指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

八千草薫と強姦ごっこ

2019年10月31日 | 映画
八千草薫が亡くなり、いろんなことが書かれているが、まずないだろうと思うことを書いておく。



『アニメ・プロデューサー鷺巣政安』には、傑作なことが書かれている。
但馬オサムが、うしおそうじ氏から聞いた話として、映画監督の谷口千吉が90歳くらいの時、
うしお氏は谷口に「なぜそんなにお元気なんですか」と聞いた。
その時、谷口は言った。
「なんたってうちは強姦ごっこだよ!」
隣にいた八千草薫は、なんとも言えない顔をしていたそうだ。


たしかに八千草薫を相手に強姦ごっこをしていれば元気になるにちがいない。
谷口千吉は、最初の妻の水木洋子は別として、若山セツ子、そして八千草薫と、言ってみれば「ロリ・コン」だったと思う。
現在で言えば、浅田美代子、そして森下愛子と結婚した吉田拓郎のような男だったのだろう。

白坂衣志夫の本に書いてあったことだが、晩年でも「水木洋子は、谷口千吉のことが忘れられないんだなあ」と八住利雄に言われていたのだそうだ。
その意味では、谷口千吉は非常にもてる男だったのだろうと推測される。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『少年H』 | トップ | 小池百合子に同情する »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画」カテゴリの最新記事