ときどき森へ・・・sora日和

~ by 小春 ~

本・クラフト・エヴィング商會 「じつは、わたくしこういうものです」

2014-02-27 06:55:34 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        じつは、わたくしこういうものです (文春文庫)

 内容紹介
世間には知られていない、一風変わったふしぎな職業についた人々に光を当て、その仕事の詳細を聞いた「架空」のインタビュー集。ひょっとしたら世界のどこかに、あるかもしれない……、知られざる「わたくし」たちの物語。クラフト・エヴィング商會と、写真家・坂本真典氏が紡ぎだす「ひと」と「仕事」にまつわる19人の肖像。

 「月光密売人」「秒針音楽師」「果実勘定士」「三色巻紙配達人」「時間管理人」「チョッキ食堂」「沈黙先生」「選択士」「地暦測量士」「白シャツ工房」「バリトン・カフェ」「冷水塔守」「ひらめきランプ交換人」「二代目・アイロン・マスター」「コルク・レスキュー隊」「警鐘人」「哲学的白紙商」「シチュー当番」

えー・・・なにこれ・・・と読み始めたお話は・・・

月光密売人
あ、そっか・・・あっちは夜ですもんね。欲しいなぁ~

沈黙先生
子供たちの注目を本当に集めたいのなら・・・沈黙・・・ですか。
先生の話がすべて重要なことなんだと思ったりしたら・・・大変な事です。うん!

選択士
これはいいかな?わりとちゃっちゃか決められるから・・・でも、相棒には必要かな?えーまだ決まらないのー!私のいつもの台詞。フツー逆らしいけれど。

バリトン・カフェ
低いのが好きだけれど、低けりゃいいってもんじゃないのね・・・バスではだめなのね。バスとテノールに挟まって大変?

コルク・レスキュー隊
これは必要です。ポロポロ、ボロボロ、グシャグシャ・・・ だから絶対に手は出さないことにしています。
でもコルク・レスキュー隊が来てくだされば大変うれしく思います。ズボッとなっても茶漉し使わなくていいから・・・

シチュー当番
あー・・・これいい!本当にどこかにあるんじゃないかしら?探してみようか?冬眠図書館・・・なんて思った。なるほどそういう仕組みなのですね。
春夏も、もう忙しいってことはなくなっているけれど・・・いつもの図書館が・・・だったらいいのにと、妄想が始まっちゃったわ。

読み終わって・・・巻末に、「じつは、わたくし本当はこういうものです」とあり、本当のわたくしが・・・それぞれのお話に写真はのっているから、お顔を知っていれば はんはんとわかります。もっともお仕事柄存じ上げない方ばかりで、はんはんとわかったのは、小川洋子さんとフジモトマサルさんだけ・・・

楽しかったわぁ~~~


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