COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
実験
某社でシャワートイレの開発をしている人と仕事でご一緒したことがある。
その時に開発にまつわる興味深い話を教えていただいた。
シャワートイレの洗浄機能を完璧に働かせるためには、どうしても実際の人間を使ってテストする必要がある。
そのためモデルさんを雇い裸になってもらい、実験用トイレに座らせてシャワーの「試射」をするわけだ。
やってきたモデルさんは、名刺を見るとテレビ等にも出ることのある裸専門の若い女性であったという。
その方に全裸になっていただき、下から覗けるようになった実験用シャワートイレの便座に座らせて、お尻に向かって温水を噴射する。
なぜかその日に限り、社員たちは申し合わせたように全員ジーンズをはいて出社してきたそうだ。
モデルさんに「この角度はどうですか」などと状態を確かめながら、真剣な顔をした男たちが、標的であるお尻の穴を見つめ、ノズルの噴射角を変えていく。
モデルさんは「ああ、そこが具合がいいです」などと答える。
それはそれは緊張する実験であったという。
こうして第一回実験は無事に終了したが、その後の会議で、なぜ全裸にする必要があったのかという疑問点が指摘された。
協議の結果、次回からは下半身のみ裸になってもらうことに決定したという。
このようにメーカーの人たちは人知れず日々努力しているのである。
シャワートイレこそ、世界に誇れる日本の文化であるといえよう。
D3 + AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED
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うちのオフィスのトイレには、TOTO のシャワートイレが付いてます。アメリカでは非常に珍しいですが、いったい誰の決断で付けられたのか聞いてみたいです。
自宅には、やはり TOTO のウオッシュレットが付いてます。$400 ほどで購入しました。
実家にもかなり前から付いていますし、以前の会社にもありました。ホテルもほとんど付いてますね。
でも、どうもシャワーのノズルのところが綺麗でないように思うので
そこからでるお湯もどうかと・・・・。(笑)
マドンナもお気に入りだそうです。
まだ出て間もない頃、数十万円もするものを親戚が購入したのですが、当時はまだ未完成で、熱湯が出てその家族全員がやけどしたことがあります(笑)
今は2万円くらいで売っていますね。8割の人が自分で取り付けるそうです。
SHINYAさん>ノズルは終了時と起動時に自分を洗うようになっていますよね。まあそれでも限度あるでしょうが・・・
便そのものはお湯で非常によく溶解するようですよ。
今はデパートなどもなるべくシャワートイレ採用のお店に入ります。
でも家庭で子供をこれに慣れさせてしまうと、外に出たときに困るのではないかと、当のメーカーの人が言っていました。
シャワートイレは、入社して間もない頃、便器メーカーの女子社員と合コンして話を聞いたのが最初です(笑)。あと戸川純のコマーシャルが思い出されます。そのあと、何回かデートしたそのメーカーの女の子はいまどうしてるんでしょう(笑)。
あれに小型モニタを付けてお尻の穴を映して、ジョイスティックで照準を定められるようにしたらどうでしょうか?
トイレで用を足すのが楽しくなるかと・・・(笑)
知り合いが海外の会社を訪問した時、男性用の小用の便器がガラスで出来ていて、その向こうに庭があって植物が透けて見えるようになっていたそうです。
トイレから出てきたらあちらの人が笑いながら「焦っただろ?」と聞いたそうです(笑)
番組では苦労話を楽しく再現映像にしてましたけど、
実際はメチャクチャ大変だったそうです。
男性のテストはスタッフが身体をはって計測や実験をしたそうですが、女性の場合はスタッフの奥様に協力してもらったそうで、離婚の危機にまで発展した方もいたとか。それだけではサンプル数が少なくて海外のポルノ雑誌を調べたり、ストリップ小屋にメモ帳片手に通いつめたとか。
でもまだサンプルが足りない。
で、totoの女性社員に協力をお願いすることになったのですが、それが女性社員に大ひんしゅくで暫くは口を聞いてもらえなかったとか。
何を調べるかって?
