旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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自動売買風「マーケットのさざ波取り」

2005-05-13 22:24:58 | 株式投資・資産運用
以下は最近の2銘柄の売買です。

4063 信越化学
売買年月日  株価 売買 株数 金額
2005.4.21 3800 買 100 380525
2005.5. 6 3900 売 100 389475
2005.5.11 3800 買 100 380525
2005.5.12 3860 売 100 385475 +13900

7259 アイシン精機
売買年月日  株価 売買 株数 金額
2004.4.21 2295 買 100 230025
2004.4.22 2360 売 100 235475
2004.4.28 2300 買 100 230525
2004.5.10 2355 売 100 234975 +9890


 いずれも50円~100円程度の上昇で利食い、下げたところで買い戻し、また売りという形で利益を確保している売買になっています。

 まあ、せこいというか、細かい売買ですが、最近はわりとこんな感じの売買が多かったりします。

 こうした細かな株価の動きで利益を取る売買を伏見の光は「マーケットのさざ波取り」と呼んでおります。
 書店などで時々「自動売買」云々といったタイトルの書籍、ムックなどを見かけます。実際にどんな内容のものなのか読んだことはないのですが、ある意味、こうした売買は「自動売買」につながるところもあるように思われます。

 どういうことかというと、例えば信越化学の場合、「3800円で買い、3900円で売り」という注文をずっと出しておくとすると(「3900円で買えたら3900円で売り、3900円で売れたら3800円で買い」というような形で)、株価がこの幅より多少広い幅で上下に動くと、この3800円と3900円の価格帯を株価が横切るたびに、正確には下から上に抜けるたびに多少の利益が確保できるということになります。

 方向感がなく、株価が一定のレンジで上下するような場合は、この方法は考え方としては一定有効なように思われます。

 ただ、いつまでもこうした状態が続くということはなく、個別企業の状況、あるいはマーケット全体の状況により、株価はいずれ上か下、どちらかに動くということになります。そうなると、この売買で利益を挙げることはできなくなってしまいますが・・・・。

 チャート解釈での下値・上値の抵抗線云々というのは、伏見の光は後講釈的要素が大きいと思います。なのでもいつもこうした方法が有効とは限りませんか、何もしないよりはした方がいいということが多いように感じています。

 これをさらに長期間で実施した(結果的にそうなった)のが、以下のデンソーの売買。
6902デンソー
年月日  株価 売買 株数 金額
04.1.15 2000 買 100 200525
04.1.20 2110 売 100 210475
04.1.29 2030 買 100 203525
04.2.6 2150 売 100 214775
04.2.6 2115 買 100 212025
04.2.12 2200 売 100 219475
04.2.12 2150 買 100 215525
04.2.18 2230 売 100 222475
04.2.23 2230 買 100 223525
04.2.26 2280 売 100 227475
04.2.27 2230 買 100 223525
04.3.1 2310 売 100 230475
04.3.12 2250 買 100 225525
04.3.15 2360 売 100 235475
04.3.22 2235 買 100 224025
04.3.23 2280 売 100 227475
04.4.15 2260 買 100 226525
04.4.16 2315 売 100 230975
04.4.27 2415 買 100 242025
04.6.15 2495 売 100 248975
04.7. 7 2450 買 100 245525
04.7. 9 2505 売 100 249575

これも利益はせこいですが、原則として「下げて買い、上げて売り」を繰り返す形になっています。

いずれ上下どちらかに株価が大きく動いた場合、どのように対処するのかを事前に考え、またその時々でも考えておくことは必要でしょうが、上記のような売買は単純にバイ&ホールドするよりもよい場合があると思います。

銘柄としては、伏見の光は仕手系・「危ない」系は最初から売買対象とはしません。
「まとも」と思える銘柄を対象として売買します。
というのは、下げた時は、かなり大幅に買値を下回ったような場合は、ナンピン的手法で買い下がることを最初から考えているためです。

まあ、こういうのもありということで、今回はここまで。
コメント
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