智慧2
2017年04月23日 | 禅
ここに最も悲しむべきは、古人が種々の「智慧の見解(けんげ)」
を書いておいたことです。
「老婆心切」で書かれたのですが、見る眼の具わった人が見る、
あるいは、取る力量(りきりょう)のある者がとるのはよいの
ですが、「その地に致らない」で手に入れ損なうと人を傷つける
ばかりです。
実に危険千万です。
これというのは、「真の指導者」がいないからです。
「小成(しょうじょう)」に甘んじてはいけないのです。
私たち衆生は「願心」振り立てて、「熱烈の心」を起こさなければ
なりません。
「転(うた)た悟れば 転た捨てよ」です。