クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

小さな喜び、感謝を積み上げる

2021年05月30日 | みなさまにお願い

 緊急事態宣言が延長されることになりました
ある程度は想像していたこと、ではありませんか?私は、そうです
 すでに1年を経過したこの患難の中、もろもろが「中止」「延期」「閉鎖」ばかりで、そういう状況に気持ちがどんどん疲弊してきていますね 最初の頃は「そりゃあそうよね」と思えたことが、今では「まだやるの?」「いったいいつまで続くの?」「もう限界」等々、少しずつ不平や不満が湧いてきたり、不平不満とまではいかなくとも、「もっと別のやり方があるんじゃないの?(私はわかんないけど・・・)」のような、すんなりと納得の思いになれない気分がふつふつと・・・かもしれません。
 朝、昼、夕方、とテレビをつけても、情報番組では司会者もコメンテーターも、総じて「なんだかおかしいですよねえ」とか「もっと良い方法でないと・・・」とか「これじゃあ、納得はいかないですね」等々、マイナスの意見ばかりが渦巻いています。
 私は、この「患難そのもの」にではなく、そういう「マイナスの意見の洪水」を耳にすることに疲れてきています。

 人々に美味しいものを常に提供してくださっていたお店。そういうお店を、陰で支えていた職種の方々等々、本当の意味で「苦しい」思いをされている方々が大勢、大勢おいでになります 今まで真っ当に生きてきたそういう人達が、長期の休業を余儀なくされ、今後仕事を続けること、従業員や家族を養うことなどにも苦慮されている・・・そういう方々の不平や不満は本当によく理解できますし、何とかそういう方々を救済する良い策を講じて欲しいものだ、とは考えます
 でも、そういう本当の意味での「切実な問題」とまではいかないような、あくまでも不平的、不満的な思いは、持ってはいけないのでは?と感じるのです。負の連鎖とでも言うのでしょうか・・・マイナスは新たなマイナスを呼び、それが繰り返されると、一層、どんどん負が増幅増大していく
 そういう状況を自ら作り出し、その中に浸かってしまうのはとっても残念ですし、不幸だと思えてなりません・・・

 東京や神奈川だけ、関東だけ、本州だけ、日本だけで起こってることではありません。アジアだけでもない。地球上のすべての国々が、このコロナ禍にあります。
 私達よりも、もっともっとひどい状況の中にある人達だって、本当にたくさんたくさんいますよね。
いや、私達の中にだって、信じられない状況の中で過ごしている医療関係者の方々だっておられます。
 もうかなり時間は経過しましたが・・・マナーズの卒業生の、ご両親揃って医療関係者というご家庭に、久しぶりにメールをしたことがありました。この患難が始まって以降、ずっとそのご家族のことが気になっていて、何とかエールを送りたいという思いからでしたが、メールをすること自体が「お気楽な行為」に思えてしまい、長い間考えた末、言葉を選び選びメールをしました。そして、もちろん返信は不要です、と書き添えて しばらくすると、お父様からお返事が来ました。すぐに返信できなかったことを詫びてくださり、その後はご家族の状況、パパやママの状況をお知らせくださいました。
 テレビの報道番組やニュースで観る医療現場も、決して「ドラマ」のように観ていたわけではありません。けれど、よくよく存じ上げているお父様が、医師として毎日を過ごしているその生活の様子は、私の想像を絶するもの。そして、そのご両親と共に暮らすまだまだ幼い子ども達の生活も、少なくとも「私の暮らし」とはかけ離れた、信じがたい暮らしでした。
 お父様がメールの最後に、さらりと書かれていたこと。「子ども達も長い間、一度も外食をしていません」
 私はこの一文を読んだ時、後ろから殴られたような気分になりました
人との接触や消毒や諸々、都や政府の決められたことを守り、注意をしながらも、私はその時点ですでに、個食や夫婦食とは言え、何度も何度も外食をしていましたし、教室からの帰り、日吉のマックやミスタードーナツは、楽しそうな親子がいつもたくさんいます。

 このご時世です。
確かに、不便も理不尽もたくさんあります。でも、不便や理不尽を重々承知で、苦渋の選択で決められたことなのでしょう。良かれと思って決めたことが、結果的にうまくいかなかったり、全員には受け入れてもらえないこと、なのでしょう。それでも、悪意を持って決められたことなど一つもない・・・

 私は、一日でも早く、既往症のある働き盛りの人達にワクチン接種の順番がやってくるようにと祈って過ごしていますが、まだ高齢者も終わっていない状況ですものね 静かに待つしかありません。


