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金融商品広告批判(1)

2005-12-23 22:30:45 | 株式投資・資産運用
金融商品広告批判(1)。

 マネー誌は日経マネーとMoneyJapanを読んでいます。別に特に参考になったりすることはほとんどないのですが、まあ、週刊誌感覚という感じです。

 こうした雑誌には金融商品の広告がいっぱい載っています。
 時々、資料請求をすることがありますが、これは抽選でのプレゼント狙いでしています。年に1回か2回は当たりますね。

 ということで、実際に広告を見てみましょう。

 雑誌は日経マネーの2006.2号です。

日興コーディアル証券 外為倶楽部。
 女優の大河内さんが日興コーディアルの人と対談するような形です。実際の商品の紹介、手数料の記載等はほとんどなく、イメージ広告の雰囲気です。結局、外貨保証金取引ですが、この分野はいろんな会社がしています。手数料水準と信頼感が重要でしょうが、これは基本的には後者を強調しているということなんでしょう。但し、個人的にはまったく魅力がないというか、わけのわからん広告です。

カブドットコム証券
 るーさー氏とはネット上でちょっとお知り合いです。口座はあるんですが、実際に売買に利用したことはないです。
 広告としては派手です。うるさいという感じもあります。まあ、売買手数料や情報サービス、各種キャンペーンの告知などがあり、内容的には盛りだくさんです。ただ、現物取引手数料は業界最安値ではありません。悪くはないが圧倒的な魅力には乏しく、広告としてはちょっとセンスがありません。

 ソニー銀行
 外貨預金と投信手数料半額の告知です。外貨預金は証拠金取引の方がいろんな点で有利でしょう。あえて外貨預金をする意味がよくわからない。投信は手数料半額にしても、結局、保有コストは信託報酬等も含めて考えると、個々の商品を自分で買う場合と比較して割高になりますので、私自身は積極的に選択する商品ではないため、興味が持てない広告です。

 コスモ証券
 プレゼントの告知とともに、売買手数料についての説明もあります。定額制の手数料は面白いですが、完全定額制ではないですね。1日定額も最安値とは言えず、あえてここをという魅力に乏しいです。「1,000万円」とでかく書いてあるのはセンスに乏しい感じ。

 泉州銀行ダイレクト支店
 定期0.8%の広告。税金を引かれると0.64%。これ、高いんですか?。まったく魅力がないですが・・・・。で、5年固定?。個人向け国債の方がましでは?。宝くじ定期もちょっとね・・・・。まあ、「楽しみ」として悪いとは言いませんけど。細かい字で説明があるのは誠実とも言えるが、この広告で細かい記載をする必要があるのかどうか。見やすいとは言えず、字がつまりすぎでしんどい印象。商品的には個人的にはまったく興味が持てません。

 新東京銀行
 また定期。こちらは5年で1%。しかも、満期日以前の解約では金利0。とても積極的に選択するべき商品とは思えないです。広告としてはスッキリはしています。せんしゅうりまし。しかし、これは「買ってはいけない」部類の商品のように思います。

 かなりとんで86ページへ。
 フィデリティ。
 日本配当成長株・ファンド(分配重視型)。
 フィデリティはイメージはなんとなくいいですね。広告もスッキリはしてるし。ただ、これは個別の金融商品の案内にしては、その内容の説明がほとんどないです。パフォーマンスは最近設定されたようだから、レコードがないのはしょうがないかもしれないですが、販売手数料や信託報酬は?。配当分は保有コストで取られてしまうのでは?。で、分配されたらまた税金持っていかれるし・・・。下に販売会社の記載がありますが、販売手数料はどこが売るのかによって違うのかな。
 まあ、組み入れ銘柄を参考にするのは一案かもしれません。買いたいとは思わない商品です。

 と、まあ、まずはここまでにしておきます。
 うーん、なんか響く広告は全然ないです・・・。 
コメント
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