活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【6月13日】

2017-06-13 | 文庫

関東大震災を再開。当時の都市部というのは山手線を縦に割って右側(東側)という感じでした。新宿などもまだまだ郡部扱いです。自動車の数も4千台くらい。たまに見かけるというレベルですね。その中にあってポンプ車の威力は大したものでした。現在の秋葉原駅と三井記念病院に挟まれるのは和泉町というのですが、ここは周囲が火災で焼け野原になったのに、奇跡的に延焼無しということで知られています。それは住民の賢明な努力(バケツリレーによる初期消火)だけではなく、1台のポンプ車のおかげであったともいえるようです。神田川からホースをつないでなんとか家々に水をかけ、飛び火出火に対応していたということです。その時代、8階建ての建物は丸の内にある数棟という時代で、ほとんど2階建ての木造家屋でした。100年近く時代は離れていますが、教訓になることはいっぱいある気がします。

 

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