フェスタの浜松での開催は、11月あたりにおこなわれると思います。その日程がわかったら、お知らせしますよ。ちなみに、その会場となる浜松総合産業展示館は、浜松インターのすぐ近くにあります。
そんな波にお祝いのお言葉をくださり、ありがとうございます。