クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

出願が始まりました

2019年08月30日 | 教室の近況報告

 いよいよ出願が始まりました まだ8月だと言うのに、もう始まったの?と思われる方もたくさんおいでになりますよね。
そうなんです 「えっ?この学校もインターネット出願になったの」と私もびっくりすることがあります。
 そういう時代になったのだ、ということではありますが、何でもかんでも「クリック一つで済ませられる」というのはどうなんだろう?と思ってしまうことも少なくありません・・・
 昨年の9月、ひょんなことから右ひざを痛め、階段の昇り降りや、歩くのさえも難儀に思えた期間には、インターネットのありがたさをあらためて実感しました そういう意味では、「クリック一つ」になって、助かる場合はたくさんあります。ただ、「何でもかんでも『楽』『容易』『便利』になること」が、人をルーズにしてしまったり、創意工夫や深く考えるチャンスを奪う場合も往々にしてありますね。それは、決して良いことではない、と私は考えています

 我が家の子ど達が小学生の頃は、学校のお友達のお家にお呼ばれした時などは大変でした もちろん、3年生くらいになればかなりたくさんの漢字も読めるようになり、駅の自動券売機の上に掲げられた路線図を見ても、「漢字で記載された駅名」がわかります。でも、1,2年生の頃は、そういうわけにはいきません。
 今は、定期券兼PASMOさえあれば、親がある程度の金額をチャージしておいてあげると、どこの駅で乗り換えても、どこの駅で降りても「タッチするだけ」ですものね 要するに、ほとんど頭を使わなくても良くなった、ということです。これはほんの一例で、本当に「万事に頭を使わなくても良い」というのは、良いことでしょうかねえ

 出願に関しても、学校に出向くことで「いよいよ」と感じたり、ほど良い緊張感を持ったり、学校に出向く時間で熱意の調整?をしたり・・・そういうことは、なし」です。もちろん、なかなかサイトに繋がらないというような、新たな苦労もあるにはあるのですが。

 まあ、そんなことは横に置いても。
今年の受験期も「スタート」です。どうぞどうぞ、みなさまの応援、よろしくお願いいたします 
私の持論「思いは伝わる」ということ。マナーズの先輩方からの応援ほど強力なものはありません 子ども達はみーんな、本当にがんばっています

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「セミ」のこえ

2019年08月20日 | その他

 お盆が終わり、暦と言う意味だけではなく、急に8月も終わりに近づいた気がします。
予告なく、10日をお休みいただき、大変失礼いたしました

 みなさまよくご存知の通り、私は毎月2泊3日で帰省をしています。ですから、「お盆の帰省」という特別なことではないのですが、やはり日本人なのですねえ・・・年末年始の帰省と、お盆の帰省は「特別」な気がします

 さてさて。
夏と言えば・・・思い出すものの一つに「セミのこえ」があると思います。
これを、もっと情緒ある、美しい日本語で表現すれば「蝉時雨(せみしぐれ)」となり、俳句では夏の季語となりますね
 その「セミのこえ」ですが、じつは、私の子どもの頃の記憶にある「セミのこえ」と、今私が日ごろ経験している「セミのこえ」とは、大きくちがうのですよ お父様お母様で、関西、四国、山陽、山陰、九州出身の方、東海の方もそうでしょうか・・・みなさんの記憶にある「セミのこえ」とはどんなものでしょう? 思い出してみていただけませんか?
 私の記憶にあるセミのこえは「シャンシャンシャンシャン・・・」というものです。
ここに書いた地域の方々が耳にしていた「セミのこえ」も、きっとこの「シャンシャンシャンシャン・・・」だと思うのです。

 セミのこえと言えば、当然のように「ミーンミンミンミンミン・・・」を思い浮かべますね。わかりますよ、だって私は今、その「ミーンミンミンミンミン・・・」を毎日、聞いていますから 
(出身地がどうのこうの、シャンシャンとかミンミンとか、いったい何が言いたい訳?!というイラついた声が飛んできそうです、ごめんなさい。早く言いたいことを書きますね)

 「シャンシャンシャンシャン・・・」と鳴くのは、クマゼミ。
 「ミーンミンミンミンミン・・・」と鳴くのは、アブラゼミ。「ミーン、ミーン、ミーン・・・」と鳴くのは、ミンミンゼミ。

 クマゼミには、生態系での「北限」があるのです。
地球温暖化の影響で、ここ4,5年は、クマゼミの北限がだんだんと日本列島の北側に上がってきていて、今では時には上越や関東の南部でも「シャンシャンシャン」の声が聞こえることもあるそうです。(今日は、地球温暖化の話がしたいわけではなく、「セミのこえ」のお話がしたいので、話を元に戻します)
 この北限が、東海地方あたりだということで、大阪育ちの私のセミのこえの記憶は、「クマゼミ」のこえだったのですね。もちろん、「記憶の中のこえ」ということではなく、今回の帰省でも、聞こえていたのは「クマゼミのこえ」でした。

 大阪は南北に細長い小さな県(府)です。西はすぐに大阪湾ですし、東は生駒山系、金剛山、葛城山系となって、山にぶち当たる・・・そんな地形なので、町全体が狭く、中心部は本当に緑の少ないところです。でも、そんなところでも、1本でも木があればセミはいます
 今回のお盆の帰省の折、母と実家の近所を歩きながら、この「セミのこえ」の話をしました。聞こえていたのは、もちろん「シャンシャンシャンシャン・・・」 私の母も和歌山生まれですので、このクマゼミの声が夏の記憶だと話していました。
 そして、お盆の時期になると、木の下に落ちているセミの亡骸 実際には、まだまだとても暑くても、セミの亡骸を目にすると、夏の終わりを感じます。そこに落ちていた亡骸は、「大きさで言えば7センチほど。大きな黒い頭部で、透き通った羽。羽の脈は薄緑色をしたクマゼミ」でした。

 帰省から東京に戻った翌日。
窓を開けると、聞こえてきましたよ、夏の風物詩、蝉時雨が・・・ 「ミーンミンミンミンミン・・・」

 

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