陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

駅の風景 小郡駅

2024年04月16日 | slow culture

ときどき撮りためた写真を振り返る時間がある。そういうときはやはりデジタルは便利だ。昔ならいちいち重いアルバムを出して捲らないといけない。そういう点ではデジタルなら写真を簡単にスクロールして探すことができる。私は銀塩写真の方が圧倒的に好きだが、デジタルの利便性にはかなわない。

小郡駅である。この写真は2007年に撮ったもので今は現存しているかどうかは解らない。小郡駅は新山口駅となった。調べると2003年に変更されたようだ。「おごほり」と云う仮名が何ともいい。私の懐古趣味をこれでもかと掻き立ててくれる。

小さい頃、よく寝台車に乗って夏休みには九州の父の里へ行った。寝台車で確かまだ夜が明けきらないとき。目が覚めるとそこは小郡駅だった記憶がある。その小郡という駅名を見るともうすぐ関門海峡のトンネルを越えて九州だなと思ったものだ。九州の里では一カ月ほど滞在することもあった。岬の中ほどにある浦曲の里だった。叔母の家に泊まり従兄妹たちと毎日舟に乗ったり泳いだりして真っ黒になって遊び、そして神戸に帰ってきたものだ。

鉄道や駅はいつでも旅情を掻き立ててくれる。また機会があったら山口へ行って見たい。そう言えば新聞で仙崎の金子みすゞ館で「みすゞが愛した仙崎」という企画展を5月中頃までやっているとあった。これも2007年に一度行ったことがあるがまた訪れてみたい。

 

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