クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

7ケ月ぶりの帰省

2021年06月30日 | その他

 緊急事態宣言が解かれたからといって、ちっともホッとした気分になったわけではなく、一向に減少していかない感染者数を見るたびにタメイキばかりです
 それなりにワクチン接種者も増えているのに、どうしてなのでしょうね・・・このままでオリンピックに突入となると、やはり心のどこかで「チクチク」する思いが残ります。

 私は先週、7ケ月ぶりに帰省をしてきました もう親が待っているわけではない郷里に行くのも「帰省」というのでしょうかねえ・・・
 昨年の11月に母が亡くなって以降、1度だけ帰省をしましたが、その時はまだ「すべき事務的なこと」がたくさんあって、バタバタとお役所等をまわっただけ。慌ただしく用を済ませて帰京。その後、まさか7か月間も帰省が出来ないなどとは想像もしていませんでした。
 梅雨という時期ですので、大好きな富士山も見えず・・・何となく、車窓からの景色も違って見えるような気がしました。何より驚いたことは、新大阪駅構内のお店が閉まっていたり、変わっていたり。長引くコロナの影響は、本当に様々なところにあるのだなあ、と実感しました

 私の実家は、新大阪駅からタクシーで10分足らず。町のど真ん中にあるマンションです。毎回、帰省をすると、私は34階の窓から見える景色にため息をつき、母のほうを振り返って「お母さん、ほんまにキレイやね・・・」の言葉を繰り返し、そのたびに母は笑顔で「ほんまに、ほんまに」と言う・・・これがお決まりのセレモニーのようでした
 今回、初めて「ああ、この景色を見ても、キレイやね!という相手はいないんだなあ・・・」と悲しくなりました。

 丸2日間、がんばって家を片付け、戻ってきました。まだまだ続きます。次は8月のお盆の頃でしょうかね。今回、家を片付けながらしみじみと思ったことは、「家も生きているのだなあ・・・」ということ。生きている、という表現は正しくはありませんが、何というのでしょうか、主のいなくなった家、誰も住んでいない家は、もはや家ではなく、単なる箱?のように感じてしまったものです
 家の片付けも進んでいけば、帰省の回数もぐんと減り、そのうちに、生まれ育った町も、遠く感じるようになっていくのでしょうね。
 なんだか、複雑な心境で過ごした3日間でした。

        

「サマージュエリーフェア」のご案内 

 開催日:7月9日(金)、11日(日)、16日(金)、18日(日)、25日(日)
 時間: 午前10時30分 ~ 午後6時 まで

 開催日:7月10日(土)、17日(土)、24日(土)
 時間: 午後1時30分 ~ 午後6時 まで

 会場:「ガレリア UCHIHARA」地下2階ホール 港区六本木7-2-7 (アクセス)

お目にかかれること、楽しみにしておりま~す

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「サマージュエリーフェア」のご案内と歯医者さんのお話?!

2021年06月21日 | 楽しいお話し

 キャー、一日アップが遅れました 大変失礼いたしました
体調が悪い訳でも、何か問題が生じたわけでもありません。今日、ご案内をするジュエリーフェアの日程的な段取りの調整が昨日に間に合わなかった、という理由です 

 5月20日のクラブマナーズ・ニュースでご紹介した通り、ジュエリーに関するブログを開設いたしました。「ジュエリーでコーヒーブレイク!」は、不定期に書いているので、気持ちばかりが先走り、なかなか一気にたくさんのトピックスを書き加えていくことは難しい状況ですが、読み物として楽しいジュエリーにまつわる話題を少しでもたくさん提供したいと思っています
 でも、基本的には、私にとっては「ジュエリーマナーズ」の延長線上にあるブログ。出来れば、みなさまに読んでいただければうれしいです ジュエリー、宝石については、知れば知るほど「おもしろいこと」「興味深いこと」がたくさんあるのですよ。

 今日は、ちょっとこんなことをお話しましょう。宝石だけのことを語ると「私は興味がない」と思われてしまう方もおいでになると思うので、少し違う観点からお話を始めますね
 みなさんには「行きつけの歯医者さん」はおありでしょうか?
お子さん達が小さい頃は、何かと言えば「歯医者さん」のお世話になることも多いので、きっと「いきつけ」はおありのことと思います。
 では、その行きつけの歯医者さんの「本当のご専門」はご存知ですか?
歯科だけではなく、開業医の場合には、看板の診療科目の上位にくるのが、大抵がそのドクターの専門、専攻された科目、であることが多いですね。
 また、週に数回、専門医が助っ人に来られて、開業されているドクターとは違う診療科目を診られることもありますが、もしたった一人で切り盛りされているとしたら、診療科目の後ろにいけばいくほど、専門分野からは遠くなる、と理解するのが良いでしょう。