 「自分の身の回りの、小さなことに「ふっ」と表情が緩み、ささやかな喜びを感じる
 「ああ、こんなステキなことが私に起こった。ありがたいな、と感謝する


 こんな心のセンサーを、今こそ磨きあげる時ではないか、と私は考えています。そういう人が一人増え、二人増え・・・そうなればいいなあ、と思います。
 
 

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宝石のブログ開設

2021年05月20日 | 楽しいお話し

 今年の梅雨入りは早そうです
コロナ禍にあって、すべてのことにジタバタしている間に、季節だけはどんどんシラーっと移ろい、週末が来るたびに「え?もう1週間が終わり」と冷や汗をかく思いです。

 さて。
以前からこのブログで「ジュエリーのちょっとしたお話」を話題にすると、楽しかったと喜んでくださる方がおいでになり、私はとってもうれしかったのものです
 もちろん、子育てに関する話題や、アドバイスをメインにしたほうが真っ当であり、「ためになった」と言っていただけるのでしょうが、私はある意味「子育ての極意とは、少し立ち止まって、子どもから目を離すこと」だと考えるようになっています。
 私自身が子育て真っ最中の頃は、自画自賛的に「私は四六時中、子どものことを考えています」みたいに日々を送っていたのですが、今振り返ってみると、そういう感じでいた頃、いた時は、直面していた問題はあまり解決もせず、孤軍奮闘の疲労困憊・・・だったような
 「私、がんばってます」みたいな状態は、結果的に自分で自分の首を絞めることにも成りかねない

 ・・・ということで。
実際に時間をとっての息抜きと、心の息抜きこそが、上手な子育てのコツ、のように思うのですよね、今は
 そんな時間になるように・・・と、ジュエリーのお話などを書かせていただいておりました。本当ですよ、後付けの言い訳じゃないですよ、はっはっは。
 ただね、息抜きの時間のためだけではなく、実際にジュエリーや宝石には「たくさんのお話」があります。ジュエリーや宝石のことだけではなく、当然「知る」という行為そのものが自分を高め、輝かせることです。それがキラキラキラリンの宝石の話題となれば、一層、輝けるのでは、フフフ

 新しいブログは「ジュエリーでコーヒーブレイク!」
今まで、「クラブマナーズ・ニュース」の中で触れた宝石のお話なども、もっと詳しく、読み物として楽しく読んでいただけるように、好き勝手に書いていきたいと思います すでにダイヤモンドについて、2日に分けて書いていますよ。きっと「へえ、そうなのね」と楽しんでいただけると思いますよ。
 じつは、私は「まどか先生」の名刺と、ジュエリー・マナーズの名刺、2つの名刺を持ち歩いています。なかなか、みなさんに手渡すことのない「ジュエリー・マナーズ」の名刺なので、今日は新しいブログ開設のお知らせと共に、その名刺の裏に書いた一文を敢えてご紹介させてくださいね。

子育てに、仕事に、日々奔走する女性達が「本当に良いもの」に触れ、こだわりを持って装う・・・
 そして、鏡に映った凛とした自分を眺め、微笑む。
 こんな小さな喜びの積み重ねが、平凡な暮らしを、自分自身を、豊かに変身させる! 
 世の中のすべてのお母様達が、女性達が、いつも笑顔で輝けますように・・・ 

 そんな私の強い思いから「ジュエリーマナーズ」は誕生しました。

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ちょっと「内緒」のお話

2021年05月10日 | その他

 GWも終わりましたね。去年のGW中は、東京もまさに「死んだような町」で、テレビをつけるとニュースではロックダウンされ、医療崩壊しているヨーロッパの国々の様子が盛んに流れていました 確かに緊急事態宣言下にはあったものの、野戦病院のようになっているテレビの中の映像は「遠い国の出来事」として目に映っていた・・・あれから1年。あの映像と日本の医療現場とは、それほど大きな違いがないようです。悪夢ですね・・・一日も早く、若い人達のワクチン接種が始まりますように

 さて、今日はちょっと「内緒」のお話を。
なーんて、内緒と言いながらも、その内緒をここに書くだけで、すでに「内緒」ではなくなっているのですが、はっはっは
 あのね、今日、私の「部分義歯」が出来上がりました 義歯、そう、入れ歯です。
私は40歳台までに、上下4本の親知らずを抜いてしまっています。今回の部分義歯というのは、歯科的に言えば「右下の6番と7番」に当たる歯です。


