2014年9月号
表紙は、夏カレー!
背景がビーチになってますけど、つぐみさん一家は普段着っぽいですね(^^;
また、インド風?のミカちゃんも可愛らしかったり。 他、最終回・人気作いろいろ!
今月の「動機なんて何だって良いで賞」は、『ばつ×いち』より、マスター!
男が「何かしよう」と決める原動力=「モテたい」という気持ち・・・
と、主張するのはマスターさんですが、さすがに由依さんは呆れ気味(´▽`;)
まあ、男性全員そうというわけではないでしょうけども、そうした動機で努力する人もいると。
でも、これって大事なことですよね。 動機なんて何だって良いのです。
そのおかげで、マスターは英語ペラペラになっているのですから
相当なものですよ、モテたいパワー(ぇ
【9月5日、コミックス8巻・発売!2本立て】
●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生)
今回、あつし君・あつみさん、それぞれの話で2本立て!
双方の話に共通するのは、運動系の部活動。
あつし君は、その体格を見込まれて(通報を減らすのも目的で)、
あつみさんは、背を伸ばしたいからと、運動部に体験入部!?
まず、あつし君。
体格が良いからスポーツも得意・・・とはいかないようで、
パワーはあるけど、細かい動きがとれなかったり、
同い年でも体格差がありすぎて、他の部員と勝負にならなかったりと、
まあ、うまくいかない所が面白味に(;´∀`) 少し気の毒なくらいでしたけど。
あつみさんの方は、予想通りと言いますか、
体が小さいことでハンデありすぎて、やっぱり、うまくいかない感じでしたが、
最後に自分ぴったりの部活動を見つけたものの、ちょっと変わった部で面白かった!
あつみさんは喜んでいたけれど、沙夜さんが反応に困っていて(^∇^;
などなど、姉弟の部活さがしが面白かった今回。
あつし君が、他の子と下校時間をずらせば、通報されにくくなるという先生方の考えも、
結局、夕方の方が通報危機が高まるというオチにつながっていて、笑!
いやはや、ままならないものですねえ・・・ なんて感じつつ、今後も楽しみです!
【最終回!】
●野村24時 (板倉梓 先生)
コミックス3巻は、9月17日発売! ・・・ですが、最終回!!
最後は、天使が野村さんの前に現れて、
今までの出来事はすべて「夢」だと告げ・・・?
って、花ちゃん何やってんのー!
野村さんも「夢」と言われて、もしかしてと不安になっているのが彼らしい(^^;
じつは、家族写真を撮影に来た野村さんと田中3姉妹。
そして、それは野村さんと雪さんにとって、大切なメモリアルでもあり、
多くの人たちがって来て、2人を祝福しているのが、面白かったり、ありがたかったり・・・
そんな中、月さんからの野村さんへの呼び方には、ちょっと感激しちゃいましたね。
今まで「野村」と呼び捨てにしていた月さんが、こんな風に呼ぶなんて(^∇^;
大きな変化を感じさせる一場面でした。
「家族みんな」で撮影する写真。
幸せ慣れしていない野村さんらしい険しい表情には笑いましたけど、
そんな彼が、喜びをかみしめてるなんて言うのだから、素敵なことでもありますよね。
涙までみせて、実感している様子が微笑ましい。
まあ、家族からは「夢」ではない実感を与えられていて、可笑しかったですけども。
そして最後は、いつもの4人で帰宅となりますが、
「帰る」場所ができた野村さんを印象付ける、3姉妹からの言葉が素晴らしかった。
さらに、「これはゴールじゃない」と考えている野村さんからは、
覚悟のようなものが感じられて、とても頼もしかったですね。
そう、すべてはここから・・・ 家族の始まり。
ということで、家族として出発することになった野村さんと田中3姉妹。
まるで不幸に取り憑かれたような、サエない35歳の男性として登場し、
不遇な目に遭い続けてきた野村さんが、ここにきて花開いたというのは、
ある種の希望を見ているようで、良い感じでありました。
本作品では、3姉妹それぞれの個性はもちろんなのですが、
私は、とくに35歳サエない野村さんの、どこか達観したような性格に好感を持っていました。
人生あきらめモードで、何事であっても状況を受け入れたり、適当に受け流したりしつつも、
根っこのところでは、きちんとした人間性を感じられるあたりがよかったですね。
そんなこんなで、最終回となってしまいましたが、コミックス完結3巻は、9月17日発売!
さらに、板倉先生の次回作は春に登場とのことで、期待したい所。
などなど、楽しませていただきましたー! 本誌でも屈指の好き作品でした!!
【今月のピックアップ!】
●月刊すてきな終活 (小坂俊史 先生)
今回は、在宅ワークしている隠れオタクな男性!
ほとんど家から出ず、人とも会わない生活を続けていたためか、
健康診断で散々な結果を出してしまい、そこから思案する今後のこと・・・
「家で孤独死」なんて言われて、気になったのは家の中にある物!
隠れオタクである彼にとって、見つかってはいけない物のオンパレードで、
これは正直、共感せざるを得ませんでしたね(ぇ
そこで、自分が孤独死したとしても困らないよう、試行錯誤する様子が面白おかしかった!
PCのデータをどうするか、というのは名誉の死活問題ですけども、
そこで思い当ったことが、むしろ男性の人生に哀愁を漂わせていたのは(;;)
けれど、親に見つかった場合を想定して、さらに危機感を募らせていたのは、笑!
親御さんとしては、よかれと思ってやることでも、息子にとっては大迷惑か~。
そこから一気に、死後のことを気にしてしまった男性が、
部屋の中を掃除して、オタクグッズを捨て去り、オシャレ空間へ変貌させたは良いものの、
その【理想像らしきもの】に、ある種の絶望を感じていたのは、何となくわかりますねえ。
その場所はもう、「自分の部屋」ではなくなっているでしょうから。
だからこそ、しだいに元に戻ってゆく部屋の風景でシメとなるのでしょうけど、
ちょっとした変化が現れていたのは、微笑ましいことでした・・・オチついてたけど(^^;
などなど、隠れオタクさんの終活だった今回。
いったん「死」を意識し、その後を考えるや、今の自分を見つめて、思う所も多いでしょうね。
でも、それがきっかけとなり、今に変化をもたらすのであれば、
終活も無駄ではないのかも? なんて思ってしまったりもします。
そんな風に、しみじみ感じたお話でありました!
それにしても、余命マイナス2ヵ月の女さんは、どうなってしまうのでしょうか(´▽`;)
なんて気にしつつ、今後も楽しみです!