波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

Tキャプテンの背中

2015-07-18 00:28:43 | 野球ネタ
こんばんは、箔ですワン。
今月中旬の日曜日のことなのだ。お父さんは2時台に起きて、何やらゴソゴソと身支度をし出したのだ。 このパターンは……… おれっちと波ちゃはつい興奮して騒いだのですけど、お父さんにたしなめられてしまいました。 はいはい、おとなしく待つようにしますワン。



さらに、日の出前の4時くらいに散歩に連れていってくれて……… おれっちの長年の経験からすると、これは始発列車に乗るパターンに違いないのだ。 お父さん、今回はおれっちたちをどのような楽しいところに連れていってくれるのか?なのだ。



ところが、お父さんは「じゃあ、お留守番ヨロシク 」とか言って、野球帽をかぶって一人で出掛けていってしまったのだ。 その数日前に、おれっちとこのような写真を撮ったというのに、あれは今回のネタを盛り上げる(?)ための演出だったのでしょうか? とにかく、ここから先の日記は、お父さんにお願いするのだ。


こんばんは、白黒茶々です。
ここから先は、私がお伝えします。 今年も高校野球の時季がやって参りました そして、私は母校の新居(あらい)高校の応援をするために、愛鷹(あしたか)球場に向かっているところです。今年は運良く(?)私の休みの日にその試合があるのですよ。昨年と一昨年はスケジュールの都合などがあって厳しかったのですけど、そこの初戦の試合を観に行くのは3年ぶりとなります。果たして、今回はどのような展開になるのでしょうか?自宅の最寄り駅から在来線の列車に乗ること2時間半強。 さらに沼津駅からバスに乗って20分ぐらいのところの、愛鷹山の麓に抱かれた高台に………



今回の戦いの舞台となる、愛鷹球場はあります。 平成元年(1989年)にオープンしたこちらの球場は県営で、静岡県の東部地区のメイン球場となっているのですけど、やはり同じ県内でも最西端のウチからはけっこう遠かったです。 そこに新居高校が登場するのも、今回が初めてのこととなります。



その前におこなわれた第1試合は、誠恵高校韮山高校の対戦でした。韮山高校といえば、20年前に初めて甲子園に出場し、先日世界遺産に認定された韮山反射炉も、その近くにあるのですよ。 ちなみにその試合は12対1の5回コールドで、韮山高校が勝ちました。

その試合が終わったら、いよいよ新居高校の出番となるのですけど、その前にそこの野球部のキャプテンのT君の話を少しさせてください。



T君は、昨年の夏の大会が終わって新チームを結成したときに、新居高校の野球部のキャプテンになりました。 ちなみにポジションはキャッチャー。守備の扇の要となる位置からチームを見守り、攻守にわたって引っ張っていっただけではなく………



エースのK投手のリリーフとして、マウンドに上がることもあったのですよ。 背番号2のピッチャーも、なかなかカッコいいですね。 ちなみにこれらの写真は、昨年の8月におこなわれた秋季大会のものであります。ひと冬を越えて、チームのほうもさらにまとまってきたのですけど、そのような中でT君がアクシデントに見舞われてしまいました。
5月末におこなわれた交流試合で、彼は左足を粉砕骨折してしまったのです。この時期からでは、夏の大会でプレーするのは絶望的です。そうなってしまったからには、チームで彼の抜けた穴を埋めることに力を入れなければなりません。果たして夏の大会までに、チームの建て直しはできるのでしょうか?



その約1ヶ月後の6月末には、組み合わせ抽選会がおこなわれました。そのイベントに、なんとTキャプテンは松葉杖をついて参加したというのですよ そのような状況で、彼が引き当てた相手は……… 小山(おやま)高校でした。新居高校は、今からちょうど20年前にもその高校と対戦したのですけど、そのときは2対6で敗れてしまいました。 果たして、今年はその雪辱を果たすことはできるのでしょうか?



………という思いを廻らせているうちに、目の前の試合は始まりました。 今回は小山が先行ですね。それから、新居の先発投手はやはりK君です。まずは、同校の初回の攻撃を無得点に抑えて……… といきたいところでしたけど、2アウトから打たれ、1点を先制されてしまいました。



しかし、試合はまだ始まったばかりですよ。その裏、新居はすかさず反撃し、3塁打などが出て2点を取って逆転しました。よしよし。



これにはスタンドで応援している私も、テンション上がりまくりでした。 2イニング目は双方とも無得点だったのですけど、このままの流れでいけば新居はきっと勝てます。



そうそう、負傷したTキャプテンは3塁のベースコーチとしてチームのことを見守っていました。試合には出られなかったものの、背番号2はそのままで、みんなから信頼されている様子がこちらにも伝わってくるようでした。



ところが、足でかき乱すことを目標にしてチームの強化をはかってきた小山が、隠していた牙を剥き出したのです。 ヒットやフォアボールで出塁したランナーは、とにかく次の塁を狙って走りまくりました。 それに新居は翻弄され、送球ミスやワイルドピッチ(ピッチャーの暴投)などを連発し………



10対2の7回コールドで負けてしまいました。 高校野球の地方大会では、7回の攻撃が終わったときに7点以上の差がついていたら、その試合は打ち切りとなってしまうのです。それはやむを得ないとしても、スコアボード係は片付けるのが早過ぎです とにかく7回表に4点が入って、10対2となったのですよ。そんな調子だったので、この試合に勝った小山高校が校歌を歌い終わる頃には、すべての表示が消えていました。

今年は目の前で母校が負けてしまい、私にとっては寂しい結果となってしまいました。それでも、スタンドに集まった同志の方たちと心をひとつにして応援することができたので、遠路はるばる来てよかったと思っています。
この日をもってT君を含めた3年生は引退することになるのですけど、夏1勝の夢は後輩たちに託されます。3年生の部員の皆さん、今までよく頑張ってきました。それから、いろんなドラマを見せてくれて、ありがとうございました。 T君は、ゆっくりケガを治してください。私はもちろん、スケジュールが合えば、来年も応援に行くつもりでいますよ。新チームの行方も気になるのですけど、甲子園での全国大会はこれからです。郷土の代表校がどこまでいけるのか?まずはそちらのほうを見守ることにします。


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