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スペイン旅行を終えて①

2023年12月20日 | 教室の近況報告

 今年もあと10日となりました。
ここ数年同じことを書いている気がしますが、クリスマスイルミネーションとイチョウの紅葉とが同時に見える…という不思議な情景に、温暖化を痛感しますね

 14日、旅行を無事に終えて帰国しました 現地での旅行そのものはスムーズでしたが、今回は、往路も復路もフライトの遅延に難儀しました。こんなことは、本当に久しぶりでした。
 今回利用した航空会社はKLMオランダ航空だったので、行きも帰りもアムステルダムが起点となったわけですが、往路はアムステルダムまでは順調。ところが、そこからバルセロナへ移動する時、そのフライトが3時間も遅れ、バルセロナのホテルにチェックイン出来たのは夜中の2時でした いやいや、家を出てから、ホテルに入るまで26時間… 疲れ知らずの私でも、さすがにこの日は「疲労困憊」でした
 バルセロナ行きのフライトが3時間も遅れた理由は何だったか?
普通、「出発遅れ」と言うと、一番最初に思うのは、利用する機材の到着遅れだと思います。つまり、乗ろうとしている飛行機が、別の空港からその空港に到着していない、ということ。ところが!です。その日は、出発のゲートに行くと、ちゃんと機材はそこで待っていました。
 でも… そのフライトを飛ばすパイロットと、CA達がいない そうなのです。バルセロナに向かう便に乗る乗務員が、アムステルダムに到着していない、というのです… コロナがあり、世界中、様々な業種での「人手不足」は本当に深刻なのだなあ…とあらためてこんなところでも実感。
 夜の11時半。その便に乗る乗客は、すでに全員がゲート前に。そこに、少々疲労気味のパイロットやCA達が到着した時には、拍手が起こりました 
 アナウンスでは、しきりに「機内に乗ったら、コートを脱ぐ時間も惜しんで、とにかく着席してください。荷物は上に上げず、なるべく足元へ置いてください。少しでも早く、離陸しなければいけません」を繰り返されました。アムステルダムのスキポール空港は24時間体制の空港ですのでね。なぜ「そこまで離陸を急がないといけないのか?」がわかりませんでした。まあもちろん、バルセロナまでの2時間のフライトを思えば、私も1分でも早くに離陸はして欲しかったですが、「コートを脱ぐ時間も惜しんで」のアナウンスには笑えました。
 さすがに不思議に思い、離陸した後、CAにたずねてみると、「労働時間規約」の問題だったのだそうです。彼らは、バルセロナに向かう便の前にも他の便に乗務していたわけで、連続して常務できる勤務時間規定があり、出発の時点でその時間を越えてしまうと、飛べなくなってしまうという状況を招いたとか。なるほどね、と思いました。

 復路はね、マドリッドからアムステルダムへの便が朝6時発の便だったので、その日はホテルを3時に出発。またまた、ところが!です。
 成田に向かう便に乗り込み、今度は定刻発か、と思いきや… ドアも閉まり、あとは滑走へ移動を待つだけ、という態勢になってから、飛行機が動かない。出発便が多いので、待っているのだとばかり思っていたら、出発の定刻を15分過ぎて、やっとアナウンス。
「この機材にトラブルが見つかりました。原因を調べています。どのくらいかかるか、見込みの時間は何とも言えません。」と
 まあ、帰るだけですからね。私達は成田からの乗り継ぎがあるわけでもない。のんびりでも良いと言えば、良いのですが…です。
 そして、待つことプラス20分。「試しに、電気系統をすべてオフにするので、ご協力よろしくお願いします」のアナウンス。エンジンも電気も消えました。そして、またまた20分。
 でも、結局、最後のアナウンスは「この機材のトラブルは解決しませんでした。これから、会社にその旨連絡をして、別の機材を使えるように要請します」でした。
 ゲゲゲ 離陸を待つだけになっていた乗客全員、またまた荷物を持ってゲートに出て、別のゲートへ移動する… すでに積み込んだスーツケース等の預けた荷物を機材から出し、新しく用意されるであろう別の機材に積み込む… この一連の作業にどれだけ時間を要するのか???
 そもそも、すぐに成田に飛べる「同じ機材」が見つかるのか?満席だったことを思えば、同じ機材もしくはそれよりも大きな機材でなければ、積み残しの乗客が出てしまうことになる 頭の中で、たーくさんの不安がぐるぐると回りました。たった一つの「幸い」は、そこがアムステルダムで、KLMのお膝元であること。使える機材はあり、すぐに出発できるように支度もしやすいのではないか、ということ。
 まさに、そのたった一つの幸いは的中し、15分後にはアナウンスがあり、別の機材が見つかり、3時間遅れるが、成田には向かえる、とのこと。「不幸中の幸い」と思うしかありません とは言え、このトラブルある飛行機の中で静かに待った1時間あまり。本当に乗客がポライトで、穏やかな人ばかりだったことにKLMは感謝しないといけないよな、と思った次第です

 それにしても。
じつは、今回の往路復路のKLMのフライトどちらも、日本発着の路線であるにも関わらず、たった1人も日本人の乗務員、日本語が話せる乗務員が乗っていなかったこと… このことには驚かされました 日本発着の便で、日本語の理解できる乗務員が「0」だったことは、初めてのことだったのです。これもコロナの影響なのでしょうか… いずれにしても、そういう事情だったため、往路復路共、機内でのアナウンスは、常に英語とオランダ語だけ。正直、トラブルが発生したので、こういうことは「何だかなあ…」とは思いましたねえ。アムステルダム便でも、成田便でも、たまたま乗り合わせたご夫婦が、「今夜中にバルセロナには行けるのですか?」「どうしてこの飛行機は動かないで止まっているのですか?」とたずねられ、これこれ、しかじか…と説明をさせていただいたのですが、「わからない」ということがどれほど不安か 最低限の英語… それが旅行であっても、必須の時代になっているのかもしれません。
 いろいろなことを考えさせられました。

 …と、今日は「フライトのトラブル」のお話だけでおしまいにします。これだけでも、ちょっとした話題提供になりますか?
 でも、あまりにもつまらないのも残念ですので、写真を2枚、ご紹介しますね
1枚目は、バルセロナのサグラダ・ファミリア教会の真裏に2軒あったクリスマスの出店。そのうちの1軒の写真です。
 見づらいかもしれませんが…「ドライフルーツで作った諸々」を売るお店です。ドライフルーツをそのまま使ったクリスマスのリースや、星型、ハート型のワイヤー製の入れ物にドライフルーツを入れて作っったり。お店の前に立つと、柑橘系のドライフルーツの甘酸っぱい香りと、クローブなどのスパイスの香りもあって、本当に素敵でした
 

    

 2枚目は、デパ地下で撮った1枚。スペインは、オリーブの生産量世界一の国です。今回は、スペインの南部の観光地を巡ったので、バスで走っている間は、ほとんど「見渡す限りのオリーブの畑」でした。畑と言っても、オリーブは木ですので、人の背丈ほどのオリーブの木が、整然と並んでいるということです。そのほとんどはオリーブオイルに加工され、輸出されていますが、オイルに加工するばかりではなく、その実も様々に加工して食されているようです。オリーブは、オイルも実も、私は大好きです

    

 

 


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