Florman JE, Cushing D, Keller LA, et al.
A protocol for postoperative admission of elective craniotomy patients to a non-ICU or step-down setting.
J Neurosurg. 2017 Dec;127(6):1392-1397. PMID: 28298034.
テント上の脳腫瘍の予定手術後に、術後リカバリーで4時間観察して、プロトコルに従って200例を病棟に帰したら、そのうち3例が不穏になり、1例がけいれんし、1例が神経学的変化を起こした。永続的な後遺症を残した人はいなかった。
予定の脳外術後にICU入室は必要か、
世界的にどれくらいの患者さんが脳外術後にICUに来ているのか、
脳外に限らず術後の観察目的の入室というのはそもそも必要か、
術後合併症は当然ある一定の確率で発生するが、ICUで観察されていたらそれは減るのか、早く発見されるのか、患者予後の改善につながるのか、
どれくらいの合併症の増加は容認されるのか。
こういう、プロトコルを作って入室患者を減らしたらどうなるか、という研究の多くで、患者予後に影響しないという結果になる。それが、入室基準が過剰であることを意味するのか。
いろいろ難しい。
そもそも結論なんてあるのか?
A protocol for postoperative admission of elective craniotomy patients to a non-ICU or step-down setting.
J Neurosurg. 2017 Dec;127(6):1392-1397. PMID: 28298034.
テント上の脳腫瘍の予定手術後に、術後リカバリーで4時間観察して、プロトコルに従って200例を病棟に帰したら、そのうち3例が不穏になり、1例がけいれんし、1例が神経学的変化を起こした。永続的な後遺症を残した人はいなかった。
予定の脳外術後にICU入室は必要か、
世界的にどれくらいの患者さんが脳外術後にICUに来ているのか、
脳外に限らず術後の観察目的の入室というのはそもそも必要か、
術後合併症は当然ある一定の確率で発生するが、ICUで観察されていたらそれは減るのか、早く発見されるのか、患者予後の改善につながるのか、
どれくらいの合併症の増加は容認されるのか。
こういう、プロトコルを作って入室患者を減らしたらどうなるか、という研究の多くで、患者予後に影響しないという結果になる。それが、入室基準が過剰であることを意味するのか。
いろいろ難しい。
そもそも結論なんてあるのか?