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11月の世界の株価収益率を更新しました。

2013-11-17 00:17:20 | Weblog
11月の、世界各国の主要株式市場の株価収益率(PER)一覧を更新しました。


<1.株価収益率(PER)とは?>


 株価収益率(PER)って何?という人にご説明しておきますと、株価が、その会社の利益の何倍くらいになっているか、という株価の割高・割安を示す尺度です。ある会社の一株あたりの利益が1万円として株価が20万円なら、20万円÷1万円=20倍、というわけですね。言い換えれば、「株価は利益の何年分か」を表していると言えます。株価収益率が20倍なら「利益の20年分の株価」ということですね。


 で、なぜこれが大事かというと、株価が割高か割安か、全てこれだけで説明できてしまうような万能のモノサシだからです。歴史上、たくさんのバブルがありましたが、多くは株価収益率が40倍とか60倍とか80倍という、利益額から見れば気の遠くなるような株価になったんですね。


 もちろん当時は、その「高い株価収益率」を正当化するもっともな理屈がたくさんあったのでしょうけれど、結果的にはどんなバブルもはじけ、高い株価収益率は「重力」に負けて低下し(時には破滅的なスピードで)、概ね15倍前後に落ち着いています。株価収益率は、特に株価が割高になっていないかどうか、目安としては「20倍を超えていないかどうか」チェックすればいいと思います。


 一方で例えば15倍未満の株価収益率は相対的に割安といえますが、割安には割安な理由があるので、飛びつくのはオススメしません。あくまで「割高」のチェックに用いると良いでしょう。



<2.今月の株価収益率>


 11月の世界の株価収益率の推移はこんな感じです。





 11月の株価収益率の平均は意外に低下していますね。先月の単純平均は13.13倍で、今月は13.12倍となっています。低下したといってもその差はごくごくわずかですが・・・。


 それでも低下したということは、株価が「割安」になった、ということですね。


 株価が「割安」になる理由としては2つで、


 ・株価が下がる
 ・企業の利益が増える



のどちらかです。そこでいつものように最近の株価の動きをチェックしておきましょう。


■日経平均株価(3ヶ月)





■日本を除く、世界の先進国の平均株価(3ヶ月)





■世界の新興国の平均株価(3ヶ月)





 びっくりするくらい対照的な動きとなっていますね!?ここ数日、日経平均株価と先進国の株価が大きく上昇する一方で、新興国の株価が失速しています。


 具体的な数値を先月のこの時期と比較するとこういうことですね。


・日本 :上がる(14,562円→15,165円)
・先進国:上がる(1,844ポイント→1,925ポイント)
・新興国:下がる(1,634ポイント→1,617ポイント)



 やはり数値の上でも対照的となっています。先月からの変動率を計算するとこうなります。


 ・日本  : +4%
 ・先進国 : +4%
 ・新興国 : -1%



 新興国株価が下がったと言っても数値の上では低いですね。先月のこのコラムの後に上昇し、今回のこのコラムの前に下落したので結局、「行って来い」の状態になった、ということでしょうか。


 それはともかくとして、全般的に株価が上昇しているのにもかかわらず今月、株価収益率=PERが低下したということは「企業の利益が増えた」ということになります。たまたまかもしれませんが、もしファンダメンタルズ的にもそれが正しければ、喜ばしいことですね。


 くしくも今朝の日経新聞では、4~9月期の上場企業の経常利益が前年同期比で何と42%も増えたと報じられています!今月のPERにこうしたことが影響しているのかどうかは分かりませんが、企業収益の拡大が続いていくことを期待したいと思います。


 さて、このように日本株・先進国と新興国とで対照的な動きとなった理由ですが、普通に考えれば


 ・米国景気回復 → 金融緩和縮小懸念 → ドル高円安 → 日本株上昇


 というメカニズムと


 ・米国景気回復 → 金融緩和縮小懸念 → リスク資金の縮小 → 新興国株下落


 というメカニズムの2つが連想されます。要するにアメリカの金融緩和が縮小されれば、円安から日本株は上昇し、世界的にリスク資金がアメリカに還流するという思惑から新興国株は下落する、ということですね。


 そうしたメカニズムが働いたと考えれば、ここ最近の金融市場の動きはスッキリ説明がつくわけですが、ただ新聞などの報道を見る限りこれらの動きは、新しくFRB議長に就任予定のイエレン氏の発言が「金融緩和縮小には慎重」と捉えられ、「アメリカの金融緩和がもう少し長く続く」という見通しの下で起こっていると解説されています。


 もしそうだとすれば、為替は円高になり、新興国株価は上昇するはずなのですが・・・筆者が間違っているのでしょうか?それともメディアが間違っているのでしょうか?あるいは短期的に、金融市場が誤作動を起こしているのでしょうか?


 その真偽はもう少し時間を置いてチェックしないとわからないのかもしれませんが、いずれにしても新興国株を除き、株高と円安傾向が続く状況というのは、少なくとも日本の個人投資家にとっては概ね追い風ですね。


 もう少しこの追い風が続くことを期待したいと思います。

 
 ちなみに、個別のPERはこのようになっています。





 PER=株価収益率が20倍以上の市場を当サイトでは「割高市場」と定義していますが、今月も引き続き割高な市場が1つもない点はすばらしいですね。


 一方で、アメリカ/ナスダック19.98倍日本/日経平均19.07倍と「割高」一歩手前まで来ています。


 日経平均については、上記の通り企業収益は急回復しているわけですが、それでもPERが高水準ということは、そうした収益拡大をも上回るレベルまで株価が上昇してしまっている、ということかもしれませんね。


 どんな投資も割安になった時に買って、割高になったら売るのが基本です。今のところアメリカ/ナスダックも、日本/日経平均もギリギリ割高とは言えないものの、繰り返しになりますが、その一歩手前まで来ている点は十分ご注意いただければと思います。


 各株価指数のPERの具体的な推移はこちらをご参照ください。


>>>世界各国主要株式市場の株価収益率(PER)推移はこちら
  http://www.ginkou.info/modules/per/







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