役割


今回はD3とD3Xを持って行った。
申し分の無い組み合わせである(笑)

面白いことに、D3Xの登場で、我家のD3の役割が明確に変わった。
とにかく記録を残すこと、今回D3はこの用途に徹した使い方をした。
品質は二の次でいい・・と言っても、もちろん十分素晴らしいものなのだが、あらゆる場面で確実に仕事をやってのける、というこのカメラならではの強力な性能が、如何なく発揮される使い方である。

予想していたことではあるが、D3Xは中判カメラのような存在なのだ。
真面目に三脚を使って撮影する時はD3Xを使えばいい。
一方で手持ちの撮影はD3に任せる。

そのために高感度を積極的に使用した。
僕は銀塩の時代から高感度フィルムの画質が嫌いで、あのボソボソした硬い画像を見るたびにぞっとしていたのだが(笑)、今回は吹っ切れたようにISO800や1000を多用、時には3200や6400も使った。

もちろん目的は暗い場所での撮影であるが、言い換えれば、欲しい絞り値で撮るために、感度を必要なだけ上げることが出来るのだ。
その点で、画質劣化をあまり気にせずに自由な数値を選べるD3の性能には、本当に素晴らしいものがある。

D3の画質も感度を上げていけば、当然硬い荒れたものになっていく。
しかし写真の用途を考慮して使用すれば問題は無い。
ほとんどの場面で自由自在にシャッターが切れることの利点は大きい。
ストロボを焚きたくない時は、ISO感度を思いきって上げればいいだけなのだ。

今回の旅行中、D3は主にプライベートな記録に使用したが、その最中にファイルのナンバーが二度目の10000番に達し、採番がリセットされた。
買って以来2循目に入ったわけだ。

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
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コメント
 
 
 
Unknown ()
2009-01-04 12:35:04
90万円のカメラを使っても、その人の技量というのは変わらないという作例ですね。分かります。もっと迫って撮ってみてはどうでしょうか笑
 
 
 
Unknown (やまだ)
2009-01-04 15:06:39
ISO800ですね。
24-70mmでの24mmはやはりタムロンA09の28mmより
かなりグレードが高そうです。
この次はなんとかして24-70mmを手に入れたいです。
そうすればD700でもこのD3に近い写真が撮れるような
気がします。

24mmなんかで火に近づくと服が焼けてしまいますよ。(笑
 
 
 
Unknown (タカ)
2009-01-04 17:07:35
24-70/2.8 はホントにすばらしいレンズですね。
14-24/2.8 や超望遠レンズ群とあわせ、
ここ数年のニコンの躍進の立役者ではないでしょうか。
 
 
 
Unknown (COLKID@自分の部屋)
2009-01-04 17:57:11
某さん>
これはD3で高感度で撮ったものです。
D3とD3Xではかなり奥行間の表現に違いが出ると思いますがいかがでしょうか?
技量に関しては持って生まれたものなので、カメラが何になっても変わりません(笑)

やまださん>
24-70は素晴らしいレンズだと宣伝した代表格が僕ですが(笑)、特にテレ側が素晴らしく、D3Xと組み合わせてもゾクゾクする描写をします。
広角側も違いを感じられますか?
今日は、14-24と24-70だけを持って出かけましたが、正直言ってこの2本があれば、とりあえず他のレンズはいらないように思いました。
14-24もぜひ・・・(笑)

タカさん>
24-70のような中心的な画角のレンズが優れていたのが、確かにニコンの躍進につながりましたね。
本当にこれ以前とこれ以降で世界が変わったような印象を抱きました。
D3といっしょに出たので目立ちませんでしたが、このレンズの素晴らしさはもっと大きく取り上げられてもいいですね。
 
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