膣と肛門の距離です。
苦労が忍ばれます(笑)
もっとスペースを広くしてくれと・・・って
これは設計家ですね。(笑)
広いだけでなく、
荷物の置き場、冬ならコート類の置き場
ちょっと正面の壁をニッチにすれば済むことなのに・・・。
便座の位置
とんでもない便座の位置のトイレがあったりしますよね。
常日頃、建築設計家は何も考えていないんだと
強く感じています。
京都に住んでいるので最低最悪の京都駅とか・・・。(怒)
たいていの場合、便所の設計は入社したてのペーペーの社員に図面を書かせる設計会社が大部分だと思います。
設計のイロハは便所からです。
京都駅ビルは、アトリエφという事務所の設計で、全国の大学の特に優秀な生徒が集まっているところですが、彼らは別のことを考えて設計しているので、基本的なところには抜けがあるのかもしれませんね。健常者のトイレブースの基本寸法なんてそんなに大きな違いはないのですが不思議なことです。
ただ、身体障害者用の手すりのあるタイプとか、片腕のない人用とか握力の弱い人用とか、背筋力が足りなくて長時間座れない人に対応しようとするとけっこう大変です。そういうトイレは全く不足しているのが現状です。単純に手すり付ければよいという訳ではないので。
しかし、実際問題として日本人のおしっこの穴の位置みたいな其の他もろもろの数字的な整備された統計資料はないかもしれませんね。便座に座る位置だって前より、後ろよりもあるでしょうしね。手の長さも人によって異なりますし。
僕は、ノズルの位置をたよりに前後左右させてますよ。
間違ってビデボタンを押してもなんとかなります。(爆)
僕は100%シャワートイレ完備にして欲しいです。
それもちゃんとお湯の出る壊れていないものを・・・
目黒雅叙園の旧館というのは、千と千尋の舞台のモデルになりましたが、昔近くに住んでいて時折あの建物で親戚の集まりがありました。
あそこのトイレは個室が6畳間くらいあって、その真ん中にポツンと便器(もちろん和式)があるので、実に心細く不安定な気分になりました。
部屋の真ん中でひとりお尻を出してしゃがむんですよ。
やはり適度な囲まれ感も必要かと・・・(笑)
前より後ろより
スペースに対して便座の位置がどうも合ってないように思えます。
京都駅はトイレでなく全体の設計でした。
すいません。
一度真夏の雨の日に行ってください。
死ぬほど暑いです。
一度真冬の雪の日に行ってください。
死ぬほど寒いです。
一度夜に行ってください。
もう真っ暗です。
一度昼に行ってください。
座るところありません。
(笑)
あと、軒もないので雨の日は最悪です。
そういえばコンビニも軒があまりないですよね。
何か規制とかあるのでしょうか?
そうでしたか。
そういう意味では設計者に落ち度は全くないんですよ。
あの駅は、コンペティションで決定された建物だからです。
選んだのは、施主であるJRです。
全体の設計への不満は、JRと選考者にするべき話なのです。そして、その選考者を選定した人に対して。
だって他にもいろいろな案が提案された中からあの案が選ばれている訳です。
良く、あの駅は槍玉に挙げられるのですが設計者が気の毒だと僕は思っています。
京都駅の造りやデザインは設計者の原広司の個性が良く現れています。駅の内部空間は彼の考えている世界観そのものです。灼熱のアフリカや南米、エスキモーの集落まで世界中の集落を研究してきた残像でなりたっているのです。
もし、施主がそれが好ましく思わなかったら、冷暖房の効率の良いもっと合理的で経済的な案を選定したことでしょう。
軒は「経済の論理」からすると排除されることが多いかもしれませんね。
建築の計画では「建蔽率」と「容積率」が最も重視されます。小数点下2桁までシビアです。
都市部だとたぶんこうなのでしょう。
逆に田舎に行くと違う考えだと思います。
売り場にならない「軒」をとるか、収益の上がる「店舗」とるのか?
日本の商人なら即答するのではないかと思います。軒を貸して雨宿りさせるよりは、店舗に客を引き入れて缶ジュースの1本でも売りたいと考えるでしょう。
ちなみに
維持費のかかるアトリウム空間の扱いについては、欧米の人たちは上手いです。
パリのパッサージュみたいなものもありますし、トロントにも大規模なガラスのものがあります。イートンセンターだったかも有名ですよね。
原広司は、そういうアトリウム空間を実現したくてうずうずしている類の人だったのです。
僕はコンビニは街並みを破壊する困った店舗形態だと思う人なのですが、今は古いタイプのよろず屋は淘汰されて全国津々浦々全く同じコンビニだらけなのでうんざりしています。
最近だと新築のパリッとしたオフィスビルの1階にコンビニが入っていたりしますよね。(笑)
ああ、便所の話からだいぶ逸れてしまった。(笑)
また便所の話に戻しておきました(笑)
京都駅でなく、東京だったら気にはしていないと思います。
京都に比べて夏は涼しく、冬も寒くない。
しかし、あれだけ開放的だと選んだ方も作る方も何も考えてないんだと。
一番可哀想なのは改札に立つ駅員さんですね。