今日も70年代日本のヒットソングを聴いていましたが、外出の空き時間コーヒーショップで時間つぶしに社会科学としての経済学を読み進めました。社会科学という言葉が左翼言葉であって、自由主義の経済学者は経済学を社会科学だなどとは言いません。唯物史観の当然の帰結として共産主義社会を導くために、科学という言葉で正当性を主張しているように感じてなりません。科学とは反証可能性を持つもの、というカール・ポパーの言もありますが、経済学は学問であれ、科学ではないと思いますね。需要曲線と供給曲線によって決まる価格理論も、どんなに数学的に正しく計算しても、明日の大根の値段はわからないわけです。でも明日の潮の満ち引きの時刻は正確に予想できるのです。それはともかく、とは言えです。自分も若かりし頃は社会主義が正しいのだと刷り込まれていたこともあり、当時はよく理解できなかった点をこの本で再学習というわけです。
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