アーバンライフの愉しみ

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地上503mの謎~長崎原爆

2014年08月19日 | ドラミング
1945年8月9日、午前11時2分。
長崎市上空503mでファットマン(プルトニウム原爆)がさく裂。同市は壊滅し、「当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち約14万9千人が死没」(ウイキィ)した。



何故、このファットマンは上空503mで爆発したのか?
昨夜、NHK総合午後10時から放映されたNHKスペシャル「知られざる衝撃波~長崎原爆・マッハステムの脅威~」がその秘密に迫った。



つまり、この原爆による破壊力を最大限発揮させるために、直接波と地上からの反射波が干渉して発生する「マッハ・ステム」という圧力波が最強となる地上高を事前に綿密に検討した上で決定されていたというのだ。

また、同年9月米国は、その破壊力の実際を検証するため調査団を長崎に派遣し、特に、「マッハ・ステム」が最強となる爆心地から500m離れた「城山国民学校」(鉄筋コンクリートの建物が爆風で壊滅)を綿密に調査。

同校で被災・死亡した138名の日本人(大半は、各地から集められ、軍事物資の生産に携わっていた若い女性)の追跡調査も行って、その結果を以後の原爆開発に利用したという。

この番組を見て、核兵器の非人道性や対人実験とも思える原爆投下に対し、強い怒りを禁じ得なかった。写真は、ネットから借用しました。

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3 コメント

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生物実験か?〓 ()
2014-08-19 09:24:17
その非人道的な冷徹な精神のまま反省もなく大国アメリカは在るのですね?
ベトナム戦争を湾岸戦争をイラク戦争を引き起こし…無論、全てのアメリカ人が悪ではなく、人種を越え国境を越え、不戦の思いを育てなければと思いますねぇ
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選民思想に立脚すれば動物実験 (ブルーはーと)
2014-08-19 11:48:05
空さんのコメントに共感します。

宗教的偏狭さによる選民思想こそが人を人とも思わない冷酷な行動を正当化する根拠だと思います。
唯一絶対の強い神は他の神並びにそれに従う者たちを否定します。
アメリカは代々、オバマに至るまで神の意志に従って世界に「正義」をなしているのでしょう。
イスラエルの目の据わった人たちも、パレスチナ人は「人間」ではなくゴミ、カスなので平気で「♪ガザにはもう子どもは一人も生き残っちゃいない♪」とハミングできるのですね。

その強い神は誰が作ったのか?
それだって人間の思念の産物ですよね。人間はあまりにも苦しいとき、何かに頼り、従いたいと弱気になったりもしますので、強い神様が必要だったんでしょう。
しかし、今となっては強い神様が独り歩きして、それを信じる人間は完全にコントロールされていますね。

宗教を全て否定はしませんが(心をなだめて生きるのに有効な人もいるのでしょう)、しかし、宗教が世界を支配してはいけないと思います。
強くない神を信じている民や、そもそも神そのものを信じていない民は、強い神とその支配下の人間にとっては、全く価値のない存在なので、原爆でも原発でもなんでも実験台にされてしまいます。
今もなお日本はアメリカの実験台ですね・・・。
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宗教は… ()
2014-08-20 12:12:54
本来、心の修養です。宗教に名を借りて石油の利権争いの醜い金の亡者の戦いを宗教戦争とは呼べないと思います〓
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