ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「末ながく、お幸せに」「花あかりともして」

2017-11-14 21:43:48 | 

 

「末ながく、お幸せに」  あさのあつこ    小学館   2017.9.3

 

結婚式のスピーチや、それぞれの想いを綴る。

 

 相手に幸せにしてもらうのではなく、

相手を幸せにするのではなく、

自分の幸せを自分で作り上げる。

それができる者同士が結び会うこと。

それが結婚というものだろう。

 

従兄は祖父の言葉を思い出す。

 

「なあ、死んだときに誰か一人でも本気で泣いてくれる者がおったなら、そりゃあ、ええ人生じゃったてことやで」

 

新婦が、自分を棄てた母に言う。

 

「あたし、生まれてきてよかった」

 

 

「花あかりともして」   服部千春    出版ワークス   2017.7.20

 

わたしの名前は「花」

 

無類の花好きのおばあちゃんが、

名前をつけたそうだ。

 

そのおばあちゃんが入院し、

わたしは、不思議な夢をみた。

 

心の栄養を育てたらいけない時代、

花を育てたらいけない時代……

 

おばあちゃんが子どものころは、

そんな時代だったのだ。

 

 

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