ときどき森へ・・・sora日和

~ by 小春 ~

本・小川洋子 「おとぎ話の忘れ物」

2012-05-17 06:46:19 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

         ([お]8-1)おとぎ話の忘れ物 (ポプラ文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
「何の遠慮もいりません。元々は忘れ物なのですから」。キャンディー屋の中に設えられた『忘れ物図書室』。部屋には世界中の不思議なおとぎ話たちが収められていた…。画家・樋上公実子のイラストをモチーフに、作家・小川洋子が紡ぎだした残酷で可憐な四編の物語。

 おとぎ話の忘れ物・・・どの町にも忘れ物保管室があり、根気よく探索すれば、必ずおとぎ話の忘れ物がみつかる。管理人は例外なく、耳の遠い老人。エロティックですてきなイラストが挟まっています。

ずきん倶楽部
抜け毛の入った紅茶、スプーンでよけて・・・
世界で一番有名なずきん。赤ずきんのずきん。えーーーっではなく、いーーーっ!? とても気味の悪いお話。

アリスという名前
アリスが蟻の巣・・・?誕生日プレゼントが蟻の巣観察セット。プレゼントしたパパは「アリスの中に蟻の巣ができるのは、しごく真っ当なことじゃないか」 怖い怖い! 

人魚宝石職人の一生
そう、人魚は女に決まっていると思っていた。いるんだ、深海に・・・
あーあーあーあー・・・とっ、取れないの? 

愛されすぎた白鳥
愛する白鳥に配達員の若者からもらったキャンディーをあげていたら、重くて沈んじゃった。ってお話。

と、まあ、残酷物語です。

画家・樋上公実子さんのあとがきに、「読みすすめると、想像をはるかに超えたお返事に、気絶しそうになりました。・・・」お届けした絵のお返事の文に・・・


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