 でも、歯医者さんの場合には、私達の多くは、そもそも、診療科目が細かく分かれているということを知らない場合も多い、です
 確かに「小児歯科」と敢えて「小児」を打ち出されている場合には、間違いなくその先生は「小児歯科」を勉強され、それを専門とされた先生だと思います。
 でもね、実際には、歯科は大別すれば2つ、「保存科と補綴科(むずかしい漢字ですね、ほてつ、と読みます)」。歯の治療をすることが専門の科と、義歯(入れ歯や部分入れ歯)など、そういうものを専門にする科です。
 こんなふうに言えば、「あ、口腔外科って書いてあるのを見たことがある」とか「美容歯科ってのも美容整形の病院に書いてあった」「矯正歯科もわかるなあ」というような方もおいでになるでしょうね。ただ、こういうものは「かなり普通の歯医者さん」とは違う方向にあるので、横に置いて話すとして・・・ 前出の「保存科」の中でも、歯周病(歯槽膿漏)を中心に学んだドクター、歯の根っこの治療を中心に学んだドクター、虫歯の治療や予防を中心に学んだドクター、等々、かなり違ったことを専門にしているドクターも、開業されると「すべての分野」を総合的に診られることになります。
 比較的、悪くなった歯は抜いて、別のことを考えようとする先生もおいでになれば、とにかく最後の最後まで根っこだけでも歯を残そうとされる先生もおいでになる・・・これは、その先生が学ばれた「専門分野」によって大きく違ってくる、ということなのです。
 なかなか、そこまで理解して、「かかりつけの歯医者さん」を決める方も少ないとは思いますが、でも、本当はかなり大事なこと、なのですよねえ

 とまあ、ここまでは歯医者さんのお話でした。
そして、一気にビヨ~~~ンと宝石のお話に行きますが・・・歯医者さんでもお話をしたように、実際には宝石屋さん、宝石の工房も、「何が得意か?」があるのですよ。
  金やプラチナなど、金属を中心とするジュエリーのデザイン、加工が得意で、技術も高いところ
  ダイヤモンドジュエリーを多く扱い、デザインや加工が得意なところ
  ルビーやサファイヤ、エメラルドのような「色石」と呼ばれるジュエリーが得意なところ

 金属加工が得意なところで、ダイヤモンドや色石を求めようとすると、値段も高くなるし、デザイン性も低くなる・・・仕方がありませんね。理系の人に、古典を解け!と言っているようなものですから
 ダイヤモンドに強いところに、「やっぱり日本では正式な場所では『真珠』でしょうか?」などと、パールジュエリーの相談し、買い求めるのも違います。「ついで」に置いているものを買い求めるのは残念。
 世界中から集まる「色石」が自慢のところで、ダイヤモンドジュエリーを中心に探すのも???フレンチのお店で、美味しいピッツァを焼いてください、と言うようなもの

 ふふふ、ちょっと楽しんでいただけましたか?
それでは、「サマージュエリーフェア」のご案内をいたしましょう

 開催日:7月9日(金)、11日(日)、16日(金)、18日(日)、25日(日)
 時間: 午前10時30分 ~ 午後6時 まで

 開催日:7月10日(土)、17日(土)、24日(土)
 時間: 午後1時30分 ~ 午後6時 まで

 会場:「ガレリア UCHIHARA」地下2階ホール 港区六本木7-2-7 (アクセス)

 サマージュエリーフェアでは、金属加工もダイヤモンドも色石も、すべて、得意な工房、企業が出展します。やっと緊急事態宣言も終わりました。どうぞ、目のご馳走を楽しんでくださいね
 ご都合の良い日、時間がお決まりになりましたら、メールにてお知らせください。会場でご一緒できることを、楽しみにしておりま~す

 