 私の両親は、まーーーーったく歯や歯磨きに頓着しない人でした。ですので、お恥ずかしながら私は結婚するまで、「夜の歯磨き」の習慣はゼロ。
 子どもの頃は、ひどい日は朝も慌ただしくて歯を磨かずに登校する・・・なんてことさえありましたが、それでも親に叱られることはありませんでした そんなふうに親のせいにするのは良くはありませんが(亡くなった人に口はありませんからね)、私が小学校時代の1960年代は、そろそろ日本でもかなり本格的に「歯を大切にする」という習慣が当然の教育、家庭での躾の一部として定着してきつつある時代だったのですが、私の家庭は完全な外野のようでした
 それでも、不思議なのですよ。父方の叔父や叔母は、ろくに子どもの頃から(多分、今でも)歯磨きもしていないのに、虫歯一つなく、歯周病でもありません 残念ながら、父は50代になると酷い歯周病となり、すべての歯を失って総入れ歯になっていましたが、どうも私は父の遺伝子を受け継いだようで・・・
 ちなみに、私の母も歯磨きは朝1回だけ。それも10秒程度の歯磨き。それでも、なくなる89歳まですべて自分の歯だったのです。ということで、私がもし母に似れば、子どもの頃にまともな歯磨きの習慣が無くても、母同様、良い歯質だったのでしょうが、幸か不幸か父親似です。
 40代、私が大の仲良しの歯科医、Mちゃんの本気の叱咤激励と時間をかけた最先端の治療が無ければ、父と同じように、今の私は「総入れ歯」だったことでしょう

 当時、仲良しMちゃんは、まだ大学病院に勤務。現在は、マナーズの教室の目と鼻の先で開業医として活躍されていますが、私の40代の頃は大学で教鞭をとりながら、歯根治療の専門家として多くの患者さん達を診ていた先生で、私も患者の一人となりました。
 その後、私は1本の歯も失うことなく、あの手この手の根気強い歯根治療、様々な歯科手術で歯周病を克服。私自身がドクターMちゃんの門前の小僧として、歯についてはたくさんを学ばせていただき、その結果、それまでとは対極のように歯を愛しみ、大事にしています
 でも、とうとう先月、右下の一番奥の歯が欠け、翌日にはポロリと取れてしまったのです ポロリと取れた部分はセラミック製の歯で、私の歯は根っこ(歯根)だけとなって、そのセラミックの歯を支えていたのです。20年ほど前、あまりにひどい歯周病でボロボロんになった歯肉や骨に負担をかけないために、と歯根を2つに分ける手術。私のその歯は根っこだけとなり、満身創痍になりながらも、20年間もがんばって働いてくれていたわけです。言ってみれば、「ポロリと取れた」というのは、骨で例えれば疲労骨折、でしょうかね。
 Mちゃんのご主人様は、大学病院の補綴科(ほてつか)で同じく勤務をされていた義歯のオーソリティー Mr.&Mrs.Mの協議の結果、私には「部分義歯かインプラントか」の選択肢がありましたが、私はいろいろと思うところあり、部分義歯を選んだ、という訳です。

 Mちゃんのダンナ様先生は、たとえ「部分」であったとしても「入れ歯」と聞くと私が大いにショックを受けると考え、とても気を遣ってお話をしてくださいましたが、確かに「おー、そうかあ。もう私の歯を救う手は、もう入れ歯とインプラントしか残っていないのかあ・・・」と思うと、本当に子どもの頃からの後悔先に立たず、でした。
 でも、10年前、私が暮らしの不便さを回避すべく、常時、遠近両用のメガネをかけることを決めた時も、メガネを鬱陶しいものとして感じるのではなく、新しいオシャレアイテムとして大喜びしたように、今日からは私の大事な「体の一部」となった部分義歯とも仲良くやっていこうと思います
 今日、歯科医の帰りに、オシャレなタッパー状の容器を買ってきました 夜に部分義歯を取り外し、保管しておくための小さな容器です。メガネのように「楽しむ」ことは出来ませんが、毎日夜には労を労い、大切にします
 帰り際、Mちゃんに「どう?まだ違和感あるでしょう?ぼちぼち慣れていってね」と言ってくれたので、「いやいや、私の大事な『歯』だからね。今度、教室で見せちゃおうかな」と大真面目で言うと、「それは悪趣味だから、止めたほうが良いよー」と苦笑されました。じゃあ、見せない代わりに書いちゃおう・・・と、このブログになりました

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