(第二機動隊本部にて。亜有が永田らに、空中バイク計画について説明している。誤解の無いようにとの配慮だ。)
永田。空中バイク?。そんなもの存在するのか。
清水。ホバークラフトよ。超小型の。
関。また、進行波ジェットを使う。
清水。ターボシャフト型を開発するらしい。そちらは本部航空部門が作製。
関。機体はどこが作るのよ。
清水。E国ID社。
永田。どんな形だ。
清水。検討中だけど、少なくとも、一人の被災者を運べるのが条件。
永田。とすると、ローターのないオートジャイロみたいな形だな。
清水。さすが。どうして分かったの?。
関。他の形を想像するのが困難だからよ。感じは分かった。地を這うブレードなしヘリコプターだ。
永田。水陸両用にはできそうだ。障害物は超えられない。
関。蒸気ロケットがある。
永田。一瞬、飛び上がるのか。
関。激しい音はするけど。
清水。秘密も何もない。そうするらしい。バイク並みに軽いから可能。
永田。とんでもない移動装置だ。
関。各国の軍が腰を抜かすわ。いつできるのよ。
清水。一カ月後に、最初の2機をよこすらしい。
関。最初の、って何よ。
清水。使ってみないと、役立つかどうか分からないって。
永田。危険な乗り物のような気がする。
関。よほどロボット化しないと、人間では操縦できない。
永田。自動人形専用装置か。見てからだな。
関。ええ。今までいろいろ見てきたけど、結局、軍事的脅威には程遠いものばかり。
志摩。入るよ。いいかい?。
清水。どうぞ。
関。志摩さん。珍しい。
志摩。空中バイクの件だ。
関。今、話してたのよ。何か起こったの?。
志摩。F国ID社が横やりを入れてきたらしい。
清水。まあた?。ID社って、結構内部で鞘当てやってる。
志摩。伊勢さんが切れそうになった。
関。まあ、大変。
志摩。奈良さんが執り成して、1台ずつ発注。
永田。デザインの異なる2機か。何だか、A国軍のやり方だな。
志摩。でもって、F国がどっちが優れているのか確かめるので、レースをしろと言ってきた。
関。勝手にやってちょうだい。
志摩。それができる水準にまで自動人形を使っているのは、こことA国だけ。A国は独自開発するだろう。
関。つまり、日本国内でレースをすると。
志摩。うん。それで相談にきた。
関。なんで私たちが関与するのよ。
清水。つまり、知りたい性能を確かめるコースを作る。
関。そんなの、普通にレース場借りれば、…ん、オフロード性能か。
永田。その通りだ。水上や障害物超え。
関。林の中を突っ切るとか。雪上とか。
永田。ビルの中とか、炭鉱内部とか。
関。深い谷を越える。あるいは、崖から飛び降りる。
清水。じゃあ、北海道。残雪が残っているかも。支社に連絡する。
(好きな技術者がいるらしい。山も海も川も含む、壮大なコースを送ってきたのである。本部とE国とF国のID社にコースを送り、対応した機体を開発してもらう。)
永田。空中バイク?。そんなもの存在するのか。
清水。ホバークラフトよ。超小型の。
関。また、進行波ジェットを使う。
清水。ターボシャフト型を開発するらしい。そちらは本部航空部門が作製。
関。機体はどこが作るのよ。
清水。E国ID社。
永田。どんな形だ。
清水。検討中だけど、少なくとも、一人の被災者を運べるのが条件。
永田。とすると、ローターのないオートジャイロみたいな形だな。
清水。さすが。どうして分かったの?。
関。他の形を想像するのが困難だからよ。感じは分かった。地を這うブレードなしヘリコプターだ。
永田。水陸両用にはできそうだ。障害物は超えられない。
関。蒸気ロケットがある。
永田。一瞬、飛び上がるのか。
関。激しい音はするけど。
清水。秘密も何もない。そうするらしい。バイク並みに軽いから可能。
永田。とんでもない移動装置だ。
関。各国の軍が腰を抜かすわ。いつできるのよ。
清水。一カ月後に、最初の2機をよこすらしい。
関。最初の、って何よ。
清水。使ってみないと、役立つかどうか分からないって。
永田。危険な乗り物のような気がする。
関。よほどロボット化しないと、人間では操縦できない。
永田。自動人形専用装置か。見てからだな。
関。ええ。今までいろいろ見てきたけど、結局、軍事的脅威には程遠いものばかり。
志摩。入るよ。いいかい?。
清水。どうぞ。
関。志摩さん。珍しい。
志摩。空中バイクの件だ。
関。今、話してたのよ。何か起こったの?。
志摩。F国ID社が横やりを入れてきたらしい。
清水。まあた?。ID社って、結構内部で鞘当てやってる。
志摩。伊勢さんが切れそうになった。
関。まあ、大変。
志摩。奈良さんが執り成して、1台ずつ発注。
永田。デザインの異なる2機か。何だか、A国軍のやり方だな。
志摩。でもって、F国がどっちが優れているのか確かめるので、レースをしろと言ってきた。
関。勝手にやってちょうだい。
志摩。それができる水準にまで自動人形を使っているのは、こことA国だけ。A国は独自開発するだろう。
関。つまり、日本国内でレースをすると。
志摩。うん。それで相談にきた。
関。なんで私たちが関与するのよ。
清水。つまり、知りたい性能を確かめるコースを作る。
関。そんなの、普通にレース場借りれば、…ん、オフロード性能か。
永田。その通りだ。水上や障害物超え。
関。林の中を突っ切るとか。雪上とか。
永田。ビルの中とか、炭鉱内部とか。
関。深い谷を越える。あるいは、崖から飛び降りる。
清水。じゃあ、北海道。残雪が残っているかも。支社に連絡する。
(好きな技術者がいるらしい。山も海も川も含む、壮大なコースを送ってきたのである。本部とE国とF国のID社にコースを送り、対応した機体を開発してもらう。)