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良妻賢母、を目指していた私

2021年06月10日 | 楽しいお話し

 果たして「良妻賢母」という言葉は、今の世の中に存在しているのかどうかも定かではありません・・・ すべての人々がそれぞれの立場に大きく左右されることなく、平等で、幸せであること、が最も大切である、と言われる今日。まさに、その通りですね。誰もが「自分は幸せである」と感じ、毎日を過ごせることは、何と尊いことでしょう
 その思いは一旦横に置いて。最近、私はよく考えることがあります。
我が家では、3作ほど前から、NHKの朝の連続テレビ小説を録画し、夜、主人と一緒に観ています。今回、高校を卒業し、一旦目指した道、大学受験に失敗した女の子が、「いったい自分は、本当はどう生きたいのだろうか?」と考え、悩む、というのが、番組がスタートして半月のテーマです
 震災という大きな伏線もありますが、若い女の子が「自分を見つめ」て、真面目であるが故に悩み、苦しむ・・・
 私はこのドラマを観ていて、気づかされたことがあったのです それは、私は昔、至極真面目な女の子ではありましたが、たった一度も「私は何になりたいのか?」「私はどう生きたいのか?」という大きなテーマに悩んだ経験がない、ということ
 こんなことを言うと、今を生きる「至極真面目な女の子」は、きっと私のことを能天気な子、もしくは、かなり浅はかなバカな子、と思うことでしょうね。

 いやいや、違うのですよ。
私が目指していたもの、それは「良妻賢母」でした
幸いなことに、私の両親が私に求めていたものが「それ」であり、その願いを持って毎日、満足して母校に通い、ほぼ同じ意識を持った友人達と一緒に青春時代を生きていました
 私の母校で一緒に学んだ友人達の中には、音楽家になりたいと音大に進んだ子、芸術家になりたいと美大に進んだ子、ダラダラと?!一貫校で過ごしたくないからと他大学の受験を目指した子もそれなりにはいましたが、音大、美大以外に受験した子から「私は○○を目指したくなったので、○○大学を受験する」と聞いてこともなかったので、たぶん、そういう子達は、一貫校生活を緩い、自分を甘やかしていると感じ、受験を選んだのだろうなあ、と私は理解していました

 良妻賢母。死語かもしれませんが・・・なかなか目指すのは骨の折れること、と私は大真面目に考えていました
 夫が外国の客人をもてなす時のためには、妻はマダムとして外国語の習得は必須でしたし、家族に喜んでもらうため、客人に喜んでもらうためには料理は上手でなければなりません。夫や子どもが季節を感じ、潤いのある暮らしをするためには、花道もフラワーアレンジメントにもたしなみは必要ですし、茶道に関しては、夫がそれなりの地位になれば、そんなたしなみが必要とされる席もあるでしょうから、最低限は経験しておかなければなりません。何よりも日本の大切な文化であり、千利休が活躍した堺で生まれ育った私ですからね。家族のために、時には手作りのセーターも喜んでもらえるでしょうし、子どものお稽古バッグに可愛い刺繍は必須、でしょう?
 一般常識として、さまざまな方面の雑学は、話題提供、話術のうちの一つ。
 ・・・とまあ、こんなふうに考えていくと、多方面で知識を習得したり、技を磨いたり、をしなくてはなりません。そういう毎日は、私にとって、何らかのスペシャリストになる以上に「大変なものを目指している感」を感じさせ、充実していたのでした。
 そういう若い時代を送られたことは、私は本当に幸せだったのだなあ、と感じました

 でもね、そんな私が、さすがに「私は、ちょっとおかしいのかな?」と思ってしまう機会がありました。それは、大学1年時、カナダとのボーダーに近いニューヨーク州の小さな町に短期留学をした時、そして、18か国から同年代の若者達が集まり、3週間をテキサス州やコロラド州、オクラホマ州で過ごした国際ユースキャンプでのこと・・・
「大学では何を専攻しているの?卒業したら、あなたは何になりたいの?」というお決まりの質問に、私は満面の笑顔で「I'm going to get married! And I want to be a mother!」と答えた時。
 その場は一瞬、「???」の空気に包まれ、「What?Sorry, say it again,please.」とキツネにつままれたような表情で、言わせてしまう・・・

 当時の私は、その空気の理由が全く理解できませんでした。
その理由を、何となく理解し始めたのは、夫と結婚し、夫の友人である女友達のそれぞれの生き方を身近に知った頃から、でした
 初めて知った世界・・・その頃から、数年間は、私の過ごした「狭い世界」を恨んだこともありました。もし、私が違う環境で育っていれば、全然違う人生があったかもしれない・・・と。

 でも、私の母は、バリバリ働く女性でしたが、立派な妻であり母でしたし、私の友人のママ達も、ほぼ同じような境遇で、夫の会社を手伝うという形で、皆、仕事を持ちつつ、母業も妻業もしっかりとしていた人達でした。
 そういう環境の中で過ごしたことは、今の私にとっては誇りです。まあでも、きっと次に生まれてきた時には、「I'm going to get married! And I want to be a mother!」とは答えない人生を歩みたい、と思います
  そして、高校に入った頃からは、「私はどう生きたいのだろうか?」と真剣に悩み、受験勉強に励む学校生活を送りたいと夢見ています

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