ときどき森へ・・・sora日和

~ by 小春 ~

本・工藤美代子 「それにつけても今朝の骨肉」

2011-10-20 21:39:13 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

          それにつけても今朝の骨肉

 内容(「BOOK」データベースより)
『ベースボール・マガジン』を創刊し、夢を共有していた時期もあった両親。「パパが死んだらお赤飯炊くからね」と母。骨肉の争いをしつつ、支えあう妙な両親。翻弄されながらも愉しんでいるチャッカリ屋の娘。奇妙奇天烈な家族の物語。

 ホントだ!すごい骨肉!
祖父母の時代にはよくあった話のようで、聞いたことはあるけれど、ここまでは・・・複雑で びっくり って言っておこう。

両親の離婚後、引っ越した先でちょっと生活が大変だったくらいで、後はあの時代に海外に留学したりかなり上流の生活・・・飛行機で一緒になった旺文社の社長家族がファーストクラスにいくのを見て、父よりもお金持ちがいるんだと気づいて、意気消沈したんだって。

上には上がいるのだけれど上が見えないところで生活しているから、上にいても上にはもっと上があるとわかるとそんな気になるのか~・・・な~んて、思った。 

お妾さんなんて今の人はわからない?なんて思いますが、同級生にもお妾さんの子がいました。お父さんの本当のお家は何処そこにあって、たま~に来るの。お兄さんはお医者さん。あ、お母さんは家のお母さんじゃないよ~・・・
お家はかなりのお金持ちでした。たまに来るお父さんは大きな会社のお偉いさん。今の不倫みたいにせこくないですからね。 ま!不倫とはまったく違いますけれど・・・ 
一緒に日舞を習っていて、おさらい会の時に廊下にずら~っとお花や贈り物が並ぶのだけれど、その子のは桁違いだって大人が騒いでいたのを思い出す。 

テレビに出ている人を、あの人のお父さんてすごい政治家だったんだね。って言うと母は、あー!あの人はお妾さんの子でお父さんが有名だからお父さんの名前で出てるのよ。と、何人かの人を出していました。今思うとインターネットなんかなかった頃に、よく知っていましたこと 

と、思い出しましたが。。。これは、まぁ何というか・・・お妾さんのお話ではないです。あんまりあんまりなので思い出したってことなのです。

お父さんがなくなった時に、お赤飯の炊き方を知らないからと買ってお母さんの所に持って行ったら・・・お母さんの顔色が変わり怒りだした。

花火を打ち上げるとか、お赤飯や鯛の尾頭付きをを食べてやるというのはよく聞いたけれど、本当にしてしまったって話は初めて聞いた。
とにかく、このお話すごすぎます。 だ・か・ら どんどん読み進みました。

そうそう こちらの作家さん お化けが見えちゃうみたいですよ。   ちょっと読んでみよっと思って、図書館に予約中 楽しみっ!

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