水色の車


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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水色の車って、比較的珍しい。
黒や白、銀色の車は山のように走っている。
赤もまあまあ多い。
しかし水色はそう多くは無い。

その結果、水色の車は、けっこう目立つことになる。
いつだったか、水色の車がのろのろと道を塞いでいるのに遭遇して、水色を選ぶ人って、運転が遅いのかな・・と思ったこともある。
しかし他の色でも遅い人はいるし、たまたま珍しい色だったので目立っただけなのだろう。

それはそうと、先日目の前を水色のワゴン車が走っていた。
その車は特に遅いわけでもなく、ごく常識的な速度で走行していた。
ああ、珍しい色だな・・と思った。

ある交差点に差し掛かった時、真っ直ぐ行くか、左折するかで迷った。
道は碁盤の目のようになっていて、どちらのコースでも目的地に行ける。
真っ直ぐ行って、大通りを通りながら、先で左折して、もう一度右折するか・・・
あるいはここで左折して、裏道を通って、先の細い角を右折するか・・・
どちらのコースでも、その先で合流することになる。

以前より、どちらのコースが早く到着するか、よく悩んだ。
大通りコースだと走りやすいが、交差点で右折車が道を塞いでしまうとそれまでで、信号一回分くらい待たされる。
しかし右折車がいなければ、速めの速度で進める大通りコースの方が早い。
いつも道路の先の様子を窺いながら、その場で決断するのだが、失敗することも多かった。

その日は目の前を走っていた水色の車が、交差点を直進して、大通りコースに進んだ。
そこで僕の車は、交差点で左折して、裏道コースを行くことにした。
幸い裏道は空いていて、スムースに進むことが出来た。

国道を横切る際に、右の方を見たら、ちょうど水色の車も国道を横切るところだった。
けっこう離れているのだが、遠くから見てもよく目立つ(笑)
並行する先ほどの道を、まだ走っているということは、こちらの方が1ブロック先を進んでいることになる。
恐らく交差点で右折車に引っ掛かり、時間のロスがあったのだろう。

本当は、水色の車が、国道をこちらに曲がって来ると思っていた。
ところが予想に反し、国道を突っ切って、真っ直ぐ進んでいくのが見えた。
ということは、さらに1キロほど離れた先にある交差点で、再度合流することになる。

そこもどちらが早いかよく悩むコースである。
これはちょうどいいと、並行する道を走っているであろう、水色の車を意識しながら走った。
僕の前の車は遅めであったが、比較するには程よい速度であった。

合流するであろう交差点まで来たが、まだ水色の車は姿を現していなかった。
交差点を通過する際、右の先の方を確かめると、水色の車がこちらに左折しようとしているのが見えた。
こっちの道でも、今日僕が通ったコースが早い事が証明できた。
水色の車って、こういう時に便利だね(笑)
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